森の生活と最小限主義

2016年10月14日
僕の寄り道――森の生活と最小限主義

混み合った電車内で携帯電話やスマホを指でプチプチ押し、熱心に文字打ちしている若い女性を見ると、こんな時と場所でも言葉で繋がっていなくてはならない世間がこの子にはあるんだな、大丈夫かいな思う。そして見るとはなしに画面が見えてしまうと、なーんだゲームしてたのか…と妙な安心をする。

スマホでゲームはしないけれど画面に落書きするのは好きだ。子どもの頃から絵を描くことはゲームだと思っていた。頭で考えたことを、手を動かして可視化することでゲームをクリアすると「やった!」と思う。「やった!」と思った絵を他人に見せ、共感される嬉しさを知ると、それを職業にしたくなり、実際にそうなった。

スマホで使える画材アプリの進化が凄まじい。 Apple もとうとうペンを採用したのでさらに加速するだろう。電話機として使わなくなった Android のスマホがあるので、絵を描くのに不要で気が散るだけのアプリ、ほとんどは言葉で他人と繋がるための道具なのだけれど、消せるものはすべてアンインストールし、消せないものはすべて設定解除して交信不能にした。そしてたくさんの画材を弄(もてあそ)ぶと感性が衰退するので、これはと感心している三本だけを残して整理した。

暮らしの全体を見直してミニマリズム、最小限主義を実践するのは難しい。けれど、スマホの中身の断捨離程度であっても、やってみればかなり風通しが良くなるのが気持ちいい。電話もメールも SNS(ソーシャルネットワーキングサービス) もない森の小屋に引っ越したような気分になるたびに、明窓浄几とはよく言ったものだと思う。

画材化したのはペンが使える古い GALAXY Note。植物の画像をテーブルに敷いてみた。
▼最上段は Infinite Design。初期の頃から使っていたけれど、たいへんな完成度に到達した。ベクトルベースのドローアプリなので、SVG 形式で Adobe Illustrator に持ち込んで描いた絵の調整できる。
▼中段はかなり昔から Mac 版、Windows 版があって、今は iOS 版も Android 版もある ArtRage 。地道に進化していて、ペイントアプリはこれ一本でいいなと思う。
▼下段はつい最近見つけた Paper Simple でベクトルベースのドローソフト。名前の通り簡素に見えるが使い込むと恐ろしく良くできている。


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