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米、アゾフ・バタリオンへの資金提供ようやく停止

2017-05-05 23:14:30 | 欧州情勢複雑怪奇

大きなニュースになっていないのではないかと思うんだけど、意義は小さくないと思うのでメモ。

アメリカ下院がペンタゴンに許している資金の一つについて、この資金をウクライナのアゾフ・バタリオンに使うことを禁じますという措置を取ったそうだ。

今頃ですか?? なわけですが、ともあれ小さな一歩だとしても良いことなのでメモ。

US Congress ends funding for Ukraine’s neo-Nazi Azov Battalion
http://theduran.com/us-congress-ends-funding-for-ukraines-neo-nazi-azov-battalion/

遡って自分で調べてないので、どの法律なのかわからないのでメモとして受け取ってくださいませ。けど、まぁ、状況的に理解できる話なのでそうなんでしょう。

アゾフ大隊はウクライナのネオナチといわれておりまして、とかいうそういう可愛い次元でマズイという話ではなく、この人たちはほんまものんの犯罪者集団。国連人権委員会やらOSCEやらのモニターしている公式のところからもダメだしされている団体。なので、さすがにここに資金を入れたままにしていては、今後に差しさわりがあると今頃思ったのか米議会、というところ。

Azov Battalion
https://en.wikipedia.org/wiki/Azov_Battalion

別の言い方をすれば、オバマ、メルケルはこの人たちを庇って、あたかも正しいことが行われているような調子で世界中を騙して、その結果として、酷い、酷い犯罪を白昼堂々そのまま放置して、資金を投入し、むしろ支援してきたわけです。こっちも忘れてはならないでしょう。思い返しても身の毛がよだつ。

 

■ オデッサ虐殺事件をメルケルの目の前で語ったプーチン

で、プーチンは、この間ドイツのメルケル首相がソチに来た時の会見の後の記者会見で、2014年5月にウクライナ南部のオデッサで起きた事件について、世界にはこれを忘れる権利はない、という言い方でこの事件を次のように語った。

あなたは覚えていらっしゃるかもしれませんが、3年前、オデッサでとてつもない悲劇が起こりました。ウクライナの過激なナショナリストたちが無防備な人々をオデッサのトレードユニオンビルに追いやり、そこで生きたまま焼きました。未だに誰に責任があるのか判明していません。グローバルコミュニティには、これを忘れる権利はありません。同じようなことが将来二度と起こらないようにするためです。

"As you may remember, three years ago, a terrible tragedy happened in Odessa, when Ukrainian radical nationalists herded defenseless people into the Trade Unions Building and then burned them alive. Those responsible have not been established yet. The global community has no right to forget this so that such events do not happen again in the future,"

http://tass.com/world/944194

 

でまぁ、これはつまり、オバマがいない今、あんたの肩にかかってんだよ、とプーチンはメルケルに言ったわけですね。そして、メルケルは、相変わらずクーデターが起こったことを否定し、ロシアが不法で、ロシアが不法でを繰り返した、と。

ドイツがメルケルによって失ったものは巨大ですね、しかし。ウクライナをああまで酷い状態にした責任者はオバマとメルケルですから。2012年までのドイツには何も問題がなかったと言えるでしょう。なぜ突然、ヒトラーになる必要あったのかと驚くばかりです、ほんと。

そして、ヒトラー並のプロパガン作戦で、ロシアが悪い、ロシアが悪いとメディを使って偽情報を流させ、最後にドイツ戦車をロシア国境に立たせて喜んだ、と。アホでしょう。

バルバロッサ作戦なんて、こんなことがなければ軍マニアの昔語りで忘れられていたのに、あらためて多くの人にナチスドイツの凶暴性が印象づけられた3年間だったと言えるでしょう。

そして、これによって、戦後の西ドイツが取った、ナチスの犯罪といえばユダヤ人差別の話のみ、という印象操作の作戦は崩壊しつつあるといってもいいでしょう。全体として東方に拡大していった中で起きた惨たらしくもおびただしい人殺し作戦の結果について、ドイツは旧ソ連の人たちに、時々思い出したように謝罪してみたりする以上のことはしてないですから。(これもある種の冷戦構造に伴う「正史」見直しシリーズの一つになったと言えるでしょう)

 

オデッサ虐殺事件については、桜井さんが、上手にまとめてらしたので、リンクさせていただきます。

3年前の5月2日に西側支援のネオナチがオデッサ住民虐殺、そうしたことを再び行うなと露大統領
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705030000/

 


 

 

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4 コメント

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『ナチス現象のスポンサー』 (ローレライ)
2017-05-06 05:59:56
20世紀から21世紀の悲劇は『アメリカの自作自演』であったと言う話、『ナチス現象のスポンサー』を辞める発表はもっと取り上げられてよい!
ほんとに (ブログ主)
2017-05-06 17:57:26
アメリカというよりその行為の「首振り人形」にすぎない西側諸国は、一体どこまで落ちれば気がすむんでしょうね。
real Kiev (石井)
2017-05-07 17:57:07
本題とは少し離れますが、ウクライナ関連ということで。
明後日からキエフで「ユーロビジョンソングコンテスト」が開催されます。優勝者の国に翌年の開催権があるということなのですが、去年はウクライナが1位、2位がロシアでした。優勝者はクリミアタタールの女性で、唄は大戦時の強制移住という政治色の濃いものでした。尚且つ、採点方法がこの年から変わり、本来は視聴者投票のみだったのが、「専門家」の投票が加味されるようになり、このことで1位2位の順序が逆転したと、ロシアではかなりシラケたし、又いつもの西側からのロシア虐めかと受け取られていました。

ユーロビジョン開催前に市当局がビデオを作成しています。「シャーリー」というウクライナから脱出したロシア語圏では超有名ブロガーが、これを皮肉っていますので、今日はこれを紹介させて下さい。
https://www.youtube.com/watch?v=zI0IPBdTF6Y
最初にキエフ市長クリチコ(元ボクシングの世界チャンピオン、言葉ではマトモに何も説明できないという能力の持ち主)がキエフの紹介をしていますが、シャーリーがこれは俺の知っているキエフではない、本当のキエフを見せてやる、として大半は説明無しにビデオを回しています。勿論、どんな街でも汚点はあるのでしょうが、それを上回る街の状況のように見えます。ソ連時代の自分の経験から云うと、汚い街でもテレビ画面からは「それなり」に見えたものですから。

ソ連崩壊時最も豊かな国とされたウクライナは、旧ソ連圏では経済もモラルも最低レベルの国になったようです。「西側の援助」は、この状況からの好転には何も寄与せず、悪化する方向にしか作用していないように思います。


ウクライナを劣化させたい西側 (ブログ主)
2017-05-07 19:55:44
石井さん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。

ユーロビジョンについてはたびたびTASSに出ていたので成り行きはなんとなく理解していましたが、私も大方のロシア人と同様、白けました。ってか、もう別にヨーロッパとなんでも一緒にやるのを止めたらどうだろうと思ってみてました。アジアでやればいいだろう、と。

あと、ウクライナのある種の惨状は、私はそれこそ西側の喜びなんだろうと思ってます。つまり、ウクライナ+ロシア(これこそロシアだと思います)だと強くなっちゃうから、ウクライナを使い物にならないところまで劣化させて、むしりとろうという話。

いずれにしても、西側は落ちるところまで落ちたなと私が思っているのは、競争で勝というと思ってないところですね。潰してやろう、以外の方針がない。

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