雑記帳

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正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久 に関するノート

2014-09-15 21:00:00 | 

二宮敦人著"正三角形は存在しない 霊能数学者・鳴神佐久
に関するノート"を読みました。
猿倉香奈美は霊をみたいけど霊感はゼロの高校生です。
クラスメートの鳴神雄作に声をかけます。
雄作は霊能者です。
彼の家は仙台の田舎で代々霊と関わる仕事をしてきました。
いっしょに伝えられているのが数学です。
数学も子供のころから教え込まれました。
雄作は名を嫌ってユウと呼んで欲しいといいます。
彼の兄は大学生で心霊現象研究会の会長をしています。
ユウはカナに霊に深入りするなと忠告しますがカナは
霊に会いたいと、兄の佐久に会いに大学まで出かけます。
顔の左右の半分だけに化粧をする片化粧ということを
カナは教えられます。
それを知ったユウは兄に激怒します。
ユウは家出をしてアルバイトをして自活しています。
家は兄が継ぐことになっています。
二人は仲が悪いわけではありませんが疎遠になっています。
廃墟になった病院に佐久、ユウ、カナとカナの友人の
メイコで肝試しに行ったりします。
ユウの故郷の家から倉の扉が開いたと連絡があります。
一人で帰るのは帰りにくいというユウについてカナと
メイコがついていくことになります。

最初の方はむやみやたらと霊に会いたいというカナに
うんざりしながら読んでいました。
家に帰ってからの展開は前半はこのためにあったのかと
驚きの展開です。
なかなかいい終了の仕方です。

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