雑記帳

日常の出来事や、読んだ本のあらすじや感想など書いています。

東京奇譚

2009-10-13 20:10:13 | 
村上春樹著"東京奇譚"を読みました。
村上さんの本は2冊目です。1冊目は"海辺のカフカ"
この本は短編集です。
雑誌に発表したものをまとめたものです。
雑誌では間が一月空くわけですからなんでもないで
しょうがこうやってまとめられると1つ、1つの
話に共通なものがなくて連続して読むと次の話を
読み始める時、ちょっと違和感を感じます。

村上さんの小説、敬遠してましたけど結構読みやすい
んですね。この本も読みやすいです。
一番最初の"偶然の旅人"が一番好きです。
関係ない話ですが、偶然の旅人という外国映画が
あってそっちをちょっと思い出してしまいました。

人生には不思議なことが起こることがある。
こうなるといいなと考えていたら実際にそうなった
みたいに。
現実にあった話だとあります。
あるピアノの調律師をしている人がいます。
ホモなんだそうです。大人になってそれに気づき
それを隠しませんでした。
それで結婚を真近にしたお姉さんと疎遠になって
しまい10年が過ぎました。

書いていくと短編だけど長くなってしまいます。
それにいいとこを書いてしまっては読んでみたい
人に怒られてしまいます。
紹介はこれぐらいで、あとは読んでください。
"ハナレイ・ベイ"もいいです。
息子を鮫に食い殺されたサチというピアニスト、
威勢がよくて好きです。