磯に魅せられた白髪のカーネル釣行記

満天の星空と繰り返す波の音に癒され、50cm越えの尾長グレをいつの日にかと夢見るおじさんの釣行記。(プラス家庭菜園も)

北浦へ夏尾長ねらい・・

2015-08-30 | 磯釣り

8月の最終土曜、北浦の喜福丸で尾長ねらいに行ってきました、お誘いを受けたのは同じクラブの若手・北浦フリークこと佐藤翔太クン。彼の仕事柄なかなか計画的にご一緒できませんが、3月の北浦釣行の時から北浦へ尾長狙いに行こうと気合合わせだけは済ませていたところ、メールをいただき即決行です。

朝5時の出港目指して大分をAM1:00出発、途中佐伯の釣具屋でマキエ作って行きます。AM3:30分港到着、すでに船宿には明かりが・・。宮崎の釣りクラブの大会が行われるようで港は賑やかな笑い声に包まれています、他の2組のお客さんとあわせ20名近く。午後からの雨予報の中、出港です。

港を出てすぐに他の渡船とじゃんけん!、勝利した我らが喜福丸は進路を北へ。中のハエ・カモンバエへ大会参加者ご一行を降ろして南へ。途中、大バエへ底物師を降ろして向かったた先は「青バエ」。AM5:48の満潮と渡礁時間が重なり、おもいっきし潮が打ち被っています。「翔太焦るな!・・弁当便で替わるからしばらくここで遊んどけ!、準備しとけよ!!」と船長に言われながら上がった先は青バエと目と鼻の先の地寄りの磯、宮崎の方と3人で上礁です。

中央奥の独立瀬が青バエです。

 

北浦の釣座は平らで足場はいいんですが、いたるところにタイドプールがあり起伏がなく低いのでちょっと大波には弱そうでビビります。波静かで慣れると何ともなくなるんですが、潮まわりも大潮の最終日で海面がかなり上まで上がってきます。そういえばさっきカモンバエで脚立降ろしてたし・・・・!。

 

9:00弁当便の見回りです。翔太クン、何やら船長にいじられてニガ笑いです。

 

 3人一緒に青バエへ瀬代わりです。宮崎の方、翔太くんが船着きに釣座を構えます。「後ろから潮駆け上がってくるから荷物一番高いとこ置いとけ・・!」って船長言い残して見回りに回ります。下げ潮になるので潮位は次第に下がっていくんで安心ですが、バカ波には注意しないとね・・・、バッカン流されちゃうよ。潮は宮崎の人の左側から大きなサラシを作り左から右へ、30m先に潮目を作りながらいい雰囲気で流れています。3人並ぶにはちょっと狭いので私は右側の端っこへ移動します。

 

青バエのMy釣座、名前の通り満潮では潮が駆け上がってくるのかタイドプールに青のりがビッシリ!!。

 

今日はこのサイズにモテ遊ばれます。いっぱしに黒エリつけてて瀬際に突っ込もうとします。

 

尾長の子、コナガちゃんです。全部で20匹位かな、1匹だけかろうじて30cmあったかな?(笑)。

 

17:00納竿予定でしたが、雨足も強くなり、潮位も上がってきたことから16:00回収。

15:30頃からから沖合で待機してくれた喜福丸の船長、ありがとうございました。沖合から見ていてくれ、足場を洗い出したころに瀬着けしていただき安心安全に1日を過ごせました。

お客さんの心をくすぐるウイットにとんだ冗句or突っ込みは何とも言えず人気の秘密が伺えます。また、北浦フリークの翔太クンとおじゃまします。

 

 

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シーズン2度目の剣先イカ

2015-08-16 | 船釣り

幸運にも前回に続き同じクラブのばんたさんに、2度目の剣先イカのお誘いを受け、豊後水道の夏の風物詩である夜焚きイカに行ってきました。天気は快晴・夕立の気配なし!、波高1mでうねりなしと夜釣りに最適の状況です。

午前中に仕事を済ませて帰宅、準備を済ませゼンゴを仕入れて17:00カワノに到着。カワノの女店員さんに「アレッ?マキエ頼んじょった?」と聞かれ、「今日は浮気です!」とニッコリ指サック差し出し会計すまして 港へGO。ちょうど前回同船させていただいた海部遊竿さんと一緒になり先ずはご挨拶。18:00の出航まで時間もあるし、荷物を降ろし準備をすませ、お楽しみの液体燃料注入です!・・・、美味い!。

遊漁船:松風チャーターの5人がそろい出航です。

 

海はべた凪、佐伯湾を進んでいると、18:45 四浦半島へカンカン照りの太陽が沈みます。今日は大潮の新月で闇夜です、期待が持てそう。降水確率0%、前回のような早々の退避行動は取らず気合を入れて最後まで頑張ってテヤマ動かしてみます。

夕食を兼ねた宴です。夏はこれに限りますね~、気持ちいいっす!!、楽しいっす!!。このときばかりは発砲酒からスーバードライへ格上げです。

 

 坂ノ市のばんたさんとご友人に私も加えていただき3人でPOINT到着までの1時間、潮風当たりながらの納涼座談会、最高です!!

