オモシロ&役立ちの歯科医療情報館

歯科医療に関するオモシロい情報や学術研究報告などをいろいろ紹介。
【もちろん医科や保健、医工学分野も紹介】

<風邪薬で副作用死>皮膚疾患が悪化 2年半で131人死亡(厚生労働省)

2012年05月28日 19時37分40秒 | 

 風邪薬などの副作用で起きる皮膚疾患「スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)」と、その症状が悪化した中毒性表皮壊死(えし)症で、今年1月までの2年半に全国で131人が死亡したことが厚生労働省のまとめで分かった。SJSは10年以上前に問題化。厚労省は10年9月、製薬業界に対し、一部医薬品の添付文書に副作用として追記するよう求めたが、発症メカニズムは未解明で依然として被害は深刻なままだ。同省は「初期症状が疑われたら、早期に受診を」と改めて注意を呼び掛けている。

 厚労省の集計によると、09年8月〜今年1月、製薬会社などから報告があったSJSと中毒性表皮壊死症の副作用被害は1505人で、うち8.7%の131人が死亡。前回集計(05年10月〜09年7月分)では2370人中239人が死亡していた。

 「SJS患者会」代表で歯科医の湯浅和恵さん(59)=東京都渋谷区=は91年、風邪薬を服用後に全身に発疹が広がり、一時寝たきりの生活になった。SJSと診断されたのは4カ所目の病院。今は左目を失明し、歯科は休業している。湯浅さんは「誰もが使う医薬品で起こりうる。生活が急変し、ショックを受ける患者の精神的ケアの充実も図られるべきだ」と訴えている。

 原因と推定される医薬品は抗てんかん剤や解熱鎮痛消炎剤、総合感冒剤など。こうした医薬品を投与する医師は、初期症状の皮膚疾患に必ずしも精通しておらず、診断が遅れる可能性がある。また、総合感冒剤などは市販薬も多く、症状が薬の影響と気付かない人も少なくない。

 SJSは年齢層や持病によって発症傾向があるかどうかも分かっていない。厚労省安全対策課は「初期症状で判断できる医療機関向けのマニュアルを策定するなど、対策を講じてきたが、いまだに多くの人が亡くなっている。治療が遅れ重篤化することを防ぐため、さらに周知を進めたい」と話している。【井崎憲】

◇スティーブンス・ジョンソン症候群(SJS)
 高熱を伴って発疹ややけどのような水ぶくれが全身や口、目の粘膜に現れる。原因は解明されていないが、体内の免疫力が過剰反応して起きると考えられている。発生頻度は100万人当たり年間1〜6人とされ、臓器障害などの合併症を起こして後遺症が残ったり、死に至ることもある。(毎日新聞 2012年5月28日(月))

厚生労働省:http://www.mhlw.go.jp/

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120528-00000038-mai-soci

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マラリア薬の耐性遺伝子 特定法を開発…三重大(三重大学大学院医学系研究科)

2012年05月27日 15時55分30秒 | 感染症

 三重大の岩永史朗准教授(寄生虫学)らの研究グループは25日、ワクチンなどで予防できないマラリアの治療で、治療薬の効果的な対処法を開発したと発表した。

■治療効果改善へ期待
 ラットを使った実験には成功しており、新しい特効薬の開発が期待される。

 マラリアは世界3大感染症と言われ、アフリカ・東南アジアを中心に流行し、感染者数は年間2〜3億人、死者数は年間100万人とされる。感染した場合、複数の抗マラリア薬を選んで服用するが、治療が遅れれば1週間で死亡することもある。

 治療薬の効き目は人によって異なり、最初の薬が合わなかった場合、治療効果が低くなる。薬が効かない耐性を持った遺伝子を短時間に見つけ出すことが求められていた。

 研究グループでは、人工染色体を使って、マラリアの病原体をラットに接種し、耐性遺伝子を特定する方法の開発に成功した。特定には、これまで10年程度が必要とされてきたが、新しい方法では2週間に短縮できるという。

 この方法でマラリア患者の耐性遺伝子を特定するため、タイの研究所と協力。昨年初めからは、現地で診断のためのデータ収集を進めている。

 岩永准教授は「将来的には、血液検査をするだけで適切な治療薬を選べる診断方法につながる可能性がある。治療方法を改善し、死者を減らせるような成果につなげたい」と話している。(読売新聞(ヨミドクター) 2012年5月26日(土))

