今週も、愛の妄想特急劇場のお時間がやってまいりました…。
ってか、今月3日以外は全部!土曜日雨じゃないですか…(今日はどっちかって〜と、強風)。
…まあ、それを見込んで今週は土曜日をお仕事でカンヅメの日にしたんだけどさ。
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「で?あの子も『恋のライバル』な訳?」
由紀ってば、好奇心丸出しで聞いてくる。
「…まあ…。そういう事になるのかな…。」
私、脚立の上に座って、原画を壁に転写しながら答える。
「でも、睦月がでぃあボーイ君に惚れるのもわかるな〜。彼、いい男じゃない。」
「!!」
「実行委員会でけっこう話す機会とかあったんだけどさ、基本的にフェミニストだよね。」
「あ、そうかも!」
出会ったときからそうだった。ピンチになったら必ず助けに来てくれる正義の味方みたいな…。
「でも、ちょっとマザコンの気があるかもよ?」
「そうなの?」
「『女の子には優しくしないと、ウチのハハに怒られる。』とか言ってたし。」
「へ、へえ?」
…マザコンなのかな?でも、イタリアの男の人が女の人に優しいのは、基本的にマザコンだからだって言う説もあるしね。
度合いにもよるけど、悪い事じゃないんじゃないかなぁ…。
「でもまあ、それを差し引いても告白する価値はあるかな。」
「由紀!まさか。」
由紀がニヤッと笑いながら言った。
「睦月がもたもたしてるなら、先に私が告白っちゃうからね。」
「でも、でぃあボーイ君には彼女が…。」
「ああ、野球部の子の事?まあその辺も一応確認してからにするけど。」
「…。」
今私、ちょっとずるい事考えた。それだったら由紀に野球部の女の子の事、真相を確かめてもらえるかなって…。
でも、それでもし、その子が彼女じゃなくって、由紀の告白が成功しちゃったら…。
それに、小林さんも文化祭中に告白するって言ってるし!正直、あの二人が相手じゃどっちにも勝てる自信ないし!
一人で悩みだしちゃった私を、由紀が冷ややかな目で見ていた。そして、
「睦月さぁ、あれこれ考えるのも良いけど、まず行動してみたら?」
と、ため息をつきながら言った。
「深堀さん、お待たせ!」
そこに、でぃあボーイ君と小林さんが保健室から戻ってきた。
うわ、右手に大きなガーゼと絆創膏。見るからに痛々しい。でもそんなのは気にしない風で壁画の前まで来て、
「すごいね!こんな大きい絵、よく描けるよね〜。」
…本当に感動してくれたっぽく言った。
「ごめんなさい!こんな怪我させちゃって!」
今度は、ちゃんと脚立から降りた。
「ああもう、気にしなくていいって。擦り傷だけだったんだし。小林さんもありがとね。」
「いいえ!当然の事ですから。」
小林さん、何だかすごく嬉しそう。そうだよね。好きな人の役に立てたんだもんね…。
私はダメだな。とっさに気の利いた行動とか出来ないし…。
ああ、やっぱり告白する自信なんて無い。
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うだうだいろ〜んなことを考えて、一歩が踏み出せない…。
実は私も結構そういう人間です。
その代わり、踏み出したらあとは猪突猛進なのですが。
そしていよいよ次回は(いつになるんだか…)文化祭本番です!






個人的意見です。)

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