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浦和11Rテレ玉杯オーバルスプリント2017予想◎サイタスリーレッド○リエノテソーロ▲レーザーバレット

2017-09-19 23:25:44 | 地方競馬


このオーバルスプリントは、元々距離1900mの
テレビ埼玉杯というレース名で91年に新設された重賞。

同じ91年には、埼玉新聞杯(現・埼玉新聞栄冠賞)が創設されており、

当時は、古馬重賞が浦和記念の一つしかなかった浦和競馬が、
古馬の重賞整備に本腰を入れた節目の年になりました。

そのテレビ埼玉杯も05年に距離が1900mから1400mへ変更。
その翌年にレース名がオーバルスプリントへと変更され、
更に11年には南関限定の重賞から交流重賞に。

レース名・施行時期・距離・出走馬の条件、
しかもテレ玉杯がレース名に加わるなど色々と変わり続け、
創設当初の原型を留めていない重賞となって今に至ります。

浦和の1400mということで、小回りツーターンでのレースとなるだけに
スピード一辺倒では通用せず、小回りに対応可能な器用さが要求されます。

それだけに、同じ浦和1400mで行われる、さきたま杯同様に、
地方所属で小回り巧者の、思わぬ伏兵が台頭する可能性も考慮して予想したいところ。



今年の中心は、このレースを連覇しており、3連覇の偉業達成なるか注目のレーザーバレット
しかし、鞍上には連覇に導いた戸崎騎手はなく、前走のサマーchから引き続き岩田騎手。

その戸崎騎手が手綱を握るのが、ダートスプリント界の新鋭サイタスリーレッド
名手を乗せ、古豪レーザーバレットに引導を渡す事ができるかどうか。

モンドクラッセは、層の厚いダート中距離路線からここへ参戦。
能力の違いで逃げ切り勝ちを狙う。

地元浦和からは、前走クラスターCで中央馬を破り初重賞制覇を成し遂げたブルドックボス。
ここも勝って重賞連勝なるか。狙うは秋の大一番JBCスプリント。

浦和を翔けるスプリントの魂!
テレ玉杯オーバルスプリントは、9月20日浦和競馬場11R、16:35発走です!


♦♦♦テレ玉杯オーバルスプリント有力馬評♦♦♦

03レーザーバレット
前走の中央交流重賞サーマーチャンピオンは、5番人気4着。
トップハンデ58kgと斤量が見込まれ、尚且つ9歳馬という事を鑑みれば負けて強しの競馬。

3歳時はUAEダービーに挑戦したほどの素質馬で、その後は海外遠征の反動が出たのか
実戦から半年以上も遠ざかったが、復帰後は1000万条件を2着・1着とアッサリと通過し、
1600万下戦のゴールデンブライドルTを快勝しOP入り。その後は降級・昇級を繰り返し
OPクラスで勝ちあぐねていたが、霜月S2着、ジャニュアリーS1着をきっかけに
一皮剥けてOPクラスでの好走が続き、初重賞制覇がこのオーバルスプリントだった。
その後は、スプリント路線の中央交流重賞ではいなくてはならない存在になり、今に至る。
マイルCS南部杯は昨年4着、JBCスプリントは昨年、一昨年ともに4着の実績あり、老いて益々盛ん。

今年はまだ3戦しかしていないが、初戦の東京スプリントで3着、二戦目のかきつばた記念6着
そして冒頭のサマーチャンピオン4着と中身は濃く、前々走、前走に引き続きトップハンデも
今回は別定戦で58kgから56kgと斤量が2kg減。他馬との斤量差は相対的には変わらないものの
縦の比較で見れば、58kでは馬券圏内がないだけに、この2kgは意外と大きいのかもしれない。
オーバルスプリント三連覇の偉業達成へ向けて準備は整ったとみていい。

