先日、僕がすごく尊敬している先輩とお話する機会がありました。
その先輩も弁護士を目指している方で、今は勉強を中断し、
別のことに力を注いでる方なのですが、僕が会計士を目指すきっかけとなった方でもあります。
僕はその先輩に弁護士の勉強を中断してしまった理由を聞きました。
「弁護士は諦めてしまったのですか?」
先輩は
「諦めたわけではないよ。ただ今まで、ある夢を叶えるために弁護士になるという手段をとっていた。
確かに昔は弁護士になることが唯一の手段だった。だから一生懸命に勉強してきた。
でも、今はまた新たにその手段を見つけた。自分が今年、弁護士になれなかったのは、本当に弁護士になりたいという気持ちが弱かったから、落ちてしまった。そうである今の自分が、このまま弁護士の勉強を続けるわけにはいかない。あくまで自分は夢のために勉強をしてきた。だから他の手段が見つかった今、可能性のあるほうを取るのが今の自分には大切なことだ。」
僕は
「今までこれだけ勉強してて、本当に・・・本当に弁護士になりたかったから勉強してきたんじゃないんですか?」
先輩は
「確かにすげぇなりたくて勉強してきたつもりだった。でも、勉強は時間ではないと思うけれども、本当になりたいやつは、一日20時間でも毎日辛くてもやっている。自分は平均しても10時間くらいだった。もし自分が20時間勉強を始めたら、1週間ももたないだろう。本当になりたいやつっていうのはそういうことなんだ。そこで、自分を見つめることができないから、弁護士の受験平均年数が6年という長さになる。そこで自分を見つめ、認めることができないのであれば、そいつは人間が小さいと俺は思う。だから俺は勇気ある撤退をした。
俺は夢のために今は他の手段を頑張っている。でも、もしそれが無理だと感じたとき、まだ可能性の残る弁護士をまた目指すことになると思う。だから、決して諦めではなく、今の自分を考え勇気ある撤退をした。」
みなさんはどうでしょうか??
僕は、正直自信をなくしてしまいました。本当になりたいやつは、確かにどんなに苦しくても、どんなに辛くても
やり通してしまうのかもしれません。自分にも20時間ができるか?いや、僕にはたぶんできない。
でも、なりたい気持ちは他の誰よりもあるつもりでいる。
自分はまだまだ小さい人間なのかもしれません。
辛くて、彼女に頼っていた自分は、どうなのでしょう・・・。
最近、すごく話を聞いてくれる友達がいます。
僕がまた歩き出すまで待っていてくれる。一緒に立ち止まっていてくれる。
また信じてみようと思います。
ずっとそばにいてくれる人がいるなら、互いが独りよりもずっと強くなれる。。。。
やっぱり僕はそう信じていたいです。