狷介不羈の寄留者TNの日々、沈思黙考

多くの失敗と後悔から得た考え方・捉え方・共感を持つ私が、独り静かに黙想、祈り、悔い改め、常識に囚われず根拠を問う。

立憲民主党の誕生と躍進、人間的に良い方々が多い左派・リベラル派ではあるが、大東亜戦争史観に立った事実を認めなければならない & グローバリズムは偽善の平和

2017-11-29 04:21:33 | 日本政治・総合 2012~2017
 民進党が分裂した結果の一つとして立憲民主党が立ち上げられ、今回の第48回衆議院議員選挙では唯一、議席を増やされた。日本共産党は共産主義、「極左」であり、社会民主党は旧民主党に吸収合併された後の残りで殆ど壊滅状態、自由党は旧民主党から弾き出される形で極少数という事で、且つ今回は小沢一郎氏が政権交代を目論んで野合に合流しようとしてか無所属で出ていた事もあって比例代表に無かった事もあり、衆議院に於いての民進党が崩壊した後の左派系・リベラル系の受け皿としての唯一の党という事もあって、改選前よりも議席を大きく伸ばされたものと思われる。議員の就職先としてだけでは無く、マスコミは総じて左派・リベラル・グローバリズムであり、一般国民の中にもその様な人達が多く存在している事は確かである。
 しかしこの度の第48回衆議院選挙の結果を見ると、明らかに保守・改憲派の国民が多い事が明らかになったと言える。各メディアの世論調査が出されて内閣支持率や改憲支持か等が問われた結果が発表されてはいるが、対象調査数はせいぜい千~二千程の極少数である。それに対してインターネットの世論調査の回答数は数万~十数万と桁が異なる。メディアのイデオロギーや報道姿勢も調査結果には反映されている為に、ニコニコ等のインターネット、読売新聞や産経新聞、日本経済新聞・テレビ東京は比較的保守系である為に現内閣や自民党への指示率はやや高めになる傾向があるが、その他の新聞や地上波テレビはその支持率は低めとなる事が多い。一方で、この度の「選挙による世論調査」は三千万弱の回答数と、更に桁外れに大きく異なっている。組織票が存在しようとも、比例代表における各党の得票数は、実際にその調査結果として表された数値としては、最も当てになるものと言える。
 その比例代表の得票数を見ると、自民党は1,850万強で得票率は33%強、その他、立憲民主党は1,100万強で20%弱、希望の党が960万強で17%強、公明党は700万弱・12%半、日本共産党は440万強・8%弱、日本維新の会は340万弱・6%強、社会民主党は94万・1%半、等となっている。保守・改憲派とされる自民・公明・日本のこころ・希望・維新・新党大地・幸福実現党を併せると得票率は70.3%、革新リベラル・護憲とされる立憲民主・共産・社民の合計は29.5%とほぼ7:3となり、獲得議席数だけでは無く得票数も改憲発議に必要な2/3を超えている。但し、「公明党はタヌキ」である。ここに来て改憲には国民のどうのこうの等と茶々を入れて、改憲への勢いを削ごうとしている。その公明党の母体、創価学会の組織票700万票は固くて大きく、自民党もなかなか手放す事が難しい。しかしそれを抱え込む事によって、党内のリベラル派のみならずで自家中毒に陥りかねない。もしも公明党がリベラル・護憲派に回るとすると、得票率の改憲派対護憲派は57.8%対42.0%、となってしまうが、それでも過半数は超えている。公明党が2/3以上でないと等とぬかしておられるのは、自民党への牽制もあるのであろうか。外国・朝鮮との繋がりも指摘されている創価学会は、厄介になりそうである