近親に96年朝日杯3歳S2着のオープニングテーマがいる。
他に中日スポ4歳Sを勝っており、これは現在のファルコンステークス。
当時は距離1200mで夏季におこなわれていました。


04ミッキーヘネシー(高知)
中央でデビューして24戦して【3-1-3-17】1600万下・桶狭間S2着が最高実績。
高知に移籍後も重賞勝ちまでは届かず、馬券になったのは金沢のイヌワシ賞3着が最高実績。

今年に入ってからは、中央交流重賞を5戦して、佐賀記念6着、かしわ記念8着、さきたま杯7着、
帝王賞9着、マーキュリーC7着と、すべて人気通りか、人気以上の着順は立派という他ない。
そして、川崎2100m報知オールスターC5着、笠松2500mのオグリキャップ記念5着、
前走船橋1600mのスパーキングサマーC4着と地方重賞でも距離不問の活躍をみせている。

今回も恐らく人気以上には走ってはくるかもしれないが、
小回りツーターンというコースがこの馬に合っているかというと疑問。
後方から脚を伸ばしてくるスタイルの競馬で結果を出しているだけに
器用さが問われる浦和競馬場で、余程展開が嵌るくらいの事がないと厳しいのではないだろうか。

それでも上記に書いたとおり、今年は充実しており8歳という年齢を感じさせない。
中央交流ではない重賞であれば、末脚堅実な馬なので、どこかで穴をあける可能性は十分にある。


05ブルドッグボス(浦和)
前走の盛岡の中央交流重賞クラスターカップでは、地元岩手のラブバレットをクビ差退けて勝利。
この勝利が本馬にとって重賞初勝利となったが、これまでも重賞2着が2回ありけしてフロックではない。

前々走の習志野きらっとスプリントは、勝ち馬スアデラはちょっと強すぎて離されたが、
移籍初戦&初距離で2着のタイセイバンディットから1 1/2差の3着と悲観する内容ではなかった。

中央時代は、オープン戦3勝を含む19戦7勝の成績を挙げている。
3戦目のオキザリス賞をムーア騎手で勝利。昨年の太秦Sをデムーロ騎手で勝利、
続く千葉Sをルメール騎手で勝利と、鞍上を見ても相当に期待されていた馬であることは確かで
前走で初重賞制覇となったが、ここも十分に勝負圏内で、重賞連勝の可能性は高そうだ・


06リエノテソーロ
前走のユニコーンSは1番人気に支持されるも、久々のダート戦というのもあったか7着に敗れる。
2歳時は、芝でデビュー勝ちし、続くOPすずらん賞も勝利して、中央交流重賞のエーデルワイス賞へ。
初のダート戦となったが2着に5馬身差を付ける完勝で、全日本2歳優駿へ臨む。
前走の圧勝もあって1番人気に支持され、見事期待に応えて勝利し重賞連勝を含む4連勝飾った。

明けて3歳初戦は、芝の桜花賞トライアル、アネモネステークス。
上位2着までに入いれば、桜花賞の優先出走権が与えられるレースだが、
この馬の場合は出走する為の賞金は満たしていただけに、芝での走りを確認する為だったか。
結果は4着だったが、勝ち馬からは僅か0.2秒差と、このクラスでも一定の目処がついた。

ソエが出て疲れもあり、桜花賞へはいかず、春の大目標をNHKマイルCへ定めた。
ダートで重賞2勝しているものの、芝では前走のアネモネSがこの馬の実力と値踏みされて
13番人気という低評価に甘んじたが、アエロリットから0.2秒差の2着に入り万馬券の立役者となった。

元来の能力からこれくらい走れても不思議はない馬で、芝での実績不足ゆえに
不当な評価になってしまった典型という感じだったが、馬券を当てられた方は見事という他はない。

さて、芝・ダートともに結果を残し、大谷翔平もといアグネスデジタルのように、
このまま二束の草鞋でいってほしいものだが、その為にはまず2歳以来の重賞勝利が欲しいところ。
別定とはいえ、この実績で斤量50.0kgと前走から4kg減は、さすがに有利。
1400mは初も、1200m・1600m両方で結果を出しているだけに問題ないはず。ここは圧勝もある。

