人生なればこそ、賭けるのである

私たちの人生とは、いわば選択であり、知りたいという願望であり、運命に祝福されたい、とねがう心のあらわれである。

門別11R王冠賞2017予想◎ベンテンコゾウ○イーゼル▲スカイロックゲート

2017-07-26 23:58:32 | 地方競馬


3歳三冠最終戦、夜空にきらめく王冠を掴むのは

1980年に岩見沢競馬場・ダート1,900mの条件で第1回が行われ、
その後幾度かの条件変更を経て、
2007年よりホッカイドウ競馬3歳三冠の最終戦として定着。
2015年からはそれまでの2,600mから、現在の1,800mに条件が変更されました。

今年は北斗盃・北海優駿を制したベンテンコゾウが、引き続き岩手競馬から参戦!
7年ぶり5頭目のホッカイドウ競馬三冠、そして初の三冠達成ボーナス2,000万円の獲得なるか!?

これに待ったをかけるのが地元ホッカイドウ競馬の所属馬たち!
なかでも北海優駿で直線あわやの場面を見せたスカイロックゲートに、
復活に懸ける重賞2勝馬・ストーンリバーが代表格。
古馬とも互角以上の戦いを演じる
モンサンルリアンスーパーステションの二頭も、
虎視眈々と上位を狙います。

みちのくから三冠馬の誕生なるか?それとも、地元勢が意地を見せるのか!
激戦必至の第38回王冠賞、7月27日20:40発走です!






♦王冠賞出走馬短評♦

01トキノクレール
ここまで3戦3勝と、負けなしでこの王冠賞へ駒を進めてきた。
デビュー戦となった1500m未勝利戦では2着に5馬身差(1.1秒差)をつける圧勝。
続く2戦目の1600mでも2着に4馬身差をつけて完勝し、3戦目となった前走の
古馬相手の1700mでは、逃げるキョウエイパワーを直線で捕らえて1と1/2差で勝利と
このクラスでは力が違った印象を受けるし、距離を伸ばしてここへ挑んできたローテには好感が持てる。
ただ、今回は岩手のベンテンコゾウを筆頭に、地元勢の世代トップクラスが揃った
父は昨年種牡馬デビューし、地方競馬の初年度チャンピオンサイアーとなったフリオーソと、
3連勝の勢いと血統は魅力だが、相手関係を考えると、現状そこまでの能力があるかどうか。

02スカイロックゲート
南部駒賞4着で迎えた三冠初戦の北斗盃は、暴走気味のペースで8着に沈んだが、
二戦目の北海優駿では、8番人気と低評価ながら単騎で逃げ粘り2着と激走。
雨馬場故の典型的な前残りとなって、この馬の評価も馬場の恩恵かと思っていたが、
前走の古馬相手のオウケンブルースリ賞も、果敢に逃げ後続に影を踏ませず、
2着に4馬身差の勝利と北海優駿での2着がフロックではないことを証明した。
ベンテンコゾウ相手には一度も先着しておらず、逆転の目があるかは疑問も、
マイペースで逃げたときの粘り強さは脅威。展開次第で本命馬を脅かす存在になるかもしれない。

03ベンテンコゾウ
出走馬中、唯一頭の他地区所属馬。みちのくから北斗盃・北海優駿を制し三冠目を目論む。
一冠目となった北斗盃は、道営勢のトップクラスが揃い、レベル高い一戦も、余力たっぷりの勝利。
門別への輸送に加えて、初ナイターと不安もあった中、この競馬なのだから恐ろしい。
二冠目の北海優駿は、逃げるスカイロックゲートを、直線残り200メートル辺りでかわし
4馬身と差を広げたところがゴール。北斗盃からの400mの距離延長も問題にせず、
更に強さを見せ付けるレースとなった。三冠目となるこの王冠賞は1800mと、
前走に比べると、距離に関してなんの不安もなく望める事は、大きなアドバンテージ。
ただ、三度目となる岩手からの長距離輸送、そして、より厳しくなる地元勢の包囲網と、
三冠馬になる為には、超えなければいけないハードルは高く、楽観視はできない。
それでも、この馬のポテンシャルを考えれば、他地区所属馬による三冠制覇という偉業も
なんなく達成してくれるのではないかという、期待の方が大きい。