 立憲民主党の枝野幸男代表は、議席数を伸ばす選挙結果を重視するのでは無く、自身の理念・政策を曲げずに野合を拒否した事は、大いに評価されるべきものであると思う。その事は、リベラル系を拒否した小池百合子・前希望の党代表にも同じく言えると思う。両代表ともその態度・姿勢は非常に正しかったと、私は思う。一方、希望の党の所属議員の内の一部や、マスコミ、世間一般大衆は、結果が悪いとバッシングして叩きのめす。立憲民主は結果が良かったので枝野氏に対してはそれが起こっていないが、小池氏に対しては「一時的に」ひどい状態に見える。改選前、森友・加計問題で濡れ衣を着せられてマスコミや野党から叩かれていた安倍晋三首相がかわいそうに思えたものだが、今は小池氏がかわいそうに思えて来る。いつも、どんな時でも、世間やマスコミは結果次第で騒ぐいい加減で無責任な輩が多いものであり、同様な境遇を持って来た私は、その様な事に対して共感し同情する
 左派・リベラル系の方々は、総体的に見て優しい人が多い様に思える。貧困者、障がい者、患者、お年寄り、女性、子供、個性的な者、性的少数者等と、社会福祉や基本的人権、社会的弱者、少数派を重視しておられる様に思う。その為、道徳性や理想も高く、そういう面において人間的に良い人が多い様にも思える。但し、共産主義や極左等は暴力革命、過激派等となる為に、それらには当てはまらない。
 しかし、事実は事実として、また現実は現実として、素直に認めなければならないと思う。リベラル・左派系の人達は、歴史認識が間違っている。歴史認識は国の根幹に関わるものであり、日本が戦前に悪い事を行って来たと洗脳されて思い込み自虐史観を持っていると、日本人としての自尊心が生じる事は無く、日本人としてのアイデンティティに誇りを感じる事も無い。そして本当の歴史を失くすだけでは無く、その真実の歴史を土台として長い年数を通して築き上げられて来た伝統・文化も失ってしまう事に繋がる。土台が崩れれば、その上のものは崩壊するのである。そしてグローバリズムによって、世界で最も長い歴史を持ち一朝を貫いて来た日本の独特の国体、国のかたちは失くなって、国は滅びるのである。日本という国が日本の個性を失ったら、他と同じになってしまったら、それは最早、日本ではなくなるのである。日本は、特に近現代史における戦前と戦時中、勿論100%正しかった訳では無いが、悪い事をしたのは少数で、殆ど人道的で正しかったのである。リベラルのジャーナリスト、田原総一朗氏も推薦する、李登輝・元台湾総統が著された「武士道解題」の精神、アウフヘーベンした「キリスト武士道」精神を持っていたのである。日本は第一次大戦後、国連に人種差別撤廃法案を世界で初めて提出した。日韓併合後、近代化・インフラ整備をする為に日本から投資するばかり、与えるばかりで、内地の収支は却って赤字であった。大東亜戦争では、アジア・アフリカで事実上、唯一独立していたと言っても良い日本は、白人至上主義の欧米に搾取・隷属されて植民地にされていた国々を解放した。日本の韓国と台湾、南洋諸島の統治は、欧米のそれとは内容的に全く異なっており、現地の人々からは感謝されていたのである。それらの事を、証拠写真等のの一次資料を用いた本やインターネットの文献で勉強された方が良いものと思われる。従軍慰安婦の日本軍による強制が無かった事と、南京大虐殺が無かった事は、最早当たり前である。
 人権に関しても、それを盾に言論封殺が行われる恐れが有る。勿論、極右や極左が行っている極端なヘイトスピーチは間違いである。人権団体を装う悪徳組織、朝鮮人を構成員としている似非右翼による迷惑行為や自作自演の演出。また、外国人参政権も、国を破壊するもので勿論間違いである。フェミニズムやジェンダーフリー、男女平等も間違いである、各人にはそれぞれに役割と分担があり、区別されるべきものである。完全な平等は有り得ない。更に、同性愛や同性婚、LGBTQも間違いである。