19:30ポイント到着です、右手に水の子灯台、左手に鶴見崎灯台の灯りが見えます。今回も先の瀬を超えて結構沖合まで出てきました、さすがに盆休?釣り船は少なく4~5隻といったところ、最盛期のような幻想的な横一直に見える漁火の光景はありません。

赤白スッテをメインに自作の仕掛けに80号のオモリをつけ、まずは水深20ヒロまで落とし10ヒロまでをテヤマで探ります。アタリの出るタナを見つけると、それより2~3m深いところでマーキングし短竿の穂先へ括りつけます。この穂先の自作短竿は手シャクリに疲れた時や、ぶっこみ餌仕掛けの竿にアタリがあった時にはテヤマをパッと離して放り出せるので重宝します。

22:00を過ぎても胴寸15cmくらいの小型サイズが10ハイほど、ぽつりぽつりと小さな当たりばかりでなかなか釣果を伸ばせません。海部さんも座って穂先を見る時間が多くなっています。反対側で釣っているばんたさんが「タナ50m!でアタってくるよ!」と今回も大声で教えてくれます。フグの猛攻とシイラの大群に邪魔くられ、さらに上潮と下潮が逆で80号のオモリで統一してるにもかかわらずお隣さんと絡みあうこと数回。座りながらめげずにシャクっては巻き上げ、スッテ確認しては再投入の繰り返しです、コロコロ変わるタナに今日は忍耐の釣りです。

左舷に3人並びます、私は今回トモです。真ん中に竿頭の海部遊竿さん、終わってみれば50~60ハイの釣果。集中力切らさずずっと釣り続ける姿勢には感服です。(※今回と前回のイカ釣り釣行記事が8月20日(木)の大分合同新聞の夕刊に記載されていました:<驚>)

 

11:00過ぎ、船長の「潮止まり、かわしたんでいいかもよ!!」の声を合図にアタリが出始めます。が、なんといっても最大の敵はフグ、おっぱいスッテがお気に入りなのか噛み付きまくってボロボロにしてくれくれます。スッテを取り換えると今度は丸のみし強力な歯で枝スごと食いちぎってしまいます、8本仕掛けがなんと4本に。仕掛けの幹糸から切ってくれることも、スッテは無くなるは鉛は無くなるはで大痛手です。うれしいことに潮が変わってからはサイズも一回り大きくなり、アタリの間隔も短くダブルで上がってくることも。AM2:00まで釣りますよう!の船長のマイクアナウンスを聞いた30前、ついに準備していた最後の仕掛けもフグに1番スッテからブチ切られ軽~くなって回収、よう遊んだ~!!、納得の納竿です。やっぱり船室一番乗りでいた(笑)。

 釣果は27ハイ。数も前回同様そこそこ釣れたし、サイズは一回り大きくなっていたようで大満足でした。

 

早朝帰宅してひと眠りした後、外庭のキッチンで捌きます。胴を中央割りし、身を覆う薄皮を剥いで真っ白い身にして一枚一枚サランラップで包んで冷凍します。2枚ほどイカ刺しに、足はゲソのバター焼きに!。旬のケンサキは甘味があって最高です!。残ったイカ刺しとゲソにニンニクとニラ・小葱を加え、甘辛い韓国唐辛子と氷砂糖で刺激的な旨さのイカキムチも出来上がり!、夏バテ知らずです。

 

ばんたさん誘っていただきありがとうございました。シーズン当初、イサキーイカのリレー釣り行けず諦めていた今シーズンの夜焚イカ、思いがけず2度もお仲間に加えていただき、台風にも合わず夏の風物詩堪能させていただきました。当分は甘ーい剣先イカにありつけます。

さあ盆があければ少しは涼しくなります、磯が恋しくなります。月末当たり岩の上から狙ってみますか夏尾長。

 

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涼を求めて奥豊後奥岳川峡谷へ

2015-08-12 | ドライブ

豊後大野市が全国一の最高気温37.4℃を記録した9日(日)。その日、わたし豊後大野市緒方町周辺にいたんです。 前日、人間ドッグで上から下から体内を掻き回され、けだるい疲れが残ってて何処にも出かける気力が湧かず自宅で静養と決めていたが、ゴロゴロするのも勿体ないので予ねてから一度行ってみたかった豊後大野市の「滞迫峡」。ワサダタウンへ涼みに行こうなどどのたまうカミさんを説得して、噂のパン屋さんの山カフェランチを餌に誘い出した。

