雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

近藤史恵リクエスト!"ペットのアンソロジー"

2013-06-11 20:46:25 | 

近藤史恵リクエスト!"ペットのアンソロジー"を読みました。
数人の作家がペットを題材にして短編を書いています。
ペットの話ですからおもしろくないはずがありません。
10編あります。
多いのでそのうちいくつか紹介します。

大倉崇裕 "最も賢い鳥"
"小鳥を愛した容疑者"のシリーズの続きの話になります。
殺人現場に被害者が飼っていたヨウムがいました。
それで須藤と薄は鳥の世話をするために呼ばれました。
ヨウムの前の飼い主が返して欲しいと掛け合っていたこと
から疑われています。
現場の状況から真犯人を見つけ出します。
久しぶりに須藤と薄に出会えてうれしかったです。

近藤史恵著 "シャルロットの憂鬱"
浩輔と真澄の夫婦には子供がなかなか出来ません。
犬を飼おうということになりました。
知人からリタイアした警察犬を勧められました。
まだ若い犬ですが足に障害が出て引退することになりました。
しつけられた犬ですが普通の家に来ていたづらをする
ようになります。
近所に異変があるときには鳴いてしらせます。
それなのに自宅に泥棒が入ったときには鳴きませんでした。
警察がやって来るとさけています。
やがて夫婦はシャルロットが今の生活に満足して警察犬
に戻されたくなくて警察を避けているのではと
思い当たります。

柄刀一 "ねこの時間"
ねこの時間は人間の時間より早く流れています。
子供の時にやってきた子猫は人間より早くに年老いて
いきます。
猫はみゃーみゃーと名づけられました。
小さな女の子が大人になった時には猫は逝ってしまいます。

動物が好きですからペットの話ももちろん好きです。