Humdrum++

ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

マングローブガニ

2015-03-17 06:18:32 | 食べ物あれこれ

こないだニケで飲んでいるとき、常連さんが持ち込んだカニをおすそ分けしてもらいました。
いやぁ~、たまにお魚を持ち込んでいると、こういうおすそ分けの機会に恵まれます、嬉しいな(^^)

このカニは初めて食べますよ。マングローブガニ(mangrove crab)。
マレーシアのマングローブに棲むカニで、夜になると穴から這い出てくるのを捕まえるそうです。
別名でマッド(MadでなくMudの方)クラブとかノコギリガザミと呼ばれるそう。

捕ったばかりは泥の匂いがあるカニだそうですが、もらったカニは泥を吐かせて匂いを消しているそうな。天然ウナギと一緒ですね。

持ち込んでくれた常連さんと飲みながら、マングローブガニの薀蓄や食べ方、味の特徴などを語ってもらい、家にお持ち帰り。翌日にさっそくいただきます。

まずはメスのカニからいただきます。

ふんどしの部分に色が付いているのが女の子。

殻を外すと、、、うわー、内子がいっぱい。
内子はカニの卵ですが、体内にあるのと対外にあるので内子、外子と呼び分けます。
内子は柔らかくしっとりした舌触りなんです。

普段よく食べる、コウバコガニ(ズワイガニのメスガニ)にも、この内子がたくさん入っています。わたしはこれが大好物。

濃厚な内子です。
これが殻の隅々まだたっぷりと詰まっていますよ。

マングローブガニの特徴は、身がみっちりと詰まっていることと、その身が濃厚なことと聞きましたが、自分で食べてみるとまさにその通りだということがわかります。
これはけっこう食べでがありますよ。

足の付け根を横割りにすると、ここにも肉がみっちり詰まっています。
いやぁ、美味しいなー。

わたし、カニは子供の頃からけっこう食べなれている方と思われ、身の外し方は遅くはないのですが、それでもけっこう時間が掛かります。

外したり割ったりほじくったりしゃぶったりしながら、ごちそうさま。

2尾いただいたんで、もう一尾あります。
少し休憩してからいただきましょう。
ちなみに、この日は家族が全員外出なので、昼から酒飲みながら、一人でいただいています(^^)

こちらはオスです。

ふんどしがすっきりしているのが男の子。

ハサミがでかい~。
これに挟まれたら骨まで砕けそうです。

殻を割ると、カニミソがどっさり!
身は濃厚なカニですが、カニミソは意外にあっさりしています。

足のつけねを立て割りにすると、これまた身がどっさり。

ハサミの肉がまた多い。

カニ類の中では身の詰まり方がダントツです。
細い足の部分にも、このように身が詰まっています。
ひとつひとつ、切って割っていただきます。

ホント食べるのに、時間が掛かるカニで、よそ行き顔では食べられないです^^;
これは店で出してもらうより、家で思う存分に格闘して食べるのが美味しい食べ方ですね。
エラと殻以外には捨てるとこないよ、と言ってた常連さんの言葉通り、隅々までしゃぶりつくさせていただきました。ごちそうさまでした。

日本酒を合わせたけど、濃厚なカニの味は、ワインや焼酎にも合いそうです。

にほんブログ村 グルメブログへ

コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NIKE [野毛] ~ カエーデ... | トップ | ウミネコ [野毛] »

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (無し泉)
2015-03-17 15:19:37
行けば良かったぁぁ~(笑)
しかし行ったら絶対に飲んで
マラソン完走出来ずの巻になるとこだし(笑)
胴満ガニ (小鯛 敏)
2015-03-17 16:08:40
毎日楽しく拝読しています。

ここでは通称、どうまん蟹、と呼ばれて静岡に赴任して知りました。

静岡駅ビル「大作」の水槽に浜名湖から運ばれ、たまにいます。

バンコクで ヌア プーパッポンカリーを注文すると、この蟹が出てきます。殻は固くて、カレーがめちゃくちゃ辛いし、剥き身(ヌア)が美味。

おいしそうで、たまりませんのでコメントしました。
無し泉さんゑ (calm)
2015-03-18 06:34:24
いやあ、フルマラソン完走しちゃったのね、すごい!
酔っ払いオヤジの風上にもおけないです。
小鯛 敏さんゑ (calm)
2015-03-18 06:35:53
こんにちは。
どうまん蟹という呼び名、初めて知りました。
ぐぐってみたら、食べ方を詳しく書いてあるサイトをみつけて、確認するとわたしが食べた方法も同じでした。
外で隅々まで食べるのはなかなか大変なカニだと思います。
コメントありがとうございました。

コメントを投稿

食べ物あれこれ」カテゴリの最新記事