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プーチンとトランプ、クリスマスを楽しむ

2016-12-24 20:24:46 | 太平洋情勢乱雑怪奇

昨日、プーチンは年末恒例のジャーナリスト相手の対話を4時間ぐらいやっていた。毎年思うけど、この人ほんとにすごいわ。

その様子はこれ。

Putin holds annual Q&A marathon (FULL VIDEO)

 

忙しかったのでトータル15分ぐらいしか見てないので、年末にかけてみる予定。

でも最初の5分から10分ぐらいのところで一つ重要なことを確認した。ロシアの経済状態、財政状態について言っているのだが、森永卓郎の4年後ロシアは財政破綻説は今のところ勝てる見込みはなさそうです。あと3年見張りましょう。

もう一つ、偶然スライダーが止まったところは、核戦略の話。これは後で別途書こうと思うけど、だいたい予想通り。

私は見ていないのだが、プーチンは、米大統領選の結果をロシアがハッキングしたからのへちまだのという米民主党に、ガツンと一言言ったらしい。こんな感じ。

民主党と現在の(米)政権は、選挙の失敗を外部要因のせいにしようとしているけど、民主党は単に大統領選挙に負けただけじゃないんですよ。上下両院で負けたんですよ。これも俺がやったわけ? 彼らは威厳をもって負けることを学ぶ必要がある。

https://www.rt.com/viral/371561-trump-agrees-putin-tweet/

と言ったそうです。それも俺がやったの? Did I do that as well? というのが受けるし、民主党は負けざまが悪すぎると不愉快に思っていたアメリカ人にとっては、よくぞ言ってくれましたになることは容易に想像がつく。

で、これをトランプがツィッターで、まさにその通りと言った。そうなれば、きゃーーーーとなる人たちは当然いるわけで、アメリカ方面で大騒ぎになっている模様。

 

また、その一方で、プーチンはトランプにクリスマスと新年のご挨拶レターを出したそうで、それをトランプが公表し、あわせて、とっても良いレターだ、と言ったというので、こっちもハチの巣状態。

中味は、要するにこれから建設的な関係を作れるといいなと思ってますよ、という話で、正常な状態なら戦争関係にない2国なんだから、その通りと受け止めるしかないのだが、なにせ現状、西側の一部には、各国民を置き去りにして、ひそかにロシアと戦争している気になってる人たちがいるので、そら大変。

"His Thoughts Are So Correct": Trump Releases "Very Nice Letter" He
Received From Putin
http://www.zerohedge.com/news/2016-12-23/trump-releases-very-nice-letter-he-received-vladimir-putin

 

そうかと思えば、国連では、イスラエルの入植活動を非難する決議が通った! というのでこっちも大騒ぎ。

安保理15カ国中14カ国が賛成にまわり、アメリカが棄権したから通ったわけです。


イスラエル入植非難決議を採択 米が拒否権行使せず
安保理
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM24H0W_U6A221C1NNE000/

【ニューヨーク=高橋里奈】国連安全保障理事会は23日午後(日本時間24日朝 )、パレスチナ自治区内のイスラエルの入植活動を非難する決議を採択した。 入植活動への批判を強めるオバマ政権が、拒否権を行使せず棄権に回った。イ スラエル寄りのスタンスを取る米国が拒否権の行使を見送るのは異例。採決を巡ってはトランプ次期米大統領が22日、米国は「拒否権を発動すべきだ」とフェイスブックに投稿し、決議への反対姿勢を鮮明にしていた。

 

オバマはこう来るであろうと思っているところに、こう来たわけでその意味で驚きはないのだが、どうなるのか楽しみが残る。

田中宇さんが丁寧に書かれていた記事を復習しておこうという気になる。

イスラエルのパレスチナ解体計画
https://tanakanews.com/161101palestin.htm

 

そして、これらすべての騒ぎの向こうにアレッポが見え隠れする。

アレッポでは、ついにクリスマスを迎えることができた。この意味は、やっぱり西欧というキリスト教徒が多い地域においてはひと際重いと思いますね。

You know, God shows us that He is on the side of Mr. Putin. (神様はプーチンの側にいることを自らお示しになってるわけですよ)

みたいなことを言ってる人がいると思うな。まぁ、プーチンは正教徒だからカレンダー違うんだけどね(笑)。

 