三重大学大学院医学系研究科:http://www.medic.mie-u.ac.jp/

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120526-00000302-yomidr-soci

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女性だけじゃない!「男性更年期障害」を防ぐには(帝京大学医学部付属病院)

2012年05月27日 14時54分20秒 | 健康づくり

■やる気ない、疲れとれない、気持ち沈む…
 やる気がない、なんだか疲れがとれない、気持ちが沈む…。男性の加齢とともに表れがちなこうした症状と、男性ホルモンとの関係が少しずつ明らかになってきた。「男性更年期障害」とも呼ばれるが、一般にはあまり知られておらず、放置されるケースもある。男性ホルモンに関わる症状に多角的に対応するドックが今月、開業した。(川村達哉)

 男性ホルモン(テストステロン)は、男性としての快活さやエネルギーの源。筋肉や骨を作り出す力を持ち、性欲や性機能を左右する。しかし、20代をピークに減り始め、特に40代から倦怠感(けんたいかん)、不安、集中力の低下などを感じる場合が多い。また、代謝機能が下がり、内臓脂肪などが増えて肥満になるケースもある。

 「男性ホルモンは、男性の加齢のキーワードです。3つの柱があり、『心』=気力、鬱、『肉体』=筋肉、肥満、『男性学』=性欲、性機能−に大別されます。高校生が第二次性徴期に男らしい体つきになるのは、男性ホルモンの増加によるものとされています。脳に関わるメカニズムの解明は今後の課題です」

 帝京大学医学部付属病院泌尿器科(東京都板橋区)講師の久末伸一さんは話す。米国の医学誌には近年、男性更年期障害の実証研究が相次いで掲載されているという。

◆男性ホルモン保つため
 日頃の生活で、男性ホルモンを保つため、久末さんは食事・飲酒、睡眠、運動などについて患者に生活指導をしている。

 男性ホルモンにはコレステロールも必要なので、動物性食品を含めた食事のバランスを。夜勤が多いと男性ホルモンが下がるので、質のよい睡眠を心がける。そして、筋肉トレーニングが推奨されるのは、筋肉からも男性ホルモンが作られるからという。

 また、精神科医の立場から城西クリニック(同新宿区)院長の小林一広さんは、「男性ホルモン減少による諸症状と、抑鬱・鬱病のプロセスには重なる部分が多い」と指摘する。

 「鬱と思って来院しながら、ホルモンの処方で改善する人や、その逆もあります。両方からアプローチすることが治療の新しい一歩になります。また、ストレスは男性ホルモンの低下に深く関わっていると考えられています。オンとオフを切り替え、趣味を存分に楽しむこと。ストレスの原因と対策を探るなら、メンタルヘルスの専門外来などの門をたたくことも一案だと思います」

◆多角的なドックも登場
 同クリニックでは5月、男性ホルモンに関わる総合的な「男性力ドック」を始めた。一般的な健康診断の内容に加え、男性ホルモンを中心にした12項目の血液検査など多岐にわたるという。

 「体中あらゆる臓器の機能を調べ、ホルモン不足などと診断された人には、『メンズヘルス外来』で治療します。男性機能の検査は恥ずかしさを伴うものですが、男性の生きる活力につながります。男性機能は睡眠時にその“質”を測ってホルモンなどで改善を図ります。このドックを機に、心身ともに元気になっていただければ」。同クリニックでドックなどを担当する久末さんは話す。

 男らしさを取り戻したい。初めの一歩は踏み出しにくいが、背中を押してくれる存在があれば、日々の生活はより豊かになるかもしれない。(産経新聞 2012年5月25日(金))

帝京大学医学部付属病院:http://www.teikyo-u.ac.jp/hospital/index.html

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120525-00000525-san-soci

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イクメン新入社員、過去最多 3人に1人「ぜひ育休を」(日本能率協会)

2012年05月27日 14時47分47秒 | 労働衛生

 今年の新入社員の男性の3人に1人が「ぜひ育児休暇をとりたい」と考えている――。日本能率協会による恒例の調査で、こんな結果がでた。調査を始めた2007年以降で最多の割合。「若い男性の抵抗感がやわらいでいる」と協会はみている。

 調査は3月下旬〜4月上旬、約160社の新入社員1309人(男性921人、女性383人)が回答。夫婦で共働きの場合の育休について男性に聞くと「ぜひとりたい」が33.9%に達した。08年の32.0%から09年と10年は28%台まで下がったが、持ち直した。「会社で前例があればとる」は31.3%、「とりたくない」は16.8%、「わからない・無回答」は18.1%だった。

