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プーチンのインタビュー by オリバー・ストーン、など

2017-06-14 07:59:48 | アジア情勢複雑怪奇

オリバー・ストーンが撮ったプーチンのインタビュー集は夕べ放映された模様。youtubeに様々なクリップが落ちているのでいくつかみた。さすがに映像のプロがやっているだけあって映し方、音声などを含めてちゃんとした見ものになっている。プロは違うんだなと思った。

プーチン一人だけしか出てこないんじゃなくて、クリントン、ブッシュの時代の映像も盛り込まれているので、ちょっとした歴史ものになっているともいえる。

こんな感じ。これはNATOについて語ったもの。米国には同盟はない、あるのはvassals(従属国)だけだ、と。

The Putin Interviews | Vladimir Putin & Oliver Stone Discuss NATO | SHOWTIME Documentary

 

また、今日までに出た一つのハイライトは、プーチンが、

米国はアルカイダを育てたとして、ソビエトのアフガン侵攻とのからみを話し、また、

CIAがチェチェンのテロリストをサポートしていたという証拠がある、と語ったところか。

US nurtured Al-Qaeda & supported terrorists in Chechnya

https://www.rt.com/news/392022-putin-stone-us-alqaeda-chechnya/

The US is to blame for the rise of Al-Qaeda and its late mastermind Osama bin Laden, which it empowered to fight Soviet troops in Afghanistan, Vladimir Putin told Oliver Stone. Putin also said there is proof the CIA supported terrorists in Russia’s Chechnya. 

 

まぁ、サウジも絡んでたと何年か前に出てるし、だいたいみんな知ってるよ、みたいなところはあるわけだけど、公人がクリアに言明するというのはまた話は別。結構なことだと思うな。

ブッシュ時代、CIAがチェチェンの武装集団をサポートしていると苦情を言ったら、ブッシュは、対処すると言った。

が、その後モスクワが受け取ったのはCIAからの手紙で、そこには、この件で政策変更はないとあった。

だそうだ。ってことは、もう両者わかった上でやってたわけで、この20年ぐらいというのは、実はアメリカによる宣戦布告なきロシア侵攻作戦継続中って感じなんだなと改めて思う。

 

その他、様々な発言は、おいおい書いていきたい。

ブルームバーグが、プーチンのインタビューを夕べ見逃した人へ、とかいって上手にまとめの記事を作っていた。興味深い展開だわ。

Missed the Interview With Putin? Here Are the Key Takeaways

https://www.bloomberg.com/politics/articles/2017-06-13/russian-breach-of-39-states-threatens-future-u-s-elections

 

当然のことながら、ガーディアン他の反プーチンの急先鋒の媒体(ほとんどの主要紙だが)は、オリバー・ストーンのプーチンラブレターじゃないかと批判している。実際、そんな感じは私にしてもしないでもない。

 

そんな中、

■ セルビア

セルビアが、1999年のNATOの空爆について訴訟を起こすらしい。

‘It’s never too late’: Serbia sues NATO over 1999 bombing

といっても、空爆そのもの、NATOの侵攻そのものを問うというものではなくて、劣化ウラン弾使用を起因とするガンの発生を主訴にしているように読める。多分、このぐらいなら手っ取り早いから、じゃないかなどとも思える。政治ネタにすると長引くし。

ということは、短期的な狙いはセルビアはNATOに入りたくない、あるいは入らないですむようセルビア人の関心を集めようってことではなかろうか。

入るこたぁないんですよ、意味不明に空爆して勝利宣言していた奴の下僕になる必要はさらさらない。

 

■ NBCのプーチン・インタビュー

オリバー・ストーン以外にも、何週間か前、米NBCのMegyn Kelly'が長尺のインタビューをして放映された。ただし下の動画は「フル」じゃなくてプーチンの回答でアメリカにとってよろしくないところはカットされている、とネット上では言われている。

President Vladimir Putin On Russian Election Interference (Full Exclusive) | Megyn Kelly | NBC News

 

アメリカの主要紙の中ではロシアゲートとかいって、あたかもマジでそんな疑惑があるかのような話をず~っとやってるわけだけど、実際には、いろいろ濃淡はあるのもののこんなやってアメリカの中でのロシアものの露出は増え、あろうことかプーチンの発言がじゃんじゃん出てる始末。

これって何なのだろうか。

プーチンネタは売れるから、ってのも一つあると思う。あと、なんとなく、若干のごめんなさいを込めてプーチンをフィーチャーしているような気もしないでもないと思える節もなくはない。結構カッコよく撮ってるし。

なにより、オバマとメルケルに大きな責任のある例のウクライナ危機の頃じゃんじゃん出ていた、あの過激なロシア嫌いの人たちの姿があまり見えないというのも注目しておきたい。

まぁアメリカの中の仲間割れ現象なんでしょうね。といってもトランプvs主要紙、という割り方じゃない別の割り方だと思う。

 

■ オマケ

ついこの間のサンクトペテルブルクでの会合の様子。プーチンがもう、言うだけ言ってるって感じでアメリカ人ジャーナリストKellyはある意味サンドバック状態だった模様。

ロシアのテレビで放映されたものに英語の字幕付き。

主要なパートは、ロシアがアメリカの選挙を「ハッキング」したとかいうクソな話への反駁で、いちいち面白い。ほとんどコメディーのよう。言葉の戦いが好きな人たち向け。

マニア受けする(笑)部分としては、13分かそこらのモルドバ大統領のスピーチの一部。

モルドバの国民の98%は正教徒である。ロシアとモルドバを喧嘩させようったってそうはいかない。モルドバは大祖国戦争をロシアと共に勝ち抜いたのだ、とかいうあたり。なんか決起集会みたいで興味深いし、ようやくここまで言える人が出て来たんだなぁって感じもする。

Putin’s best moments while smashing NBC's Airhead Megyn Kelly

 


 

 

 

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1 コメント

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『西側の野党プーチン』 (ローレライ)
2017-06-14 12:00:13
『アメリカは日本の野党』と言われるが『西側の野党プーチン』と言う感じ、『反逆者トランプ』の話は聞かない!

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