ソネット 10番

2016年10月17日 | 十四行詩






ソネット 10番




テーブルクロスの
わたしのところを拭くと
いつもフキンが
黄色くなる と妻が怒る

思いあたる節はない いや どの節だったかが
思いあたらない
卵だったか 芥子だったか
はたまた きのうの南瓜スープだったか

金木犀の風は北窓から入り
南へ抜けてゆく
その日の加減で

南から入ることもある
ひかりの香る風は
テーブルクロスを草原のように吹き抜けてゆく






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