 出産後の仕事についての女性の回答も、「ぜひ続けたい」が33.9%で過去最高となり、「託児所などの環境が整えば続ける」も51.4%。「仕事をやめて育児に専念」は9.4%だった。(内藤尚志)(2012年5月27日(日) 朝日新聞)

一般社団法人日本能率協会:http://www.jma.or.jp/

http://news.goo.ne.jp/article/asahi/business/K2012052605480.html

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絆創膏の呼び方ランキング(NTTドコモ)

2012年05月27日 14時45分00秒 | 

 実は地方によって呼び方が違うこともある「絆創膏」。今回、みなさんに「絆創膏の呼び方」について聞いてみたところ、1位になったのは《ばんそうこう》、2位が《バンドエイド》、3位が《カットバン》という結果になりました。

 1位になった《ばんそうこう》は、家庭用の傷ケア商品である「救急絆創膏」表す言葉として広く使われている言葉で、その定義は「接着剤のついた布製又はプラスティック製等の絆創膏材」だそうです。

 2位にランク・インした《バンドエイド》は、ジョンソン・エンド・ジョンソン社が製造・販売している絆創膏の商品名。1920年、同社の社員だったアール・ディクソンが、そそっかしい妻がしょっちゅう料理で怪我をすることに心をいため、妻が一人でも傷の手当てを出来るように…と「片手で扱えるガーゼ付き医療テープ」を開発したのが始まりなのだとか。世界的な大ヒット商品の裏には、夫婦の愛情が詰まったエピソードがあったんですね。

 続いて3位になった《カットバン》は、「絆創膏をカットしたもの」というのが名前の由来だそうで、東北や九州での知名度が高いようです。

 4位になった《サビオ》は、実は平成14年に製造が中止され現在は発売されていないそうですが、商品が消えた後も、絆創膏を表す言葉として北海道を中心に使われているようです。

 以下、《リバテープ》《キズバン》などの商標が続きました。あなたは絆創膏のことを何と呼んでいますか?

 このランキングのすべての順位を見る

調査方法:NTTドコモ「みんなの声」にて投票を実施
投票数:24772票
投票期間:2012/3/27〜4/9
※この結果は科学的な統計にもとづくものではありません(2012年5月27日(日) gooランキング)

http://news.goo.ne.jp/article/gooranking/life/gooranking-27166.html

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飲酒時にトマトを食べると、血中アルコール濃度が低下 - カゴメなどが確認(アサヒグループ、カゴメ)

2012年05月26日 22時43分46秒 | 飲食

 アサヒグループとカゴメは5月25日、飲酒時にトマトを一緒に食べることで、血中のアルコール濃度が低下することをヒトによる試験での評価により明らかにした。同成果の詳細は、5月18日から20日にかけて行われた「第66 回日本栄養・食糧学会大会」にて発表された。

 アサヒグループとカゴメでは、2009年よりアルコールと野菜の関係について共同で研究に取り組んできており、これまでの共同研究によってトマトの投与がアルコール代謝を促進させることを動物実験にて確認していた。

 今回の研究では動物実験の成果をもとに、ヒトでの効果の検証と、そのメカニズムの探索を行った。その結果、ヒトにおいてトマトジュースとアルコールを同時摂取すると、トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、血中のアルコール濃度や体内に留まる量が平均で約3割減少し、体内からのアルコール消失も50分早まることが確認され、この結果から、トマトとアルコールを一緒に採ると、酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚め(体内からアルコールが消失された状態)も早まる可能性が示されたという。

 また、このメカニズムとしては、動物実験においてトマトの摂取によりアルコールの代謝に関わる酵素が活性化することが確認されたという。

 具体的な実験としては、ヒトにおいてトマトジュース缶3本(約160ml×3本)と甲類焼酎(ストレート約100ml)の同時摂取試験を適正飲酒量にて実施した。その結果、トマトジュースを飲んでいない場合(対照として水と甲類焼酎を摂取)と比較して、血液中のアルコール濃度が顕著に(最高血中濃度として約3割)低下することが確認された。また、計算上、体内に留まるアルコール量が約3割減少したほか、体内からのアルコールの消失に、トマトジュースを飲んでいない場合では5.0時間要したのに対し、トマトジュースを飲んだ場合では4.2時間となり、約50分程度早まることが示された。