半兄ガリバーマリブは、アメリカで走りジムダンディS、ピーターパンS2着と重賞勝利まであと一歩の成績。
そのピーターパンSは今年からG3に降格してしまったが、84年から87年まではG1として開催されていた。
08年、まだG2だった時代ににカジノドライヴが制した事で競馬ファンには馴染みがある。


07サイタスリーレッド
前走、中央交流重賞の盛岡1200mのクラスターカップは、1番人気に支持されて3着。
人気を考えれば物足りない結果だが、地方競馬場は初、重賞も初と見直せる要素は十分。

デビューから12戦芝を使うも、未勝利の1勝のみで500万下を勝ちきれず結果が出なかったが
ダートに転向してからは、これまでの走りが嘘のように変わり身を見せた。
今年の3月から5月までの間に4連勝を飾り、芝路線では成し得なかった重賞へと駒をすすめた。

他馬に比べ、ダートでの経験は浅いものの、4連勝は実力抜きには達成できないはずで
前走で重賞を経験した事で、コース以外の不安材料は少なくなった。
鞍上はこのレースを3年連続で勝利している戸崎騎手と、お膳立ては整ったか。

母ユメノラッキーは、32戦3勝と、500万下での勝ちがあったのみだが、繁殖として成功した。
半姉ラッキーフラワーが園田ChC2着があり、兵庫サマークイーン賞、摂津盃で5着がある。
現役馬の半兄シャークがあすなろ賞3着と重賞で結果を残している。
サイタスリーレッドが重賞級の能力を有しているのは、偉大な母の影響が大きいのかもしれない。


08リアライズリンクス(浦和)
前走スパーキングサマーCは2番人気に推され、レースでは道中2番手追走も、
4コーナーで力尽きてしまい5着と人気を裏切る形になってしまった。
勝ったケイアイレオーネの鞍上は、的場文男騎手と前走まで同馬に乗っていたという事もあり
闘争心が空回りしてしまったのか、なんにせよ歯車が噛み合わなかった。

三走前の川崎マイラーズでは的場騎手に7,000勝のメモリアルをプレゼント。
5番人気での勝利とあって、次走の京成盃グランドマイラーズも3番人気という評価におさまったが
不良馬場を問題とせずに快勝し、これで重賞連勝となった。

元々浦和で6連勝した程の馬であり、その6連勝目でソルテを破るという、
まさに破竹の勢いのまま、次走の大井で7連勝目を飾る華々しい実績を持っている。
近年は好調、不調の波が激しく、掴みづらいタイプだったが能力は非凡。
前走は負けたものの、重賞を連勝しており、第二の好調期にはいったと思えるだけに
重賞連勝の立役者・的場騎手に戻るのは大きい。地の利を活かして中央馬に一泡吹かせたい。


10モンドクラッセ
今年初戦根岸Sは6着、二戦目のOP総武Sは1着。三戦目のアンタレスSは15着と大敗。
間隔のあいた前走エルムSは3番人気に推されるも10着という結果に終わった。

これまでに、東海S2着、エルムS3着の重賞実績があるが勝ち星があるのは
すべて1700mか1800mという戦績だけに、今回の1400mにどう対応してくるのか疑問。
1400mの根岸S6着はあるものの、あれは直線の長い東京コースでのもので、
小回りツーターンの浦和競馬で同じように運べるかどうか気になるところ。

今年唯一の勝利、総武Sは、マイペースで逃げたのが大きく、大敗したのは重賞というのもあるが
やはり、自分の競馬ができなかったのが原因か。リズムよく走れれば重賞でも
馬券圏内にはいる活躍をみせているだけに、敵は周りよりも己というタイプかもしれない。
とはいえ、中距離ダートでの実績は出走馬中随一と言って良く、
能力だけでここも上位に来てしまう可能性もあり、好スタートからそのまま逃げ切りの可能性も。


