●現代グループのキムチ技あれこれ●
Ｂｉｇｇｅｓｔ Ｗｉｎｎｅｒ Ｋｉａ １２月のアメリカ販売台数 前年比＋６６％
http://www.autoblog.com/2007/01/03/by-the-numbers-december-2006/
●在庫積み上げ
●登録して新古車として中古車市場に流す
●思いっきりプライスダウン
●レンタカー会社他へ投売り
現代自動車は悪いながらも品質を中心にアメリカでのイメージが改善しているようですが，キアはまったく浮上してきません。
映画ワイルドスピードでもキアが名指しでぼろくそにけなされていました（キアで逃げようとしたら，エンジンがかからなかった）。
各種調査でも一向に底辺から抜け出す気配がありません。
では，親会社の現代自動車は好調かというと（キアは現代グループ），
①在庫積み上げ
『米国工場では売れ残った車両が10万台近くも野ざらしになっている』
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2007/01/08/20070108000049.html
これは一例です。アメリカだけでなく，世界中の現代の工場，ディーラーでかなりの在庫が積み上がっている可能性があります。
しかし，去年アメリカで売れた現代自動車の数が４０万台。どうするのでしょうか。
②新古車登録
日本でもよくいわれる事例ですが，おそらく現代は大規模にやっている可能性があります。
③プライスダウン
通常でも現代やキア車の値引き幅は車体価格の一割程度ありそうなところへ，さらに特別値引きや低金利ローンで無理やり数字を挙げていくわけです。現代自動車のリセールバリューが低い原因の一つになっています。
④レンタカー会社への投売り
これらが大規模になると，
イランから大型受注，韓国の現代自動車，１万３０００台
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/economy/worldecon/18198/
ということになります。あくまで推測です。しかし，台湾ー韓国国交断絶直前に，台湾にぼろ車１０万台を押し付けた前例があります。世界中のぼろ現代車（馬上の上？）をかき集めてイランへ送った可能性は十分にあります。
●あこぎな商法●
問題は，これらの多くが現地法人の負担の上になされている，ということです。現代自動車の子会社なら業績が悪化すれば計画倒産。悪質です。悲惨なのは独立法人。ここのところ，急速にアメリカのディーラーが現代離れを起こしているという噂です。
つまり，現代自動車の業績悪化を，海外法人に飛ばしているわけです。そのやり口が知れ渡りはじめているようです。アメリカ現代自動車の役員は次々とやめています。
（なお，上記はあくまで「噂」です。）
現代自動車７月は３．２％，ところが１１月は２．４％にまで低下してきています。
７月は，大拡販セールをしました。１１月に入って数字が落ちてきたのは，その反動もあるでしょう。ウォン高だけが主要因とは思えません。また，ウォン高⇒業績悪化⇒現地法人いじめ，というサイクルは０５年あたりから激しくなっていることは容易に想像できます。米国での現代自動車の０６年と０５年の販売台数が同じなのは，それが背景にあるのでしょう（実際は，販売台数は減少したと考えられる)。
ウォン高が響いてくるのは，今年でしょう。昨年よりもさらにウォン高になる可能性があります。現代自動車は８８０ウォンほどになると予測しています。現在９４０ｗほどでしょうか。１０ｗウォン高になると，１４００億ｗ利益が減るそうです。昨年の現代の利益は約１兆５千億ｗ。約３分の２の利益がウオン高で吹っ飛ぶ可能性があります。ただでさえ，海外市場は儲けが少ないといわれています。韓国の自国市場の車をさらに値上げして海外の赤字を埋めていくのでしょうか。
