OYAMA CROSSROAD BLUES

mimi-tab.社長の妄想迷走奔走日記

ハカランダは夢の木ではなくなっている(らしい)

2012-05-24 00:09:27 | ギター
先日楽器屋さんで耳にしたうわさ話。どうやらハカランダは幻の木ではなくなったらしい。え?いやだってブラジル政府は1960年代に原木での輸出を禁止。1992年にワシントン条約で規制されてからは世界的に枯渇状態にあるはず。それがあのぶっ飛び価格に結びついているわけで、それがアンチ・ハカランダな人たちまで生み出しているというのに?さもありなん。ハカランダは供給過多な状態にあって、今や国が輸出を禁止したマダガスカル産ローズウッドの方が近々幻になるとかならないとか。代替材の方が高価になったりして?そんなことがあったら、アンチ・マダガスカルになっちゃうな、俺。

そもそもブラジル政府が原木の輸出を規制したのも、別に絶滅の危機なんかじゃなくて、実は価格を操作したかったからという話もあった。国内で加工して輸出することで輸出量を制限、自国の経済の活性化と価格の維持を狙ったとか。そもそも伐採されすぎて絶滅の危機になったんじゃなくて、生息地を開発していったため減少していったのだから。ギター屋や家具屋や箸屋だけが悪者にされているようだが(?)、要は木より環境より開発だったわけ。そのつけが回ってきてのワシントン条約。なんだけど、どうやら今、ブラジル政府はハカランダの輸出に対して何の規制もかけていないらしい。アメリカは今、ワシントン条約の厳守に命かけているらしく、輸出も輸入もとても難しいらしいけれど当のブラジルはいつの間にやら無関心になってしまったらしい。

そんな状態であればマーチンのような大きなメーカーが根こそぎ買っていきそうだが、事は簡単ではないとのことだ。マーチン社はハカランダのギターにちょっと考えられないような値段をつけてしまったからね。そんなものをたくさん作ったって売れるはずがないわけで。ギター好きの金持ちなんかそうそういないってこと。

というわけでこれからは個人製作家の方たちが、過剰供給のハカランダからよりすぐりの材を使って素晴らしい音と法外でない値段の作品をどんどん作ってくれるのではないかな。ちょっとワクワクする話ですね。噂だけどね。でも悪くない噂だ。アンチ・ハカランダの方には申し訳ないけれど、やっぱりハカランダの音は素晴らしいよ。もちろん、シトカ・スプルーストップと組み合わせたインディアンローズウッド、密度の高いマホガニーなんかも素敵だけれど、どれかひとつ選べと言われたらハカランダ選ぶからね、俺は。アディロンダックスプルースとハカランダのコンビは猪木馬場のGI砲、ブロディ・ハンセンのミラクルパワーコンビ級の最強の組み合わせだからね。


以前所有していたEd ClaxtonのEMハカランダ。美しい。音も良かったし、なんと香りも良かった。聴覚・視覚はもとより嗅覚にまで訴えてきたというのはウソのようなホントの話。
ジャンル:
ウェブログ
コメント (3)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 笹路正徳Music Review「Searc... | トップ | 街コンに突撃~~~! »
最近の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ジャーマンスプルースも好き (mimi-tab.社長)
2012-05-24 10:02:27
ジャーマンとハカランダの組み合わせも好きです。こちらの方が適度に柔らかく暖かい。でも今はハカランダのギター持っていません。写真のギターは残念ながら手放してしまいました。こんな話は止まらない(苦笑)。
Unknown (its)
2012-05-25 21:01:51
え~、本当ですか? ブラジリアンよりもマダガスカルの方が希少だなんて…。

マホガニーが枯渇するとか、この手の話はよく聞くのですが、真実は一体どうなのでしょうか?

長期的には少なくなるとは思われますが、10年単位では浮き沈みがありながらも、私たちが生きている間くらいは大丈夫なような気がしています。

最近、Claxtonさんの新作を目にする機会が少なくなりましたね。
ブラックジョーク (mimitab.社長)
2012-05-26 10:16:12
いわゆるブラックジョークです。代替材が本家と逆転する。でも方や在庫がふんだんにあり、政府はいつの間にか黙認、片や国が輸出を完全に禁止しましたから有り得ない話では無いのかも?
マホガニーもワシントン条約の指定品種ですね。どうなんでしょう?どちらにしてもマーチンなどの生産量の多いメーカーさんは在庫があるうちに代替材を探す必要に迫られてるでしょうね。
よく言われる事ですが、木材はあっても最近の木は質が悪いらしいですよね。何故なんでしょう?温暖化で成長が早すぎるのでしょうか?宮大工の本を読むと大きな質のよい木はもう東南アジアにしかないと書いてあります。結局古木が良いという事なんでしょうか。
何れにしろ“噂“なので。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。