 この結果は、飲酒時にトマトを摂ることで、お酒単独の場合に比べて血中アルコール濃度が低くなることと体内からのアルコール消失時間が早まることが実証されたことを示しており、これにより、飲酒時のトマト摂取は、急激な体内アルコール濃度の上昇を抑えることで酔いの回りを緩やかにし、生理的な影響を緩和できる可能性と酔い覚めを早くする可能性が示唆されたという。

 一方、メカニズム解明の具体的手法としては、ラットにトマトの水溶性成分を摂取させ、その後アルコールを投与し、肝臓中のアルコール代謝に関連する酵素の活性を測定した。その結果、アルコールおよびアセトアルデヒドを代謝する酵素の活性を高める傾向が見られ、さらにLDH(Lactate Dehydrogenase:乳酸脱水素酵素)の活性が有意に高まったことが示された。

 この結果から、すでに判明していたトマト摂取後のピルビン酸の上昇とともに、肝臓中のLDHの活性が高まることで、アルコールおよびアセトアルデヒドを代謝する酵素(それぞれADH、ALDH)の働きをスムーズにする補酵素NADが供給され、アルコールの代謝がより促進されたと考えられたという。

 なお、両社は今後も「食」を通じて消費者の生涯にわたる健康的な生活に貢献することを目指し、野菜とアルコールについての共同研究を継続していく予定だとしている。 (2012年5月25日(金) マイナビニュース)

カゴメ株式会社:http://www.kagome.co.jp/

アサヒグループ:http://www.asahigroup-holdings.com/

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/world/mycom_639885.html

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避妊には長時間作用型皮下インプラントなどが確実=調査(ワシントン大学医科大学院)

2012年05月26日 22時39分35秒 | 生命科学(産科)

 避妊法としては、経口避妊薬(ピル)やパッチ避妊薬よりも長時間作用型の子宮内避妊具やインプラント(皮下埋め込み式)避妊の方が確実であることが,米ミズーリ州セントルイスのワシントン大学医科大学院が行った研究調査で分かった。

 24日付の医学誌「ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン」に掲載される。米国では、毎年300万人の女性が計画外妊娠しており、約120万人が中絶していると推定されている。

 報告調査は、約7500人の女性を対象に2007年8月から11年9月まで実施され、向こう12カ月間は妊娠を望まない14〜45歳の女性が参加した。

 調査によると、長時間作用型の避妊方法は、ピルやパッチ、膣リングに比べ人的なミスがなく約20倍効果的であることが判明した。ワシントン大学のジェフリー・ペイパート教授(産科・婦人科)は「子宮内避妊具やインプラントならば、女性が装着したことを忘れても効果は変わらない」と述べる。

 調査によれば、子宮内避妊具、インプラントのいずれも失敗率は1%以下だった。経口避妊薬は4.8%に上った。パッチ避妊薬は7.8%、膣リングは9.4%だった。

 ペイパート氏によれば、子宮内避妊具もインプラントも装置を外せばほとんどの女性が直ちに妊娠可能になる。子宮内避妊具ならばタイプによるが5〜10年間、インプラントでは3年間効果が持続する。経口避妊薬は、十分な効果を期待するならば毎日服用する必要がある。(記者:Jennifer Corbett Dooren)(2012年5月25日(金) ウォールストリートジャーナル)

グラフ女性(14〜45歳)の避妊法状況

http://jp.wsj.com/Life-Style/node_447936?reflink=Goo&gooid=nttr

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がん患者、4分の1が失職=自営に比べ、被雇用者高率―山形大調査(山形大学医学部)

2012年05月26日 19時46分05秒 | 

 がん患者が診断後に失職する割合は、被雇用者では4分の1に上り、自営業者と比較して高いことが、山形大医学部の調査で25日、分かった。

 仕事に復帰した患者は自営業者が58.9%なのに対し、被雇用者は43.0%。依願退職や解雇により失職する割合は、派遣や契約などの非正規雇用の人では4割近くを占め、正規雇用の人に比べ高い傾向があるとしている。

 がん患者の就労状況や社会復帰に関する本格的な調査はこれまで例がなかったという。調査に当たった山形大の学長特別補佐を務める嘉山孝正国立がん研究センター前理事長は「医師は会社に病状を説明する役割があり、会社としても(就労支援の)制度設計をする必要がある」と述べた。(時事通信社 2012年5月25日(金))

