小うつな人・ケアマネな人、を応援する日記

小うつな方・ケアマネな方、どっちでもある方のために捧げる、ネタのたわごとです。めざそう癒し人!?

傷ついた癒し人=wounded heder

2009-08-14 18:35:32 | 日記
傷ついた癒し人=wounded heder

山城新伍さんが、東京都町田市の特別養護老人ホーム(詳細不明)にて亡くなられたそうです。私の子どもの頃は、俳優というよりはバラエティの司会のおっさんという印象でした。ご冥福をお祈りいたします。70歳で逝去…早いかな…と思いますが、糖尿病だったとのことで、様態悪化、なのでしょうね。
山城さん、特養での生活は楽しかったかな…家族(元?)も面会に来なかったとか。


小うつな人・ケアマネな人は、たいてい、傷ついていると思います。たぶん。そうでない方もおられるかもしれません。

傷ついているからこそ、他者に対して癒すことが出来る、という話があります。私の知っているものは、3つ。全て別ルートから聞いたものです。

1つめは、古代ギリシャで「傷ついたものが、また、癒す」という言葉があるそうです。
2つめは、ヘンリー・ナウエンという人が「傷ついた癒し人」という本を書いています。「傷ついた人のみが、傷ついた人の癒し人」ということです。
3つめは、T.S.エリオットという詩人が以下のような詩を書いています。

 傷ついた外科医がメスをあてると
 そのメスは患部を探る(以下略)

もしかすると、これらの出所?は同じかもしれません。また、人間は、この世に発生したときから、病に対峙してきたと思います。
情報氾濫していなかったかつての世界では、病はおそらく「わけのわからないもの」であり、それを知っている・治療方法を知っているのは、体験した人(長老とか?)だったと思います。そうであるならば、「癒すことが出来るのは、傷ついた経験のあるもの」であると考えられます。

現代でも、治療できない病は、数多いですものね。その中で、医療の進歩は、確かに絶賛することができますが、医療が万能ではないことも、私達の、頭の片隅に置いとく事はできる、と思います。

小うつな人は、他者に対して、優しく接したり、同じ悩みを抱えている人の力になれると思います。
また、ケアマネな人は、自らが受けた辛さや苦しさを想像力として、利用者に関わることで、その人の抱えている辛さや苦しさに共感できる…と考えられます。でも、ケアマネな人は「共感した後は癒されたい」ですね。何らかの方法により。

真の意味で「癒す」ことができるのは、「(うつや苦しみなどを)克服したものが、できる」という考え方もあるようです。
いわれてみると、ユングは精神的にヘコんだ時期があったようです。また、あらゆる芸術家・芸能人にうつな人が多いのも、わりと知られていることと思います。これを考えると…うつや苦しみを抱えたままでも、人と関わることはできるでしょう。
でも、もう一歩(なのか百歩なのかはわかりませんが)踏み込んで他者を「癒す」ためには「自らうつや苦しみを克服する」ことが必要なのかもしれません。

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