ジオパークを唱える豊後大野市のマップを参考にやっとたどり着きました、大御所ご推薦の避暑地「滞迫峡」。阿蘇大噴火の火砕流が冷えて削られてできた渓谷は柱状の岩壁が屏風のように立っていて圧巻です、見とれてると時折ひんやりとした風が流れてきます。

 

祖母・傾山を分水嶺に大分側へ流れる奥岳川の透き通るような清流に感動です、身も心も洗われるような美しさ!、子供の頃のアユ泳ぐ七瀬川の美しさを思い出します。せわしない現代、時間が止まったような癒しのひと時でした。

 

ちょっと上流まで偵察のお散歩。ビビり屋の私は、川原のごつごつした石を歩きながらもっと上流でゲリラ豪雨が降ったら水かさが増して取り残されるんじゃないかとか大水が襲ってくるんじゃないかなんてなんて心配になってしまいました。

 

カミさんお待ちかねの自家製パンが有名な山カフェ:キッチンウスダを目指します。段々になってる水田の畦畔の雑草がきれいに刈られています、大変だろうな~と思いつつそのきれいさに目がいってしまいます。道路沿いの雑草もきれいにカットされてます、地元の人が守ってるんだろうか?。ナビのマップ見ながらあっちじゃないこっちじゃないと、とにかく山道を進みます。

山カフェへの分岐ポイント、キッチンウスダの小さな看板が立っています、注意しないと見過ごしてしまいます。実は私、見過ごして通り過ぎてお店に電話してバックしてきました(笑)。ここを左折すると間もなく右手に現れます。 

 

看板らいしいものはなく普通の民家と思って通り過ぎ、またまたT字路の突き当りからバックしてきました(笑)。

 

不安げに2階へあがるとメニューが飾れていてここだと確信(ホッ!!)。

 

左手のドアを開けると、自家製パンの販売コーナー。食パンにチーズパン、ちょっと硬たそうな味あるパンを数種類お持ち帰りにGETです。

 

先客の車のナンバーは東京品川・・・、店内は木のぬくもりが感じられるちっちゃなカフェでした。私好みの深煎りコーヒーが実においしく、ロールケーキともばっちりでした。ゆっくりと久々のカミさんデートを過ごします。

 

 

立派な広い道を緒方に向かう広域農道添いにあったカワイイケーキ屋さん。思わず立ち止まって覘いてみるとちょっといかしたパテシエ登場、豊後大野の米粉を使ったロールケーキが一番人気らしいのでシュークリームと合わせてお土産に購入。なんか幸せな気分になりました。(店名アンテーク)。

 

連日35℃を超える猛暑が続く8月、うだる暑さを避けてまたまたジオパーク豊後大野・奥岳川の上流に出かけてみようと思う夏の夜です。

 

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人間ドッグのあと旦過市場の名物を・。

2015-08-09 | グルメ

8月7日(金)~8日(土)で夏恒例の人間ドッグ、2泊2日の北九州病院缶詰です。生検チェックとやらで細胞採取されながら上から下からかき回されて体内映像チェック、胸・腹まで輪切りのCT撮影、脳内血管ブチ切れ所見がないかの脳ドックと進み、鬼門の心電図はここ数年の異常波形が見られず一安心。去年のドッグで脅され約束した禁煙のおかげか改善してるやんと思いきや、今年は総コレステロールが倍増、内臓脂肪に皮下脂肪も急騰、基準値オーバー値。あえなく循環器科再検査要の紹介状頂く総合診断結果でした。後日郵送される総合判定結果到着を待ちます。

 受付番号1だったため全てのメニューを午前中に終え、帰途につきます。へなへなになりながらも久しぶりに北九州名物を食べたくなって旦過市場へ向かいます。お土産を兼ねてあの「ぬか床煮」を買って帰ることにします。

 

 

市場の一番奥にある宇佐美商店の「イワシ・サバのぬかみそ炊き」、ここのが一番・もう馴染みの店です。

 

なんといっても、辛口のぬか炊きがお薦めです。イワシとサバの2種類あります、どちらもイケますがイワシは絶品です。酒のあてに、ご飯の友に、滅茶苦茶美味くてグイグイ・ガバガバすすんでしまいます(笑)。

 

辛口の苦手な子供立ちには、普通味のイワシのぬか炊きを。

  • みそを煮付けのだし汁として、新鮮なを炊いた料理。

旦過市場も昭和のレトロ感満載でなかなかいい雰囲気で、市場特有の活気もあってぶらり散歩だけでも楽しい場所です。「ぬかみそ炊き」は北九州の郷土料理だそうですが、ぬかみそのぬか床を煮つけのだし汁にイワシ・サバを煮つけたもので独特の発酵臭のような濃い味わいは一度味わうと病みつきになります。

