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神ではない米国の対露「デジタル爆弾」開発

2017-06-26 11:29:43 | アジア情勢複雑怪奇

日本ではミサイルが飛んで来たら物陰に隠れるといいと信じられているようなのだが、そんな小さなミサイルではないものが飛来した場合、世界は、というより地球は壊れる。伏せようが、物陰に隠れようが関係ない。

というわけで、オバマは恐ろしいことをしていたようだというのがワシントン・ポスト紙に出ていた。

米国は対露「デジタル爆弾」を開発=ワシントン・ポスト紙

https://jp.sputniknews.com/politics/201706233799035/

オバマ前大統領は昨年、ロシアインフラへサイバー兵器を仕掛けることを承認した。ワシントン・ポスト紙が報じた。

同紙はこの兵器を、米国がロシアとの関係がエスカレートしていると見た場合には爆発する可能性のある、「デジタルな爆弾相当物」だと呼んだ。

このプロジェクトは、オバマ大統領辞任時には開発段階にあった。使用決定は、トランプ大統領にかかっているかもしれないと同紙は指摘する。

作戦は、NSAが開発した「インプラント」をロシアの重要なインフラネットワークに展開するというもの。米国の元高官がワシントン・ポスト紙に語った。

 

そのワシポの記事はこれ。オバマはプーチンの選挙妨害を懲らしめようとして苦闘していた、といったタイトルで、その流れで書かれているけど、知能がある人が読めば、その「懲罰」がインプラントなるもので、そっちの方にぎょっとするという仕立て。

Obama’s secret struggle to punish Russia for Putin’s election assault

https://www.washingtonpost.com/graphics/2017/world/national-security/obama-putin-election-hacking/?utm_term=.265a4315a339

 

これについては、「逝きし世の面影」さんがスノーデンの警告を呼び覚まして書いてらっしゃる方向性が適切だと思いましたのでリンクさせてくださいませ。

あの恐ろしい「スノーデンの警告」を米有力紙が裏付ける

http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/e1dfd282b91ac825fb456dcfd5027700

 

■ コアの狂人は自分を神だと思ってる


で、この手の大規模サイバー攻撃が恐ろしいのは、NSA(またはアメリカ政府)は神ではない、ってこと。

つまり、インプラントをロシアのなんらかのネットワークに組み入れたことによって、何に影響していくのかを完全にわかる人はいない、ということ。

例えば、これによってロシア軍に、偽の核攻撃のアラームが点灯するかもしれず、あるいは、なんらかの装置がシャットダウンして、それによって作動するはずのものが作動せず、誤作動を生んで、その連鎖の中に核ミサイルの発射系統の混乱が発生するかもしれない。

つまり、被る被害はロシアだけには限定されないし、被害をこうむったロシアがなすがままになる筋合いもないので、意図をもって報復する可能性も絶大だ。というより、プーチンは絶対報復するとあえてデカい声で言っているのは、このスキームを止めるためでしょう。

人類は既に冷戦期に、実はこういう偽のアラームによる核戦争の危機を経験している。ソ連の将校が冷静かつ勇敢でなかったら核戦争になってた、という話は非常に有名。また、最近知ったところでは対中国でも一度あるようだ。

 

で、この「懲罰インプラント」の話を考えると、ここ2年ぐらい、米ロの核戦争への懸念を語る人が多くなっていたことの意味もわかるというもの。

プーチンその人が、西側のジャーナリストに向かって、お前ら自分たちが何を報じているのか理解しているのかと説教をしていたこともあった。

また、ロシア、アメリカの軍歴のある人と思しき人たちの危機感が大きくなっていたことも顕著だった。もちろん、こういうのを「ネタ」として喜んで、世界は第三次世界大戦に向かうのだ~といったリアリティのない調子で掻き立てて、それによってヒラリーを悪魔化する向きもあれば、トランプを悪魔化する向きもあるといった具合に尾ひれが騒いでいったりもして、大混乱、と。

 

で、この様子というのは、第二次世界大戦後に、ソ連に核の情報を伝えた科学者たちがいたという話とパラレルだと思う。

これは通常、西側では、赤のスパイがソ連に秘密情報を持たせた、なんたることだ、という話として教え込まれていて、私自身も冷戦期の少女だから、そう思ってきた。

が、これってつまり、今のアメリカの一部というかコアの部分の狂人たちを私たちが恐れるように、当時もそれを恐れた人々がいて、カウンター勢力としてソ連に同じものを持たせようとした、って話でしょう。

