スイスが挙げた2ゴールが両チームの違いを浮き彫りにした。
身体能力ではトーゴにどうしても劣るスイスは、複数の選手が連動した動きをすることでゴールネットを揺らした。
先ずは先制点。左サイドでマニャンが突破からクロスをファーサイドへと上げる。フリーで走り込んできたバルネッタが右から内へとダイレクトで折り返す。そのボールをフレイがプッシュ。
次に2点目。マニャンが左からオーバーラップを仕掛け、途中投入のルストネッリへボールを渡す。ドリブルで縦へと突っかけ、DFの意識を自分へと向けさせたルストネッリは右サイドへと横パスを通す。これに反応したのはバルネッタ。後方から走り込みサイドネットへと突き刺した。
ゴール前では必ず2人以上が絡んでシュートまで持ち込んだスイスは、好機を数多く作り2ゴールを叩き出した。
片やトーゴはカデルとアデバヨールの2人でゴール前に迫るだけ。中盤の選手も攻撃参加はしたが単調なクロスと、精度の乏しいミドルシュートを放って満足していただけだった。周囲を巧く利用してチームで崩そうとする意識は薄かった。
トーゴの個の力は確かに高いレベルにあったが、センデロスとミュラーのセンターバックに加えてボランチのフォーゲルが加わったスイスの守備組織は規律が取れており、個を凌駕していた。
個々人の能力を比較したらチェコから金星を獲得したガーナとトーゴはおそらく差はない。が、ゴールに至るまでの過程においてチームで状況を打開しようとする力はガーナの方が優っている。だから、チェコを終始、圧倒して完勝できたのだ。
アデバヨールがPボックス内で倒されるもPKを取ってもらえなかったアンラッキーや、センデロスのクリアーミスからドセビが放ったシュートが枠を外れるなど、逸機したことも痛かったが、3人目の動きが乏しかったことが敗因となった。
突出した個をスイスに封じられたトーゴは2連敗を喫し、グループリーグ敗退が決した。ボーナス未払い問題でフィスター監督が辞任を申し出、即撤回をしたと思ったら、今度は選手達が試合をボイコットしようとするなど、ある意味大会を賑わわせたが、それは全てピッチ外での出来事だった。
旧宗主国フランスとの最終戦では、歴史的なワールドカップ初勝利を手にして再出発の原動力として欲しいところ。
2順目を終えた時点で韓国を得失点差で上回り首位に立ったスイス。2戦連続して相手を完封した守備陣は安定感抜群であり、フォーゲルをアンカーに据えた中盤の活動量も申し分がない。特に右サイドのバルネッタは若さを余すところなくピッチで表現している。エースのフレイが得点を決めたことは心強く、途中投入のベテラン、ハカン・ヤキンが攻撃にアクセントを付けられることが分かったことは小さくない。
最終戦では韓国とドロー以上ならば突破を果たせる。まだ、数試合、戦いぶりを拝ませてもらいたい。そんな気持ちにさせられるチームである。取りこぼしをしないことを祈る。
ドイツW杯グループG スイス2―0トーゴ ドルトムント
〈スイス〉GKスベルビューラー、DFマニャン、ミュラー、センデロス、デゲン、MFフォーゲル、カバナス(→シュトレラー)、ビッキー、バルネッタ、FWフレイ(→ルストリネッリ)、ギガックス(→ハカン・ヤキン)
〈トーゴ〉GKアガサ、DFフォルソン、チャンガイ、ニボンベイ、トゥーレ、MFアグボ(→サリフ)、ママム(→マルメ)、ドセビ(→セナヤ)、ロマノ、FWアデバヨール、カデル
身体能力ではトーゴにどうしても劣るスイスは、複数の選手が連動した動きをすることでゴールネットを揺らした。
先ずは先制点。左サイドでマニャンが突破からクロスをファーサイドへと上げる。フリーで走り込んできたバルネッタが右から内へとダイレクトで折り返す。そのボールをフレイがプッシュ。
次に2点目。マニャンが左からオーバーラップを仕掛け、途中投入のルストネッリへボールを渡す。ドリブルで縦へと突っかけ、DFの意識を自分へと向けさせたルストネッリは右サイドへと横パスを通す。これに反応したのはバルネッタ。後方から走り込みサイドネットへと突き刺した。
ゴール前では必ず2人以上が絡んでシュートまで持ち込んだスイスは、好機を数多く作り2ゴールを叩き出した。
片やトーゴはカデルとアデバヨールの2人でゴール前に迫るだけ。中盤の選手も攻撃参加はしたが単調なクロスと、精度の乏しいミドルシュートを放って満足していただけだった。周囲を巧く利用してチームで崩そうとする意識は薄かった。
トーゴの個の力は確かに高いレベルにあったが、センデロスとミュラーのセンターバックに加えてボランチのフォーゲルが加わったスイスの守備組織は規律が取れており、個を凌駕していた。
個々人の能力を比較したらチェコから金星を獲得したガーナとトーゴはおそらく差はない。が、ゴールに至るまでの過程においてチームで状況を打開しようとする力はガーナの方が優っている。だから、チェコを終始、圧倒して完勝できたのだ。
アデバヨールがPボックス内で倒されるもPKを取ってもらえなかったアンラッキーや、センデロスのクリアーミスからドセビが放ったシュートが枠を外れるなど、逸機したことも痛かったが、3人目の動きが乏しかったことが敗因となった。
突出した個をスイスに封じられたトーゴは2連敗を喫し、グループリーグ敗退が決した。ボーナス未払い問題でフィスター監督が辞任を申し出、即撤回をしたと思ったら、今度は選手達が試合をボイコットしようとするなど、ある意味大会を賑わわせたが、それは全てピッチ外での出来事だった。
旧宗主国フランスとの最終戦では、歴史的なワールドカップ初勝利を手にして再出発の原動力として欲しいところ。
2順目を終えた時点で韓国を得失点差で上回り首位に立ったスイス。2戦連続して相手を完封した守備陣は安定感抜群であり、フォーゲルをアンカーに据えた中盤の活動量も申し分がない。特に右サイドのバルネッタは若さを余すところなくピッチで表現している。エースのフレイが得点を決めたことは心強く、途中投入のベテラン、ハカン・ヤキンが攻撃にアクセントを付けられることが分かったことは小さくない。
最終戦では韓国とドロー以上ならば突破を果たせる。まだ、数試合、戦いぶりを拝ませてもらいたい。そんな気持ちにさせられるチームである。取りこぼしをしないことを祈る。
ドイツW杯グループG スイス2―0トーゴ ドルトムント
〈スイス〉GKスベルビューラー、DFマニャン、ミュラー、センデロス、デゲン、MFフォーゲル、カバナス(→シュトレラー)、ビッキー、バルネッタ、FWフレイ(→ルストリネッリ)、ギガックス(→ハカン・ヤキン)
〈トーゴ〉GKアガサ、DFフォルソン、チャンガイ、ニボンベイ、トゥーレ、MFアグボ(→サリフ)、ママム(→マルメ)、ドセビ(→セナヤ)、ロマノ、FWアデバヨール、カデル