04スーパーステション
恐らくステーションと名付けたかったが、文字数が足らずにこの馬名になったのではないだろうか。
なかなか良いメンバーが揃った1200mのデビュー戦を完勝し、続く栄冠賞で3着と好走した。
初重賞でこの成績は立派だが、アタマ差の2着があのヒガシウィルウィンなのだから価値は高い。
勝ったバンドオンザランも、イノセントCを勝利した後、そこから適正外の距離で暫く勝てなかったが
先月の優駿スプリントで見事復活。やはり1200では、トップクラスの実力をもっていた事を証明。
このスーパーステション自身も、1200mでは【2-0-2-1】それ以上の距離だと【1-1-0-3】で
持ち味を一番発揮できるのは、やはり短距離なのではないだろうか。
しかしながら、前走古馬相手の、みついし蓬莱山まつり特別では2着と、一定の目処は立てた。
スカイロックゲートとの先手争いになりそうだが、そのスピードからハナに立てるのは魅力。
距離が1800mになってからの過去二年の当レースでは、逃げた馬が優勝しており
スタートからライバルを上手く制することができれば、この馬にもチャンスが巡ってくるかもしれない。

05モンサンルリアン
中央でデビューして、6戦1勝の成績で門別に移籍。
移籍初戦の北斗盃は13着と敗れたものの、立て直したふきのとう特別、すみれ特別を圧勝。
北海優駿では、人気どおり3着と、前二走の勢いがそのまま現れた形となった。
前走みついし蓬莱山まつり特別では、逃げるスーパーステションを見る形。
道中で常にプレッシャーをかけつつ射程に入れながら、ゴール前粘る相手を捻じ伏せた。
門別にきてからこれで【3-0-1-1】。3着に敗れた北海優駿は水の浮くような状態の不良馬場で
1.2着馬よりも後ろでレースを運んだこの馬にとっては厳しかった点も考慮したい。
ベンテンコゾウの強さは認めざるを得ないが、前走のような競馬ができれば侮れない。

06ストーンリバー
三冠初戦の北斗盃では2着と、地元道営勢で最先着を果たす。
2歳時は川崎の鎌倉記念で1着、北海道2歳優駿4着と重賞競争で結果を残しており、
他地区で戦ってきた経験は、大舞台では常に強みとなるはず。
期待された北海優駿では、距離なのか馬場なのか、2番人気に支持されるも5着という結果。
北斗盃が久々で2着と、上積みが一番大きいと予想されていただけに、
400mの延長が応えたのかもしれない。前走、つぼ八特別では歴戦の古馬相手に3着と
北斗盃2着は伊達ではなかったという結果となっただけに、同世代相手の
この王冠賞では恥ずかしい競馬はできないはず。1800mはこなせる目処がついたのは評価できる。

07スピリア
ここまで11戦してわずか1勝と、勇気なのか無謀なのかここへ挑戦してきた。
しかしながら、牝馬で北斗盃で4着と激走し12番人気の評価を覆した馬である事を考えれば
このくらいの逆境は、もはや折込済みなのかもしれない。
北海優駿は9番人気10着と、見せ場なく破れたが、あの馬場状態で後方からの競馬では
どんな馬でもさすがに勝負ならなかったと見るべきで、この大敗も致し方ないところ。
前走のおうむ産業観光まつり賞1700mでは、古馬との初対戦で4着。
これまで1700mでは【1-0-1-2】で、馬券外の2回も4着と安定があり、
王冠賞は100m長いが、この位の距離が適正と思えるだけに、北斗盃の再現を期待したい。
良くて掲示板までかもしれないが、無欲の追い込みなら、展開次第で怖い存在に。