 

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猛暑の沖黒:東のサラシで尾長乱舞

2015-08-02 | 磯釣り

7月31(金)に夏休いただいて2か月ぶりの沖磯、久々のクロ釣りに米水津へ出掛けて来ました。

ひと月前に豊後奥嶽釣友会の衛藤さんから先週25日土曜のサズリ釣行にお誘い頂き楽しみにしていてたんですが台風12号接近による船止めで中止。大好きなサズリだっただけにガックシでしたが自然が相手、本日仕切り直しの釣行です。

今年は6月から雨が連日ように降り続き、7月に入ると毎週のように台風がやってきて沖磯に出れない釣人も多かったのではないでしょうか。ところが数日前の梅雨明け宣言後は一挙に夏突入で連日35℃を越える猛暑日が続いてます。裏を返せば天気は安定しているとゆうことで、夏のオナガ&イサキ狙いには好都合で釣行決定。お客さんは私達2人を含め3組、そのうち1組はウニ持参、もう一組は当番瀬へ。平日でもあるけど猛暑が続いているからか米水津名物の3時出港一斉スタートに競争相手が1艘もいません。どこでもお望みどおり的状況で、A級磯の沖黒もガラッガラ貸し切り状態です。まずは底物師を長ミゾに降ろし、向かった先は東のサラシ。

暑い日差しを防げる岩影も裏側にはあるし、海風も通るので今時期の沖黒ではベストかも・・、荷揚げを駆け上がりの裏側へ済ませると、まずはビールでお神酒献上です。衛藤さんとは久しぶりの釣行で釣談義に花が咲きます、2人とも過去に東のサラシではいい思いしているようで、してやったり・ニンマリ顔でテンション上げ上げです。イサキ狙いのナイターをやる気は消えうせ会話に夢中になってしまいました(笑)。

AM5時過ぎ、白み始めた空に触発されるように竿出しの準備に掛ります。本日の仕掛けは、竿:アテンダー1・5号、道糸:1・8号、ハリス:コング1・75号+ブラック1・75号、ウキはキザクラ:POLTA<P-0>(のちDear-G<0シブ>)で遊動幅1ヒロにウキ止め結んだ半遊動で夏オナガをチョット意識した仕掛けとします。

潮は満潮5:30で午前中は下げ潮、まだ潮は動かずゆっくりウキが右へ動く程度です。衛藤さんが右手の高場へ釣座を構え、私は左手の一段下の岩壁を背に釣座を構えます。さあ、チャレンジ・ザ・オナガの開始です。

ドヨーンとした潮に悩まされ全く魚信をとらえ切れない私を尻目に、衛藤さんが30cmクラスのオナガを掛けてはブリあげ、5枚目位にはタモ入れまで。 

ギラギラと照りつける太陽に熱中症の恐怖を感じ、水分補給と日陰での休息をとっていると、沖に出来た潮目がだんだん近づき潮が変わったの知らせてくれます。これを機に釣り再開、アテ潮にしばらく悩まされながらも右流れに潮が変わった10:00過ぎ、気持ちよくウキを引き込むアタリに合わせを入れるとなかなかの手ごたえ、沖で掛けたのが好を奏し今日一の良形を無事タモ入れできました。

 40cm弱のオナガでした。うれしィー!!。

 
昼過ぎには潮も止まり、瀬際狙いに変更です。イワシのような小魚にチョウチョウウオ・スズメとエサ取りパラダイスです。

 

足元のマキエに反応する小魚の下にオナガが見えます。初めて湧きあがるオナガの乱舞を目にしました。感激しました~!、もう、ビックリです、ちょっと震えました。

潮上にマキエを5~6杯打つとエサ取りのチョウチョウウオや小魚のエサ取りが群がり、数秒おいてオナガたちが瀬際から現われマキエに反応して捕食してきます。後打ちするマキエには即応しないようで、ましてやツケ餌には見向きもしてくれません。タナが深いのか?食わせエサがお気に召さないのか?、針付で不自然な動きをするのか?とにかくツケ餌にはまったく反応してくれず、ツケ餌はエサ取りばかりに取られています。ウキをDear-G<00>のノーガンでゆっくり沈める仕掛けに変えて25cm位のコナガを2匹ゲットするのが精いっぱいでした。

これからの暑い夏、沖磯は灼熱のフライパン状態なので十分な日よけ対策と水分補給をおこなってガラ空きの名礁でオナガ狙ってみたいものです。県南の沖磯で、深島のツバクロ・鶴見の長ウド、米水津の長ミゾはオナガの乱舞に出くわす確立の高い磯、願わくば見て仕留めるサイトフィッシングなるものでオナガの記録更新といきたいもんです。

 

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