3連休ではありますが、旅行へ行くという事もなく映画館で映画を1本見ただけという、のんびりした日々を送っています。
週末にはライヴが2本。秋からも月に1~2本はライヴの予定が入ってきてます。
今日の1枚は、今ライヴを見てみたい若手バンドの筆頭かも。地元に来てくれる日を心待ちにしています。
LUCKY TAPES
『Cigarette&Alcohol』
2016/7/6リリース
Rallye Rabel
RYECD260
例によって、まず音を聴いてみてください。
彼らのアルバムを聴いて、いつも思う事だけど本当に気持ちイイんです。カッコ良くて心地良くてずっと聴いていられる。去年のアルバムは2015年のマイベストに入れたけど、今回もノミネートは決定的。
クレジットを見ると、メンバーの3人に加えてドラムにmabanua、トランペットに類家心平、ストリングスに徳澤青弦といったゲストを迎え、今回も生音が醸し出すグルーヴ満載。4リズムに3管+3弦+パーカス&コーラスという人数が見事に生きてるんです。
今回、特に素晴らしいなと思ったのはホーンアレンジ。加速度的に磨きがかかってると思います。温もりとグルーヴ、軽やかさと切れ味、圧が強いのに気持ち良い。ストリングスとのバランスも絶妙です。
そしてもう一つ思ったのは、彼らはポップでグルーヴィなソウル風味の楽曲をやってるんだけど、やっぱりロック的な根っこもちゃんとあるんだなという当たり前の事。ギターのリフやフレージングに、ただ心地良いポップミュージックだけではないスピリットが垣間見える。若さに似合わぬ抽斗の多さと懐の深さを感じる(笑)
個人的レコメンドは、彼らの真骨頂である横揺れグルーヴが堪能できる「レイディ・ブルース」。ホーンのカッコ良さがハンパない上に、類家心平のトランペットソロが鳥肌モノです。
そして、大橋トリオを彷彿とさせるミドルグルーヴ「ミルク」。サビメロの展開とコード感は絶品です。
最後の「TONIGHT!」も大好きです。ストリングスのリフのカッコ良さも、サビの高揚感も最高!3分半辺りからのホーンを聴いてると、Chicagoの「サタデー・イン・ザ・パーク」を頭に思い浮かべてしまうんですが、こーいうトコからも彼らがメロウグルーヴの旗手なのだなと実感できる締めの1曲。
というか、10曲全てが全部イイんですよホント。しかも曲順がパーフェクト。曲のスキップをしたくならないし、ずっとループさせてられる。
少しでも興味を持たれた方は是非、通しで聴いていただきたい。