プーチンとトランプは、クリスマスという西欧人がどうあれ気になり、どうやってもそわそわするこのタイミングを狙ったわけでもないのだろうが、結果的に、なにかちょっとした feast(祝宴)状態を作ってるように思う。

で、この成り行きに対して、西側主要メディアが一切タッチできない、すべて後追いで記事を書くだけになっているのが実に新しいですね。

トランプはツィッターで直接語り、プーチンはロシアメディアを使って報道しているわけだから、世界のメディアの90%を支配していると言われている(この数字はスプートニクの編集の人が言っていたもの)「主要メディア」であっても、得意の「ナラティブ管理」ができない。言葉を勝手にピックアップして、都合よく書いてそのストーリーの流れを決してしまうという得意技ができない!

新しい時代に入ってきたなという予感があるわ、って感じ。

 


 

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5 コメント

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『クリスマス大戦不発』 (ローレライ)
2016-12-25 08:39:59
マイケルムーアあたりは、ヒラリー政権で『クリスマス大戦』を予想していたが『クリスマス大戦不発』で何よりの年末。
プーチンの大記者会見 (石井)
2016-12-25 10:51:08
日本時間で夕方6時開始なので中継で見ています。例年通り4時間程度の会見ですが、この間全く休憩無しでよく体力が持つなといつも感心します。今年は、昨年一昨年のような緊張感もなく穏やかな雰囲気だったように思います。ほぼ国内問題の質問が中心で海外記者の質問は僅かでした。
プーチンの頭の中には主な指標数値は全て入っているのでしょう。あらゆる質問に対して即座に淀みなく返し、質問者を納得させる。大体の問いに数分間、ものに依っては10分以上の時間を掛けて答える。批判に対しては、何処ぞの国のリーダーのようにキレるのではなく、確かな論拠を示し相手を説得する。こういう「ことばの力」こそが彼の権威の源であり、権力の基盤になっていると思います。決してプロパガンダとか「暴力装置」が権力基盤ではない。

何処かの日本のネット新聞で「権威主義的ロシアで指導者に直接問いただせる機会は少ないから、東京で行われた会見は貴重なチャンスだ。云々、、、」というような記事を見ましたが、毎日ロシアのテレビニュースを見ている者からすれば笑止千万です。プーチンほど記者会見、○○フォーラムで応答、学校工場等の場での市民との対話を実行している西側のリーダーを僕は知りません。今でも記憶にあるのが、9月1日の「知識の日」ある田舎の学校を訪れたプーチンは、小学1年生の「何でルーブルは下落してるの」という質問に対してそれこそ3分以上は時間を掛けて答えていました。

それに引き換え、今回気になったのは、西側記者、WSJ、BBCですが、彼等の言葉の軽さというか、質問の軽さです。ことばの質に於いて、ロシアの地方記者にも劣る気がしました。
しかしテロメンタリティーは死なない (ブログ主)
2016-12-25 16:28:00
ローレライさん、

確かに大戦は不発で何よりです。でも、テロリストメンタリティーは死んでないですから、くだらないことをやり続ける人たちが残る。これをどうするのよ、ですね。
頭で考える人たち (ブログ主)
2016-12-25 16:33:49
石井さん、どうも。

全部同意します。そうなんですよ、これほど考えて答えてくれるリーダーなんて見たことないです。

それはしかし私が言うだけでなくアメリカ人の中にそれを理解する人が出て来たことが、地球的には慶事だったとしみじみ思います。妄想の壁が破れた!って感じ。

バリアだったのは主要メディア&知識人だったんだな、と。

日本は100年越しの妄想ですから、アメリカ人より深刻。ガラパゴスはどこまで続けられるのか、がテーマ。
オバマの置き土産 (私は黙らない)
2016-12-27 06:51:19
イスラエル入植非難決議にオバマが棄権のニュース。オバマの施政でよかったことは何もなかったとの、以前のコメント、撤回します。
一方、決議への反対を表明したトランプ、選挙後の人事を巡ってバトルがあったようですが、ギングリッチ、クリスクリスティ、ジュリアーニがはずされ、娘婿の影響力が隠然と拡大し、政治姿勢も変質してきているように思います。今回の決議反対も、彼と彼につながる政治勢力の影響じゃないでしょうか。大統領になったのは、ドナルドであって、彼の家族ではないのだから、一線を画さないと。

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