雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

居酒屋お夏五 縁むすび

2017-07-14 21:00:00 | 

岡本さとる著"居酒屋お夏五 縁むすび"を
よみました。

"天ぷら"
左官職人の岩五郎はお夏の店で天ぷらを出す
時は何か理由をつけてさけています。
岩五郎にはお千代という娘がいます。
お千代が小さかった時に岩五郎は天ぷらを
揚げていて油で顔にやけどをさせてしまいました。
そのことを悔やんでいて天ぷらを食べられません。
お千代は左官の親方の息子の哲太郎と夫婦です。
しかし哲太郎は心に鬱屈があってお千代に理由も
なく暴力を振るいます。

"父子の宴"
居酒屋の向いの長屋に住む亀井礼三郎と春之助父子
には皆好意をもっています。
旗本の野田家に厩番指南に月1度行っています。
渡り用人の草間が来てから内情が良くなりました。
しかし草間が主に内緒で悪事に手をそめている
ことを亀井は気づきました。

"縁むすび"
お初という女が店に来るようになりました。
お初はお夏に頼み事をしました。
お夏の父の部下だった寛助に聞いたといいます。
お初は駆け落ちの手助けをしてやるという浅次郎と
いう男を信用しました。
しかしお初は騙され女郎屋に売られました。
寛助に助けられましたが、寛助は姿を消してしまいました。
お夏らは寛助の行方と浅次郎の様子を調べました。

"お仏飯"
最後の話は江戸を牛耳ろうと目論んでいる姿が見えない
千住の市蔵との闘いです。
はからずもお夏たちは市蔵の邪魔をしてきました。
市蔵はお夏たちにまだ気づかずにいます。
相手が牛頭の五郎蔵だと思っています。
五郎蔵の一番の部下の榎の利三郎を殺させようと
します。
やがて五郎蔵までも襲われます。

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