 枝野氏は自身の事を「保守」と言い、「漸進的」に物事を進めるとおっしゃっておられる。おっしゃる通り、「保守」は頑なに守り続けて変えないのでは無く、「漸進的に」改革を行うものである。その事は正しい。逆に、左翼・共産主義の「革命」は、「急進的」に一気に変えてしまおうとする。また、リベラルは「進歩的」である。しかし未来永劫、決して変えてはならないものも存在する。そのひとつは、日本の国体であり、その柱となっている天皇と皇室である。日本は世界で最も長く、千数百年から二千数百年もの間、例外として南北朝の時期は有ったものの、一つの朝廷が一貫して続いて来たのである。この1点だけを見ても、日本という国が如何に非常に希で独特の個性を持っているのかが解るのである。天皇の根拠は「血統」であり、「男系男子」は変えてはならないものである。その「男系男子」から外れた血統、母系天皇とした場合は、それは最早「偽者」であり、日本の国体は崩れていく。女系天皇は間違いであるが、一方、独身で且つ未婚で子がおらず、一時的に緊急措置としての女性天皇は正しい。そして勿論、女系宮家も間違いである。戦後直ぐに占領軍GHQによって廃止された旧宮家を皇室に戻すか、皇室典範の第9条を変えて旧宮家からの養子を取れる様にするべきである。民間・一般人になってはいるものの、幼い頃からの躾や教育等によって、問題は無くなる。とにかく何よりも、天皇の根拠は「血統」である。故に「男系男子の血統」は守らなければならないのである。そして、創造主である神の選民であるユダヤの祭司も3,500年間「男系男子」を守り続けており、天皇も最も上に立つ大祭祀であり、同じ血統なのである
 また軍事、経済、食料、保健、環境等の安全保障においても、理想や夢、希望を持つ事は大事であるが、そちらに偏る事は間違いである。理想と現実とのバランス、「保守」で「漸進的」とおっしゃっているならば、その通り日米安保も「漸進的」にステップを踏んだ、集団的自衛権等を含む現在の安保法制を認めるべきである。現実の国際情勢を見るならば、また今後の情勢の変化を予測するならば、第三次世界大戦や世界大恐慌、南海トラフ巨大地震、富士山噴火、隕石落下、食糧飢饉、パンデミック、生物・化学テロ等が起こる事は十分に考えられる訳で、それらに対しての「備え」が必要である。憲法改正は正にそれらに向けての「備え」であり、「緊急事態条項」の新設や9条2項の戦力不保持の改正を行う事は当然と言える。2年前に安全保障関連法が可決されその後施行された後、マスコミや極左等に煽られていたデモやその他世間が騒いでいた様にはなっておらず、日本の安全性が高まったばかりでは無く、日本の主体性、主張、地位も高まったのである。憲法改正は、或いは自主憲法を制定する程に総体的に新しく変える事は、本当の意味での日本の主権回復と独立に繋がるものとなる。
 私は今から5~6年程前までは、勉強不足で今と比べれば雲泥の差がつく程に、知識や教養が無かった。よって、政治や社会問題、世界情勢に関しても、それまでは疎かった。しかしその後、本やインターネットの文献を読んだりYouTubeの動画を観て勉強する事で、以前は左寄りであったと思うのであるが、今ははっきりと「保守」の考えを持っている。自分自身が個性的で世間の中では少数派に当たり、また地位や名誉、学歴も無い社会的弱者に相当するのかもしれない。しかし、私は経済的に貧乏でも、また社会的にも不遇に遭うなどして周囲からは恵まれていない様に見られているかもしれないが、私の内面では精神的に自立している為、それらには全く関心が無く、気にならない。よって、別に助けてもらおうとは全く思わない。その様な状況に置かれようとも、真実を知り、現実を直視し、事実を事実として認め、希望的観測を持たず、自分の欲望や目標では無く創造主の御計画である運命・宿命・使命を悟り、自分の努力は勿論大事ではあるものの、基本的にはそれらに委ねようと考えるのである

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