雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

魔術師 (イリュージョニスト)

2017-05-12 21:00:00 | 

ジェフリー・ディーヴァー著"魔術師 (イリュージョニスト)"
を読みました。
リンカーン・ライムとアメリア・サックスが活躍するシリーズ
の一冊です。
今回の対戦相手はイリュージョニストです。
音楽学校生が殺されました。
犯人は側にいたのに閉ざされた部屋にいるように見せかけて
逃げました。
続いて男性のメイクアップアーティストが殺されました。
三人目の乗馬中の女性は危ういところを場所を特定した
警察によって助けられました。
犯人はまだ犯行中だったのですが別の顔、別の服装で
通りがかりを装おうとしました。
犯人はイリュージョンのプロだと判断したライムらは
イリュージョニストに聞いてまわります。
イリュージョンの修行中のカーラがライムたちを
手助けすることになります。
一旦は捕まった犯人は手錠を数秒ではずして逃げました。

検事補のグレイディは捕らえた極右武装組織の指導者の
コンスタンブルを有罪にすべく努力しています。
グレイディは命を狙われています。

やがて犯人の名前や過去がわかります。
過去の出来事に関係した人を恨んでいます。

犯人による誤導(ミスディレクション)に継ぐ誤導です。
あっという間に顔から服装まで姿を変えますからどんな人を
追ったらいいかわかりません。
捕まえても簡単に手錠、足枷をはずしてしまいます。
犯人の先を読んだとしてもそれは犯人に誤導されている
のかもしれません。

ライムの家に押し入ってきて危うく殺されそうになる場面も
あります。

カーラはイリューシンの知識を駆使してライムらをよく助けます。

アメリアや読者をそんなことあるのかと驚愕やがっかり
させる場面がいくつかあります。

犯人の正体はまたまた驚かされるものでした。

体を切ってその間に逃げるための道具を隠しもっているとか、
寸時に姿を変えるなどあまりにも現実離れしているので
冒険小説めいています。
帯には法月倫太郎さんが怪盗ルパンか怪人二十面相かと書いて
みえます。
ジェフリー・ディーヴァーの作品は本当におもしろいです。

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