 

で、最近の、オリバー・ストーンが行ったプーチンとの一連のインタビューの中で、プーチンがその話をしていた。ソ連は自前の科学者と外国からの科学者、主にドイツ人が取り組んだが、アメリカからの情報も得た。それはスパイが暗躍してというより、科学者自身が渡したものだ。政治家よりも科学者はインテリジェントだったってことだ、と語っていた。

どの場面だったか今見つけられないんだけど、見つけたらここに挿入する。

[捕捉:これこれ。長いインタビューのバージョンから切り取った宣伝用の一部分だけど上の発言はこれで十分わかる]

The Putin Interviews | Vladimir Putin on How the Nuclear Arms Race Has Evolved | SHOWTIME

 

これら過去数年の動きを見ていると、思うに、やっぱりアメリカあるいは西側に巣くっているこれらコアの狂人グループをなんとかせな、と思う人々が、ロシアと中国を頼りに綱渡りをしているということなんだろうと、前から言ってますが相変わらずそうだと思う。

そうなると、中国が、論説の中で、2年ぐらい前だったか、俺らは別に今勃興したいとか、大国になりたいとか考えてるわけでもないけど、世界が必要としてるからこんなになってるだ、といった感じのことを言っていたことがあったのはまさにそういうことなんじゃないっすかね。(中国はもっとゆっくりとしたスピードでいいと思ってたでしょう)

でもって、この手の話が、ワシントンポスト紙から、あくまでロシア叩きの一環のような装いではあるにせよ出て来たということは、若干でも安定の方向に分水嶺を超えた、少なくとも超えないとならないと考える人が増えてきて、ということなのではなかろうかと想像する。が、しかし、これでへこたれる狂人でもなかろうとも思う。

なんてかこう、ミサイルが来たら物陰に、というより、地面が余ってるお家の人は防空壕を掘る、といった方がよほど実効性があるんじゃないですかね。まぁ巨大な地下室を作ればいいわけだが。

 


 

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『スーパースタックネットの拡散』 (ローレライ)
2017-06-26 14:05:10
『神神の黄昏』を見たくてインフラ破壊ウイルス『スーパースタックネットの拡散』がされたら『世界中フクシマ化』されるが『フクシマ爆発』も『スタックネット』の発動だったのかも。
あり得なくはない (ブログ主)
2017-06-26 14:37:52
ローレライさん、

スタックネット説に妙にリアリティが生まれて来たなぁと私も思うに至りましたね。ただきっと広まってる説にはどこかにトラップがあるんだろうとも思ってますが。

なにより福一に関しては日本政府の対応が常に倍して異常だという点が、なにか怪しいと思わせる大道を用意しているって感じ。
ブロックチェーン (とど)
2017-06-27 14:30:14
プーチンが、イーサリアムのブテリンと会談を重ねているらしいというニュースに、希望を持ちたいです。
??? (私は黙らない)
2017-06-28 03:59:20
私は、なぜ、この時期に米メディアがスノーデンの告発をあえてコンファームするような記事を書いたのか、意図がわかりません。どう思われますか?
インフラへのマルウェアの件は、今更目新しいニュースでもないし、日本でやってれば当然日本だけってわけないし、ニュースの中身より、このニュースをメディアが発した意図の方が意味があるような気がします。
我々夫婦は、もう結構人生を生きてきたし、核のアラームでどうにかなっちゃっても仕方ないかとあきらめもつきますが、まだ若葉の盛りの子供はどうしよう。地球上で一番安全なとこってどこ?
屈服 (ブログ主)
2017-06-28 17:44:19
私は黙らない さん、どうも。

どうなんでしょうね。知らんぷりできないほどの危険性があるから、なのかなぁとか思って見たりもします。

要するに、いかなdeep stateだって地球を壊してどうするよ、ってところはあるわけで、こういうのは脅しで使ってるわけでしょ。相手を屈服させるために。
ところが屈服させようとした相手が屈服しない→洒落になれないリスクだけが見える→saneな人たちが止めにかかってるってことではないんでしょうか。

安全なところ・・・。昔は南極だったと思いますが最近のミサイルは南極経由もあるので、ダメみたいです。ないですね。

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