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米国は「何か間違っている」 by JPモルガンCEO

2017-04-12 23:31:50 | 欧州情勢複雑怪奇

どうしようもないアメリカですが、JPモルガンのCEOが自社のレポートに、なにかおかしい、明らかにと書いたというのが昨日あたり話題になったいた。日本語が来たのでメモがてら。

米国は「何か間違っている」-楽観で知られるJPモルガンCEOが警告
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-05/ONWUO26TTDSA01

米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)はトランプ政権下となって間もない米国について、2つ言いたいことがある。「米国は類いまれな国」であると同時に、「何かが間違っていることは明白」ということだ。

 

そんなことは言われんでもみんなわかってるわけですよ。だからこそ欠点だらけのトランプ政権が出来たわけでしょ。それを欠点の方向に行かせずに、事態収拾の方向に行かせるのもエスタブリッシュメントの知恵だと思うが、こぞって欠点拡大方向に走ったんだから、もうどうしようもない。

7時のNHKニュースをご飯の前にちらっと見たけど、米ロの外相が会いますが、相互の見解の違いは埋まるでしょうか~みたいな、明日は桜が咲くでしょうか~と同じようなトーンで語っていた。

埋まるわけないだろう、としか言いようがない。

ロシアはありとあらゆる面で、引けない一戦で戦ってる。シリアがリビア化したら、次はイラン、そうなれば中央アジア側は大混乱となり、つまりそれはロシア攻撃に向くと考えているから。

一方、アメリカを代表とした西側諸国は、その「テロリスト」やらジハードやら、ムジャヒディーンやらアルカイダ、アルヌスラ、IS等々を使った侵略構想を止められないでいる。

テロとの戦いとロシアが言う時、それはこの構想を止めようという含意があるわけですよ。

それを放置して、テロリストというのが宇宙からポッと湧いて出たような話にしているのが西側の議論。

だから、欧州側の各国で時折見える、ロシアは敵ではない、問題はテロとの戦いだといのはあれはマジだし、よく見てる人たちの言。

しかし、この構図を壊せないんでしょうね、アメリカとその属国チームは。なんたって、なんの嫌疑もないのに発射するミサイルで、西側諸国はトランプを味方認定する時代ですから。

 

■ へんな陰謀論が出回る日本

なにか、中国、ロシア、アメリカが結託しているという陰謀論が見えるんだけど、なんでしょうかね。

結託じゃなくて、アメリカの暴発を中露が止めてるから事なきを得ているというところだと思うわけですが、私は。

多分、トランプの攻撃の余波があまりにも馬鹿げているので、そうじゃないんだ、これは本当は上手くいっているんだという意味で話しを作っているんだろうか?

シリアへのミサイル攻撃を2時間前にロシアに事前に知らせているという話からこれが出てきているのかな、とも思う。

これはしかし、政治レベルじゃなくて軍が軍に通告したもの。そして2時間で何ができるのかというと、というより米がロシアに何をしてほしいのかというと、ロシア人はそこにいないようにしてね、ということじゃないですかね。なぜなら、もしロシア人を殺したら米ロ直接対決になるから。つまり、ほとんど地球存亡の危機問題まで行きかねない道を開いている。

だから、通告は、おそらく艦船の動きから何か来るとはお察しとは思いますが、避けてね、と言ったということじゃなかろうか。

で、ロシアの側は、軍同士がメモランダムを交わして危機回避のために様々な居場所を知らせ合ったりしているし、それはつまり相手を撃たないという状態を作っているわけだから、メモランダムがある限り米軍機を攻撃しない。

が、米は嘘の理由で、ほぼ自作自演行為によってシリア正規軍を出し抜けに撃った。

そこで、ロシアは、メモランダムなんか交わしてる意味ねーよな、ということで直ちにこれを破棄した。

つまり、今後はロシアはシリアに対する攻撃に反撃する可能性が激増した。

だから、地上軍を投入してのシリア侵攻を米がやる気であるとすれば、それは大戦争になります。また、そこら中に投入している米英他の航空機もこうなりゃ逐一トラックダウンして、場合によってはロックオンしてやる、となってるはず。

そういう状況です。ここで、ロシアにどんな引き方があるんですか? シリアをここで捨てろということは、アルカイダに勝利させよと言っているも同然だと、去年ロシア外務省のザハロアが言っていた、まさにその状況にまた戻ったわけですね。

そんなにまでしてアルカイダ(名前はなんであれ)が大事なのか、アメリカは、と詰め寄られている状態だとも言えますね。

 

そういうわけで、米国国内の経済もぐじゃぐじゃ、外もぐじゃぐじゃ。それなのになぜだかメディアだけが、美しい軌道を描くトマホークの興奮状態にあるという状況。もはや、何かがおかしいを超えて、サイコパスになっている。

 

■ 調査しようと言えるのか問題@G7

さてそこで、この間書いた、G7外相会議は調査しようといえるのかという話。

WMD再び (5):G7+湾岸、外相会合@イタリア

共同コミュニケには、再々出てくる化学兵器禁止機構とでもいうのかOPCWに調査を求めようという文言が入った模様。

Instead of sanctions, the meeting's final communique called for an investigation by the Organization for the Prohibition of Chemical Weapons to determine who was responsible for the "war crime." The U.S. and Britain say there is little doubt Assad's forces are culpable.

http://abcnews.go.com/International/wireStory/g7-foreign-ministers-seek-push-end-syria-war-46721288

 

予想通り、英仏は、アサドのせいでほぼ間違いないのだと言い張り、英がロシアに制裁をと叫んだものの合意が得られず断念。

で、調査しようと入れたということは、誰がやったかもわからないのにミサイル攻撃をする人がいて、それを応援しちゃった俺たちってバカだなというのを自ら晒しているのも同然。しかし、入れないと今後どんどんこういうバカなことを続けられては大変だってんで、いちおう入れたんでしょう。

ほんとーに西側諸国なる集団にはモラルがない。

この集団の唯一の誇りはお金持ちだってことだけなんだから、シリア、イラク、リビア、ウクライナ、イエメン、アフガニスタン等々の諸国は集団訴訟を起こして大きく個人補償を求めるべきではなかろうか。お金は刷ればいいだけ、というスタンスなんだから刷ってくれるよ、きっと。


 

 

 

 

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2 コメント

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ルペン待望論 (私は黙らない)
2017-04-13 03:50:41
トランプは自己保身の為に転向した。娘婿の入れ知恵だ。リベラルの変質を目の当たりにし、左からの変革に期待できないと、あえて右の候補に期待を託した有権者への裏切りだ。
欧州の政治力学を変えなきゃいけない。ルペンに期待する。だいたい、ロスチャイルド出身の人間を経済相にすえる社会党なんて、どこにある?変質リベラルに愛想をつかしたフランス人が、こぞってルペンに投票し、右から風が吹くことを切に望む。伊勢志摩に集まった連中は、全員退場だ。
『シリアにカナリアを』 (ローレライ)
2017-04-13 05:51:39
目立つ『化学兵器対策』ならオウム軍対策で活躍したカナリア!『シリアにカナリアを』!

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