伝文殿

栗原真(Sin.Kurihara)の徒然妄想雑記。

与える

2012-02-06 11:00:01 | ストッカー
相棒が俺に掛けた言葉は、バトルシティの最中だった。
『海馬君に、感謝しなくちゃね。』
洗脳された城之内との闘いを終えた後、決勝の場所へと向かうまでの間の時だ。
心の声が、そう告げてきた。
確かに、と俺も思った。
グールズ、そして、マリクによって仲間達が危険に晒された。助ける為の手助けをしてくれた事だけでなく、海馬は実際に杏子を窮地から救ってくれてもいた。
海馬が、俺達の仲間の輪に入りたがっているとは思えないし、成り行きとか行きがかりとか、そういう所もあったのかもしれない。ハッキリと分かるのは、海馬はデュエルに対して、その勝負において、人質を取るような卑怯な手段を嫌っているという事だ。それを行った者に対する怒りなどもあったのかもしれず、結果として俺達に協力する事になった。
そんな当たりだろうと、舞の運転する車を追い越していくヘリを見上げつつ思った。

バトルシティが終わり、童実野町に戻った後だ。
城之内君が告げてきた。
「遊戯のお陰で、オレも強くなったしな!」
「そんな事無いよ。僕だけじゃなくて、色んな人と闘ったからね、城之内君は。」
相棒が答えていた。
俺もその通りだと思っていたが、何故か言葉が胸に引っ掛かってしまう。
相棒と城之内君はそのまま会話を続けていたが、俺は心の部屋へと戻った。
何が引っ掛かるのか、気になったのだ。
しばらく自問のような思考をしていたが、思い至った。
城之内君は、双六じーさんにデュエルの基礎を教えてもらい、大会に出るようになったのだ。その意味では、相棒も同じだと言っていいだろう。その時期が早かったというだけの違いなのかもしれない。
俺がデュエルを知ったのは、相棒の記憶があったせいだ。
今は、己自身が三千年前のファラオだという事を認識しているが、現世に居るのは相棒が千年パズルを組み上げてからなのだから、俺自身がデュエルについて何らかを知っていたとは思えない。
相棒との記憶の共有があった。
そうとしか考えられないが、一方的なものなのだろう。相棒の記憶を俺は共有する事は出来るが、相棒は俺の記憶を共有出来なかった筈だ。互いに存在を認識してから後は、俺の方でも相棒の記憶についてはよく分からない。
城之内君と出会った頃、俺と相棒のデュエルの知識は、ほぼ同じだった、と言っていいのかもしれない。
その後の闘いの多くを俺が行ってきた。
気に掛かった部分が分かった。
俺も、恐らく以前よりは強くなっている。闘ってきた相手のお陰で。
しかし本当に気に掛かったのは、城之内君の言葉ではなく、それを切っ掛けとして思い出した事だ。

海馬は、俺の手を強引なまでに引き上げた、と言っていい。


***********************

と、ここまで書いて放置されていて、ファイル名がこの記事のタイトルになっていて、一体オレは何を書きたかったのかを忘れてしまった(笑)
書き終わってない、って事は、まだ自分の中に残ってるだろうから、そのうち、同じテーマ(?)的なものを書きたくなるだろうから、それはその時にまた書けばいいや!

本当に、何を書きたかったんだろうなぁ。
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