山形大学医学部:http://www.id.yamagata-u.ac.jp/

http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-120525X745.html

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僕らは“薄毛”を気にしすぎ? 男性型脱毛症に悩むR25世代が増加中(城西クリニック)

2012年05月26日 19時42分53秒 | 健康づくり

 テレビCMなどでよく目にするようになった「AGA(男性型脱毛症)」。最近、薄毛治療のために病院に行くR25世代が増えているらしい。

 実際、頭髪治療のパイオニア・城西クリニック(東京・新宿)の月間来院患者数は2006年の2500人から倍増し、現在は5500人に上るそう。しかも、年代別では20〜30代が7割を占めるとのこと、まさにR25世代が中心層となっているようだ。

 ということで、現状を探るべく城西クリニックの小林一広院長にお話を聞いてみた。

 「勃起不全がEDと呼ばれるようになって“言いやすくなった”ように、AGAという言葉の認知度が上がったことで、薄毛治療が気軽なものになったのでしょう。当院は14年間、延べ30万人以上の治療を行ってきて、満足度は人それぞれですが、大多数の方に発毛の効果が見られます」

 そもそもAGAは、どんな原因で引き起こされるんですか?

 「男性ホルモンと遺伝的要因が大きいのですが、まったく同じDNAを持つ一卵性双生児でも、住んでいる場所、食生活、仕事のストレスなどが違えば、頭髪の環境にも違いが生じるという研究結果があります。とはいえ、何が薄毛を加速させるかは人それぞれ。禁酒したり、タバコをやめたり、食事を変えたり…と、ストイックに対策をしている人も多いようですが、それがかえってストレスになっていることも。“やりすぎです”と、止めることが多いですね」

 “病は毛から”と小林院長。城西クリニックを訪れる患者のうち、初診は月間でおよそ260人。うち3割は、「治療の必要がない」と判断されるそう。若い世代を中心に「気にしすぎ」の人も増えているようだ。

 「頭髪は体の一部ですから、何より健康であることが大事。薄毛を気にして自分を苦しめ、体を壊しては元も子もない。薄毛には“年相応”という医学的な診断基準がなく、患者さんそれぞれの主観に左右されます。スタートラインも違うし、ゴールの設定も違う。偏差値が違えば目標の大学も勉強の仕方も変わるように、『薬を飲めば誰でも満足できる結果が得られる』というものではないので、きちんとした専門の医療機関を選び、まずは悩みを相談してみることをお勧めします」

 小林院長によれば、若い世代は通院を隠す傾向にあるとのこと。その結果、こと薄毛治療に関しては患者目線での病院情報が意外と少ないという。不安を感じている人は、まずは各院のホームページで臨床数や医師、治療内容を確認し、問題なければ「治療の必要はありません」と安心させてくれそうな病院に足を運んでみては?(橋川良寛/blueprint)(2012.05.25 web R25)

城西クリニック:http://www.josaiclinic.com/

 http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20120525-00023825-r25&vos=nr25gn0000001

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【疫学】ウシ結核の正確な診断を妨げる寄生虫(リバプール大学、University College Dublin)

2012年05月26日 19時38分30秒 | 感染症

 広範囲に生息する家畜寄生虫に感染したウシに対して、一般的に用いられるウシ結核(BTB)の診断検査を行うと、ウシ結核を正しく検出できない場合のあることが明らかになった。

 この新知見は、ウシ結核に感染したウシを正確に診断できない可能性があり、このことが、現在の英国でのウシ結核根絶プログラムが功を奏していないことの一因なのかもしれないことを示唆している。この研究成果を報告する論文は、今週、Nature Communicationsに掲載される。

 ウシ結核は、欧州連合のかなり多くの国々、オーストラリアと北米で根絶されたが、英国、アイルランドとニュージーランドでは今でも流行している。英国では、ウシ結核を制圧するため、生きたウシに対して結核の検査が行われ、陽性反応の出たウシは直ちに処分される。

 今回、D Williamsたちは、ありふれた家畜寄生虫である肝蛭(Fasciola hepatica)に感染したウシが、一般的に用いられる免疫検査によるウシ結核の診断の妨げになることを明らかにした。Williamsたちは、疫学データと地理データを用いて、英国内の肝蛭が広範囲に生息する地域でウシ結核の診断件数が少ないことを発見した。そして、こうした地域に肝蛭が生息していないという仮定の下で計算した場合には、ウシ結核の診断件数が現在より約33%増加した。

