知識の入手より能力の獲得 2017-08-18 | 自己変革&成長力 前回「人間の成長の本質」では 特別なことをすることではなく、 誰もが当たり前と思っていることを 本当にできるようになることを目指すことをお伝えしました。 ビジネスにおいても全く同じだと思います。 「できないビジネスマン」は、 ・コスト意識をもっていない。 ・同僚とよい関係をつくっていない。 ・顧客を大切にしていない。 ・向上意欲をもっていない。 ビジネスマンがすべきことをやっていないから 結果を出すことができないと思います。 では、そうすべきだとわかっているのに、 なぜできないのでしょうか。 それは、 「知識の入手」と「能力の獲得」の違いを 理解していないからです。 たとえば、 「困難な問題に直面したとき、 それを乗り越えようとする思考パターンが必要だ!」 と私が言ったときに、 あなたが 「なるほど!」と思ったとしましょう。 しかし 納得したからといってそのとおりにできるかというと、 これが難しいのです。 スポーツを例に話すとわかりやすいです。 ─────────────────────────────────── ボクシングの本を購入した。 「パンチに重みをつけるためには、手で打とうとしてはいけない。 足から、腰、そして手へと、ひねるを加えていき、全てのエネルギーを パンチに集約させていかなければならない。」 と書いてある。 「なるほど!」と思ったとする。 しかし、それは、 「知識の入手」にすぎない。 「知識」を手に入れたからといってリング上で そのパンチを出せるわけではない。 ─────────────────────────────────── スポーツにおいて、知識の入手で満足する人はいません。 その知識を自分の「能力」として使いこなせるレベルにまで 落とし込むことが大前提です。 「能力の獲得」を求めます。 もし、あなたが思ったように変化していないなら これまでの自分の行動が「知識の入手」に偏っていないか 振り返ってみるといいでしょう。 求められることは 「能力の獲得」を 自分の行動の基準に切り替えることをお勧めします。 使えない武器100本もっているよりも、 たった1本でも使える武器をもっているほうが 役に立ちます。 でんじろうの独り言