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一帯一路フォーラム@北京

2017-05-14 20:25:54 | アジア情勢複雑怪奇

予定通り、北京で一帯一路フォーラムが行われた。

中国が提唱する巨大な経済圏構想「一帯一路」をテーマにした初めての国際会議が北京で始まり、習近平国家主席は、「『一帯一路』は平和への道だ。協力とウィンウィンの新たなモデルをつくりだそう」と述べ、各国に連携を呼びかけました。

「一帯一路」は、習近平国家主席が提唱したアジアとヨーロッパをつなぐ巨大な経済圏構想です。中国政府が、北京で初めて開いた国際会議、「一帯一路フォーラム」には、29か国の首脳を含む130余りの国の代表団などが参加し、日本からも、自民党の二階幹事長らが出席しました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170514/k10010981061000.html

習さんとプーチンの他、世銀、UN、IMFなどの国際機関、イギリスは財務大臣、ドイツは経済大臣、フランスは元経済大臣が出席。

アメリカは経済補佐官を出していた。日本は二階さん。

目立つのはインドがいない。インドは、その代りということなのか、6月に行われてる最近すっかり好例になってるサンクトペテルブルク経済会議にモディ首相が行くようだ。

Indian Premier Modi to attend economic forum in Russia
May 12, 2017, 11:09 am 
http://thebricspost.com/indian-premier-modi-to-attend-economic-forum-in-russia/

 

で、この会議があったから今日から世界が変わるという話でもないが、しかし、世の中変わってきていることの象徴ではあるでしょう。

破壊から建設へ、裏切りから協調へ、といった展開点にあるんじゃないですかね。

で、それを可能にしたのは、前にも書いたけど、中国とロシアが、それぞれ狸と狐のばかしあい的なことはいくらでもあるにしても、それでも互いに戦争する気はないと決意したことでしょう。

これがもたらす意味は本当に大きいと再度書いておきたい。

過去100年のアジアって要するにロシア、中国の帝国を崩して、そこを「狩場」にして儲けようとした人たちに大きなイニシアチブがあったわけだけど、もうそれをさせる気はねーよ、といったとも言えますね。

また、いささか変わった見方かもしれないけど、ハルマゲドン主義者への大反抗とも言えると思うんですよね。

世界最終戦争みたいなものがあってはじめて何か別の地平に向かうみたいな滅茶苦茶はた迷惑な思想が過去100年ぐらいずっとあると思うんだが、その迷惑な思想の犠牲になった人々が団結して阻止している、という感じもする。

 

■ ガラパゴス

で、日本はどうしたもんか、なわけですよ。

どうしたもんかというと、直ちに中国の脅威がああああ、になりそうなのが現在なわけですが、とにかく過去15年ぐらい、とりわけこの10年間の、中国崩壊、韓国崩壊妄想はすごかった。

これによる唯一の成果は、日本国内の理性が失われた、じゃなかろうかとわりかし真面目に思う。他国にはほんとんどたいした影響はない。

で、この知性、理性の粉砕ともいうべき日々によって、アメリカを見失っているというのも非常に問題だと思うんですよね。

アメリカ人は既にとっくに、破壊の連続モードに疲れてるわけですよ。疲れてないのは軍産と金融、マスコミとその金魚のフンだけで、マジョリティはこれではいかんと決意して、その結果がトランプなわけ。とはいえ、トランプはネオコンというより軍産、情報機関、マスコミのコンビネーションに部分的に喰われたり、そうでなかったりと不安定な政権ではあるんだが、しかし、見失ってはいかんと私が思うのは、アメリカ国民は明らかに疲れている、そして、見境のない破壊シリーズのファンでもない、ということ。

ということは、いかにネオコンと、その対極にあるようで実は一心同体だった既存マスコミがどれだけ叫ぼうと、そう簡単に、戦争だ!!! とはならない。まして、中国だのロシアだのと戦争するなんて、お前いつの時代に生きてんだよ、だし、実は100年前にも彼らは敵同士ではなかった。

ネオコンというのは、アメ人を中心として見た場合のアメリカの文明基盤から見て異質だからこそネオコンとして嫌われるんだ、ってなこのへんを多くの日本人が理解していないように見えるのがとても問題だと思うなぁ。

 

■ 特殊資本主義

そういえば、資本主義の終わりなのだ、みたいなことを語る経済学者とかがいますが、私が思うに別に資本主義は終わらないのではないのでしょうか? 特殊資本主義が終わるだけで。

ではその特殊資本主義とは何かといえば、実のところ、破壊と殺戮をビルトインし、なおかつ表面ではきれいごとをいい法で網をかけるという非常に特殊な資本主義だったということじゃないでしょうかね。

であれば、言うべきことは、収益のあがる投資先のフロンティアが消滅した、ではなくて、破壊先が消滅した、ではなかろうか? 簡単に破壊できる地平が亡くなったもんで困ってる、という感じ?

騙されるんじゃない、とロシアが言論戦で踏ん張り、静かに近づいてって、金のことなら言ってね、商売しましょう、と中国が言うという、この絶妙な組み合わせによって、破壊と殺戮を組み込んだメディア誘導特殊資本主義がやりづらくなったって感じかしら。

 

■ オマケ

一見関係ないように見えるけど、米国務長官ティラーソン氏の国務省職員向けの訓示のスピーチ。これって現状を見るのに結構役に立つと思うんですけどね。どこも取り上げないですね。

政策と価値観は違うので混同しないように by ティラーソン

 


 

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1 コメント

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『ハンメルンの笛』 (ローレライ)
2017-05-15 10:54:11
『ハンメルンの笛』にアメリカ人が踊らなくなったので『オウムやイスラム国』商法が開発された。と言う流れ!

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