 今回の研究で得られた知見は、現在実施中のウシ結核根絶プログラムに重要な影響を与えるかもしれない。(Nature Communications, 2012年5月23日)

http://www.nature.com/ncomms/journal/v3/n5/full/ncomms1840.html

http://www.natureasia.com/japan/highlights/details.php?id=1829

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【生態】数百万年間にわたって互いに忠実を守ったアリと菌類(スミソニアン研究所)

2012年05月26日 19時34分50秒 | 微生物

 菌類を栽培するアリ種の中に、過去数百万年にわたって単一種の菌類と相互作用してきたアリのいることが明らかになった。

 菌類を栽培するアリは、菌類を餌として栽培しているが、「一種類のアリには一種類の菌類」といった排他的な関係があるのかどうかについては未解明だった。

 今回の研究結果は、アリが、他にも数々の菌類種を選べたにもかかわらず、進化の長い時間経過において特定の菌類に対して忠実であったことの実例といえる。この結果を報告する論文が、今週、Nature Communicationsに掲載される。

 菌類を栽培するアリ種は、その菌類を餌としている。この相利共生関係において、アリは、この菌類に栄養を与え、保護し、拡散させている。

 今回、N Mehdiabadiたちは、Cyphomyrmex wheeleri種群の138個体のアリと400点の菌類栽培種の試料の関係を調べた。その結果、Cyphomyrmex wheeleri種群のアリが、過去数百万年間にわたって、特定の菌類のみと共生してきたとする考え方が裏づけられた。(Nature Communications, 2012年5月16日)

http://www.nature.com/ncomms/journal/v3/n5/full/ncomms1844.html

http://www.natureasia.com/japan/highlights/details.php?id=1813

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前立腺がんの遺伝的基盤の解明(コーネル大学医学大学院)

2012年05月26日 19時31分03秒 | 

 男性のがんで2番目に多い前立腺がんにおける遺伝的変異が、2つの独立した研究で明らかになり、その結果を報告する論文が、今週、NatureNature Genetics(それぞれオンライン版)に掲載される。

 これらの研究では、前立腺がんの進行と治療応答の根底にある特異的な遺伝的全体像の解明に役立つと考えられる知見が得られた。いずれの研究でも、変異を同定するためにエキソーム塩基配列解読(ゲノムのタンパク質コード領域の選択的塩基配列解読)が行われた。

 L Garrawayたちは、前立腺がん症例の腫瘍検体とそれに対応する正常な組織検体(合計112組)について、全エキソームの塩基配列解読を行った。その結果、前立腺がんの複数の遺伝子において再発性変異が同定された。再発性変異が最も高頻度で起こっていたのがSPOP遺伝子で、この遺伝子変異は前立腺がんの6〜15%で発生するとされた。これは、前立腺がんの新たなサブタイプの特徴となるかもしれない。以上の研究成果を報告する論文は、Nature Geneticsに掲載される。

 一方、A Chinnaiyanたちは、転移性去勢抵抗性前立腺がんの治療症例と未治療症例(合計61例)の解剖検体などの検体を解析して、この致死的な前立腺がんサブタイプにおける変異の役割を調べた。

 この前立腺がんサブタイプへの進行は、「化学的去勢」であるアンドロゲン枯渇療法を強力に行った後で起こった。アンドロゲン枯渇療法は、数多くの前立腺がんが依存するアンドロゲンホルモンの影響を低下させることによる前立腺がんの治療法だ。今回の研究では、アンドロゲン受容体に影響する遺伝子の変異を含む少数の遺伝子変異が同定された。

 今回新たに同定された変異は、前立腺がんにおけるアンドロゲンシグナル伝達の調節異常の根底にある新たな機序を明らかにしており、ここから、抗アンドロゲン療法に対する耐性機構を突き止めることができる。この研究結果を報告する論文は、Natureに掲載される。(Nature Genetics, 2012年5月21日)

http://www.nature.com/ng/journal/vaop/ncurrent/full/ng.2279.html

http://www.natureasia.com/japan/highlights/details.php?id=1817

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古い薬をアメーバ症に再活用(カリフォルニア大学サンフランシスコ校、カリフォルニア大学サンディエゴ校)

