見守り携帯

2016年10月18日
僕の寄り道――見守り携帯

東海道線車内に小学校低学年の児童が大勢駆け込んできて、海辺の町ではむかし旅人が往来した線路上が通学路線になっている。

高価なスマホを持たされた子どもは、ゲームやりたさで同級生の人気者になっているらしく、大勢に囲まれて賑やかにしている。

孫思いで心配性のおばあちゃんに送り迎えしてもらっているのか、一緒に本を広げて眺めている子どももいる。そのとなりで覗き込んでいた子どもが座席からひょいと立ち上がり、ポケットからコロッとした楕円形の携帯電話を取り出し、お母さんに電話をかけていた。

いわゆるキッズ携帯とか見守り携帯というやつで、GPS を使った位置情報が製品の肝なのだろう。明治の時代になって全国各地に鉄道の敷設が進んだ際、鉄道の駅は見知らぬよそ者が入り込む忌まわしい場所として、土地の取得に難渋したという。

いまでもよそ者が行き交う鉄道で通学させる親たちは心配なんだろうなと思い、可愛い携帯電話を持たされた子どもたちを眺めながら、大人が携帯する電話もあの程度にして、スマホから目をあげて子どもでも見守っていた方がいいかもしれないなと思う。

清水駅前にて


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