DK大衆食の旅3

路麺好きがそんな感じで巡る大衆食の旅。

もくりん@中三依温泉

2017年06月15日 | そばうどん
実はこの旅の運転、ちょっぴり気が気じゃなかった。



なぜなら、いくつものそば街道を通り、ものすごい数のそば屋をやり過ごしながら走ったからである。



会津から日光へ。そば好きにとって聖地の里々が連なる。

その最後となるそば街道。
三依もまた山間の里。米は栽培できず、古くからそばを主食としてきた地域なんだよなあ。
などと思いながら走り去ろうとして。。



いや、だめだ。

相当腹パンではあったが、やはりこの地のそばを一枚手繰っておきたかったのだ。



なんの予備知識もなく寄ったもくりんというそば屋。



出されたお茶がすこぶるうまい。



そして届いたもりそばは、この地のアベレージではないであろう、鮮やかな細打ちであった。

しゅっとした爽やかなそば。もり汁がまた立派で、かなり江戸を向いたそばと言えそうだ。



しかしそこには、江戸憧れだけに囚われず、そばだけの里で試行錯誤を繰り返す。
そんな大衆そばの昇華する様が見てとれた。



一括りにしがちだが、大衆というものはひとつひとつの個から成る。
家庭のそばも、そば打ち名人のそばもある。小さな里のその深度。

そんなコトを思いながら、老夫婦客と話すご主人の姿を眺めていた。



ごちそうさまー。と店の外へと出る。

涼やかに芽吹く満開の春に、山里に住まう人の営みがそっと重なって見えた気がした。






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