2012年05月26日 19時26分33秒 | 感染症

■Repurposing an old drug for amebiasis

 関節リウマチの治療薬として認可されているオーラノフィンが、世界中に広く見られる寄生虫、赤痢アメーバ Entamoeba histolytica の感染の新しい治療法として役立つかもしれない。この発見によって、既存の薬の新たな用途を探すことの有用性が浮き彫りになった。

 赤痢アメーバは命にかかわる可能性のある感染症、アメーバ症の原因になる腸内寄生虫で、毎年約70000人が死亡している。

 Anjan Debnathたちがこの病気の治療に使える新しい抗生物質のスクリーニングを行ったところ、米食品医薬品局(FDA)が認可している関節リウマチ治療薬オーラノフィンが、試験管内で、また赤痢アメーバ感染の2匹の動物モデルで、赤痢アメーバの成長を阻害することがわかった。Debnathたちは、オーラノフィンが赤痢アメーバのチオレドキシンレダクターゼ(酸素代謝による損傷に対する防御機構にかかわる酵素)を阻害するために、赤痢アメーバの酸化ストレス感受性が高まると考えている。

 この知見の臨床的な有用性を考慮して、FDAはオーラノフィンのヒトアメーバ症治療への利用も認めることとした。(Nature Medicine, 2012年5月21日)

http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.2758.html

http://www.natureasia.com/japan/highlights/details.php?id=1818

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腸のルート変更で血糖値を下げる(University Health Network)

2012年05月26日 19時19分34秒 | 健康づくり

 腸の中央部、すなわち空腸がグルコースを感知し、腸-脳-肝軸の一部として肝臓でのグルコース生産の調節に役割を果たしていることが明らかになった。

 糖尿病の古典的特徴は、血糖値が高いことである。この血糖値の上昇は、肝臓での内因性のグルコース生産を低下させるようにと、インスリンがうまく肝臓に情報を伝えられないために起こる。その原因は、2型糖尿病の場合にはインスリン抵抗性のため、1型糖尿病の場合には、この必須ホルモンであるインスリンがないためである。

 Tony Lamたちは、空腸がグルコースレベルを感知して、ニューロン伝達を介して肝臓にグルコース生産を抑える指令を出すよう、脳に情報を伝えていることを明らかにした。1型糖尿病のラットモデル2匹に、十二指腸-空腸バイパス術という肥満の外科的治療を施すと、術後2日以内に血糖値が低下することがわかった。

 これらの結果は、1型糖尿病に見られる血清グルコース濃度の上昇を外科的に改善できる可能性を示しているが、このバイパス術は、ヒト患者の場合も含め、まだ実験段階にある。また血糖値に対する作用も、術後2週間という短い期間でしか検証していない。ヒトの糖尿病に応用する前に、まずこの作用が起こるしくみを明らかにする必要がある。(Nature Medicine, 2012年5月21日)

http://www.nature.com/nm/journal/vaop/ncurrent/full/nm.2745.html

http://www.natureasia.com/japan/highlights/details.php?id=1821

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病原体応答の妨害(東京大学生産技術研究所、カリフォルニア大学ロサンゼルス校)

2012年05月26日 19時19分26秒 | 微生物

■Pathogen response interference

 ウイルス感染の際には、インターフェロン(抗ウイルス応答の主要なメディエーター)の生産につながる免疫経路の活性化によって、細菌感染と闘うのに重要なサイトカインの1つ、インターロイキン12(IL-12)の生産が阻害されることが明らかになった。

 受容体にはさまざまな種類があって、侵入中の病原体に対する特異的な免疫メディエーターを活性化する。これらの受容体によって活性化される情報伝達経路は、協調、相補、補償など、さまざまな形で相互作用することが知られている。

 谷口維紹たちは、抗ウイルス応答の際に誘導される転写因子でインターフェロンの生産に不可欠なIRF3が、IL-12をコードする遺伝子の転写を直接阻害することを明らかにした。

 この観察結果と良く符合するように、マウスではウイルス感染によって細菌に対する免疫応答が減衰し、通常なら致死量に満たない量の細菌を投与しても、死亡率が上昇することがわかった。このような阻害性相互作用には、抗ウイルス応答の際に宿主を過剰な炎症から守るという利点があるのかもしれないが、複数の病原体が同時感染した場合には、マイナスに働く可能性がある。(Nature Immunology, 2012年5月21日)

東京大学生産技術研究所:http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/index.html

http://www.nature.com/ni/journal/vaop/ncurrent/full/ni.2307.html

http://www.natureasia.com/japan/highlights/details.php?id=1823

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