Life Goes On

by Madonnalily

おもちゃ箱

2017-05-16 17:54:15 | 日記

現代の心理学は、発達心理学、社会心理学、臨床心理学など、それぞれの分野に分かれて発展している。

しかし源流はアドラーだと向後氏は言い張る。

 

個人が対人関係の中でさまざまな行動を出現させていくという考え方を「場の理論」と呼ぶ。

クルト・レヴィンはこれを発展させ、「グループダイナミクス」という考え方を打ち出した。

アドラーは、「社会心理学の父」と呼ばれたクルト・レヴィンとともに、最初の「場の理論」支持者と呼んでもいいでしょう。

 

はあ?

呼んじゃだめでしょ、勝手に。

 

アドラーが提起したアイディアは、その後の心理学の発展に大きく寄与したと言えるでしょう。

そのわりに、アドラーの名前に言及されることはほとんどありません。

そのためアドラー心理学は、誰もが自由に気に入った石を持ち帰ることができる「共同採石場」と呼ばれたり、「ひっくり返ったおもちゃ箱」と呼ばれたりするのです。

 

いいじゃん、それで。

 

心理学の発展にこれだけ影響を与え、これほどの実績があるにも関わらず、「道は開ける」や「七つの習慣」の著者にまで影響を与えたにも関わらず、日本のみならず欧米でも、アドラーの存在自体が忘れ去られていました。

 

いいじゃん、それで。

 

多くの人に影響を与えたということは、多くの人がアドラーの思想を受け継いだということだ。

後継者たちは、アドラーの欠点を補い、さらにいいものへと進化させたはずだ。

健全な心理学者なら、必ずやそうするだろう。

にも関わらず、わざわざ初期のアドラーを復活させようとするなんて、あまり健全な心理学者とは言えない。

アドラーの息のかかった後継者たちを差し置いて、「アドラーにとってのプラトンになりたい」だなんて。

 

自分をアドラーの秘蔵っ子か何かと勘違いしたやつが、2013年に「嫌われる勇気」を出版。

人間性心理学が一大ムーブメントを巻き起こしたように、嫌われる勇気が社会現象になっている。

 

 

なぜアドラー心理学は、現代人の心をこれほどまでにつかんだのでしょうか?

 

ポジティブで未来志向なので、「読むと元気が出る」ことは間違いないでしょう。

しかし「元気が出る」とか「気持ちが軽くなる」だけなら、世の中に溢れる自己啓発本と変わりません。

それらとの決定的な違いは、土台となる理論がしっかりしており、だからこそこれまで多くの人の心をつかんだのだと思います。

「嫌われる勇気」も、アドラーの筋の通った理論によってしっかり支えられているのです。

 

どこに元気のもとが?

怒りしか感じなかったんですけど。

 

「土台がしっかりしている」とか「筋が通っている」とか。

売れ残ったマンションを何とか売ろうとしている無能な営業マンみたい。

他の自己啓発本との決定的な違いは、まるで通販番組のナビゲーターのように、やたらと「良さ」をアピールすることですね。

さらに購入者たちも、次々にナビゲーターになっていくことです。

 

宣伝の方に忙しいらしくて、嫌われる勇気は全然なさそう。

むしろ好かれたい願望が爆発しそうな勢いだ。

人との繋がりを求め、より多くの人との繋がりを求める。

 

それは裏を返せば、一人の人間を軽んじていることでもある。

多数の読者を獲得しようとする人は、一番目の読者だけでは満足できなかった人。

つまり彼らは他者を軽んじる自己中心的な人間なのだ。

 

アドラー派心理学者も同じ。

マズローやフロイトを軽んじ、今日の心理学の土台を作った人々を軽んじている。

 

つまり彼らは、共同体感覚なんて全然持っていないのです。

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