08イーゼル
中央ではしって8戦未勝利。門別に移籍後は【4-1-0-1】と好成績。
中央時代は、ダートで1600m~2100mとマイル~中距離を使われてきており、
中京ダート1900mで8着が最高着順。距離に不安はまったくないはず。
門別移籍後、初戦から古馬相手に結果を出してきたことは評価できるし、
前走の1600m戦においては、2着馬に1.5秒差を付けて圧勝しており、
ここでも十分に通用する素材である事は間違いない。母系を遡れば、
牝馬ながらケンタッキーダービーを制覇したウイニングカラーズに辿り着き、
その甥にジャパンカップを9馬身差で圧勝したタップダンスシチーがいる。
そんな素晴らしい血統背景の持つイーゼルだが、セン馬というのが非常に残念。
クラシックの王道路線を歩んできた馬達とは対戦経験がなく、今年最大の惑星か。
未だに底を見せていない不気味さもあり、距離延長で更にパフォーマンスが上がる可能性もある。

09スウィフトハート
北斗盃、北海優駿と大事なレースで9着と結果を出すことはできなかったが、
北海道2歳優駿で3着した実績の持ち主で、ストーンリバーに先着している事は評価したい。
その北海道2歳優駿で大差勝ちしたエピカリスはUAEダービーで2着し、
2着だったヒガシウィルウィンは東京ダービー、JDDを勝利とレベルの高い一戦だった。
巻き返しという事も十分に考えられるが、他の出走馬が順調にここへ駒を進めてきているだけに
この馬を推せる要素が2歳時のレースのみというのは、どうしても他より見劣ってしまう。
ただ、母系を遡ればスピナウェイSを制したバズマイベルがいて、
その産駒グラインドストーンから、ハードスパン→マインザットバードと続いて、
米国にしっかりと蹄跡を残した血統となっており、この馬の血統には、一目置いておきたい。

10ジュンアイノキミ
王冠賞に出走する中で、スピリアとこのジュンアイノキミの二頭が牝馬。
2歳時にフローラルC2着、ブロッサムC1着があり、同世代の牝馬ではトップクラスの存在。
さすがに、交流重賞のエーデルワイス賞、大井の東京2歳優駿牝馬では、
力の差を痛感する結果にはなったが、八重桜特別では、5着と一定の評価はできる。
門別では今年初出走となったみついし蓬莱山まつり特別で、3着。
同じくここへ出走するモンサンルリアン、スーパーステションの後塵を拝したが
前をいく二頭を、1馬身差まで詰め寄った力強い末脚は、なかなか見所があった。
強豪犇く南関東で揉まれてきた経験は大きく、地元の同世代なら牡馬相手でもやれる事を証明。
父セイントアレックスはデビュー前に故障を発生し、未出走のまま種牡馬入り。
そのセイントアレックスの父は二冠馬アフリートアレックスで、血統は確か。
門別では10年から今までに計22頭が出走し、ジュンアイノキミが三頭目の重賞馬。



♦♦♦王冠賞参考レース動画♦♦♦



1着ベンテンコゾウ・2着ストーンリバー・4着スピリア
8着スカイロックゲート・9着スウィフトハート・10着モンサンルリアン



1着ベンテンコゾウ・2着スカイロックゲート・3着モンサンルリアン
5着ストーンリバー・9着スウィフトハート



1着モンサンルリアン・2着スーパーステション・3着ジュンアイノキミ



♦♦♦♦♦王冠賞予想♦♦♦♦♦


◎ベンテンコゾウ
やはり、ここまで二冠を制しているこの馬の力を信頼したい。
短評で触れたとおり、こえるべきハードルは高いが、
ここも横綱競馬で、三冠目を達成してほしいところ。

○イーゼル
別路線組から1頭選ぶとすれば、やはり中央から移籍してきたこの馬を。
同世代の強敵相手との対戦なく未知数も、
古馬相手にあれだけやれれば、◎を脅かす存在になり得る。

▲スカイロックゲート
やはり同世代の一線級が揃った北海優駿で2着を評価したい。
馬場の恩恵もありフロック視していたものの、前走でその疑いを払拭。
逃げて持ち味を活かす競馬ができれば、一泡吹かせる可能性も。

次点は、ジュンアイノキミ
前走のみついし蓬莱山まつり特別は最後、前をいく二頭をとらえる勢いだった。
大井で得た経験が、この大舞台でもきっと活きるはず。









最新の画像もっと見る

コメントを投稿