ディメンシアへの想い

認知症になってもフツーに暮らせる社会の実現に向けて医療・介護・生活に関する情報発信

介護離職を考える③

2016-11-05 13:16:16 | コラム

先日、介護離職の経験をされた男性とお会いした。

お話を伺うと6年前に離職したという。

有名企業で働いていたので介護休暇などの制度は当然整備されていたものの、母親の介護で休みがちになり最後は解雇も同然で就業を継続することができなかったと。

一億総活躍社会の実現に向けて、介護離職を重要課題としている今であっても、介護休業制度の取得率は2.3%と非常に少ない。

介護休業制度は、来年の1月から、分割取得、半日単位取得、時短勤務等措置の期間延長、など取得しやすい環境整備がとられるわけであるが、この措置でどこまで改善するのか少々疑問である。

この男性が働いていた6年前は、介護そのものに対して職場の理解がほとんどなかったと。

介護経験のない社員は、介護することに対する時間的、精神的負担は想像がつかないものである。

ケアマネや施設との対応などで離席するケースはよくあるが、このことに対して周囲に理解や配慮がないと本人は辛いのである。

制度よりも職場の空気、これが働きづらさを生み出すのである。

病気、障害、介護、LGBT、・・・と様々な困りを抱えている人の気持ちは当事者でないとわからない。

社会の空気が生きづらさを生み出している・・、インクルーシブな社会のはじまりがはじまったばかりである。

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