11サトノタイガー(浦和)
前走のアフター5スター賞は、10番人気11着という結果で、
地方では昨年6月の京成盃グランドマイラーズ以来の二桁着順となった。
14年のJBCスプリントで2着の実績がある実力馬も、近走はやはり全盛期に比べて
最後の一押しが足らない印象で、年齢的な衰えを感じるのが現況。

今年は6戦して、これまでフジノウェーブ記念9着、弥生賞6着、東京SP8着、
川崎スパーキングSP4着、習志野きらっとSP6着、前述の11着という成績。

昨年11月のJBCスプリントでは8番人気5着と、字面上はここでも通用しても良いが、
近走中央交流重賞では、衰えを感じる結果に終わっておりここも厳しいと言わざるを得ない。

本馬の近親には、神戸新聞杯をレコード勝ちしたイコピコ、
シンガポール国際Cを含む重賞3勝のシャドウゲイトがいる。
母母カッティングエッジはTV東京3歳牝馬S、クイーンCと重賞を二勝。
TV東京3歳牝馬Sは、現フェアリーステークスで当時は暮れの中山で開催されていた。

♦♦♦テレ玉杯オーバルスプリント参考レース動画♦♦♦



1着ブルドックボス 3着サイタスリーレッド



4着レ-ザーバレット



3着ブルドッグボス 6着サトノタイガー



1着モンドクラッセ



7着リエノテソーロ



4着ミッキーヘネシー 5着リアライズリンクス



♦♦♦テレ玉杯オーバルスプリント予想参考♦♦♦

Point・・・①オーバルスプリントの1番人気は6連敗中
交流重賞になって以降3年連続して複勝圏内すら確保出来なかったが、
14年、15年、16年と近年は馬券圏内に喰いこんでいるものの、未勝利のまま。

Point・・・②斤量55kg以上で勝ったのは6年間で一頭のみ
負担重量は4歳以上の牡馬54kg・牝馬52kgが基本でGⅠ勝ち馬が5kg増、
GⅡ勝ち3kg増、GⅢ勝ち1kg増の重量設定で、過去6年のオーバルスプリントで
55kg以上の斤量を背負った牡馬の成績は【1・3・2・9】で
勝ったのは昨年のレーザーバレットのみ。

Point・・・③前走の重賞実績・OP実績に注目
過去6年の連対馬12頭に共通するのは前走で地方交流重賞を含む重賞、
もしくは中央のOPで1~4着を確保した馬か、3番人気以内に支持されていた馬。




◎サイタスリーレッド
このレースを3年連続制している戸崎騎手が今年のオーバルスプリントで
パートナーに選んだのは、レーザーバレットではなくこの馬。
前走は初重賞で3着と、5連勝とはならなかったが、中央で4連勝の実力馬で
距離が1400mにかわり前走で苦杯を嘗めさせられたブルドッグボスに雪辱したい。

○リエノテソーロ
二歳時の重賞実績から、古馬相手でも圧勝する力は秘めている。
芝でも結果を残し、秋はどこが目標となるのか。
ここで賞金を加算して、芝・ダートの二刀流で活躍して欲しいところ。

▲レーザーバレット
このレース3連覇の偉業なるかの期待がかかる。
9歳馬ながら、コースの相性はバッチリで、ここも掲示板以上が濃厚。
ハンデ56kgでこのレースを勝った馬はいないが、55kgで勝ったのも昨年のこの馬のみ。

注リアライズリンクス
実績から、地元の期待はブルドックボスへ向うが鞍上が的場騎手に戻り、
マイル重賞を連勝し、好調期と思えるだけにここで一発を期待したい。
このレースでは15年8着、16年6着と着順が上がっており、今年は4着以上を狙いたい。







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