田の神様のつぶやき

歳とともに憂国の情深まり、日本の将来を政治経済の在り方から見つめていきたい。

民進党代表選は路線論争だけで決着を。メディアは、旧社会党系をリベラルと呼ぶな。

2017-08-21 23:02:27 | 日記

 今日の神戸新聞に“民進代表選きょう告示”のニュースが載っている。前原氏には、前原グループ(約20人)を中心に保守系や「民社協会」(10人)の支持も取り付けている。枝野氏には、旧社会党系グループ(約20人)などリベラル勢力の応援を受ける、と書いている。日経新聞も旧社会党系グループをリベラルとしており、他のメディアも同様の表現をしている。私が不審に思うのは、日本ではいまだに旧社会党系や共産党をリベラルとみていることだ。また、日本のような先進国で、保守、革新の扱いもおかしい。神戸新聞の社説から疑問点を書いてみる。

 今日の社説、民進党の支持率は低迷のままである。政権時代の失敗が尾を引き十分な反省が見られず、有権者の信頼がまだ戻らないためだ。路線問題も影響している、と書いている。これがおかしい。“路線問題も”でなく、路線が定まらないから信頼を得られないことをなぜ書かないのか。 路線問題について、民進党は憲法をどう位置付けるのかが定まっていない。共産党との選挙協力についても党内のずれは大きい、と書いている。メディアは、民進党はなぜ憲法の考えが定まらないのか、なぜ共産党との選挙協力にずれが起きるのかを追及し、それができない実態があるのならそれを国民に知らせることだ。

 民進党内には、保守系や旧民社党系と旧社会党系が混在し、各系で国家の基本方針が違うことを解説すべきだ。旧民社党系は企業内労組であり、企業の存立を前提に働く人たちの生活向上を図ろうとするグループだ。一方旧社会党系は、元国労や、自治労、日教組など税金で給料をもらっている人たちが国や自治体に権利を主張するグループだ。国に対峙するのは共産党も同じことで、企業内労組が中心の連合が共産党と与しないのは、一例として単に原発労働者だけで原発に反対していないのではないように、国政そのものにおいても共産党と考えが合いいれないためである。

 共産党は選挙期間以外も全国にいろんな政策看板を出しているが、私の見る限り、「〇〇反対」、「××反対」ばかりで、そのくせ笑顔の委員長の顔に「力をあわせ未来をひらく」とある。反対、反対でどうして未来づくりをするのか分からない。共産党は戦後70年の間一貫して同じことを言っている。社会党系の人たちもとにかく反対する。変転する国際・社会情勢のなかで政策立案に反対するのだったら、日本では共産党や旧社会党系こそ最も保守的な人の集まりと言わざるを得ない。

 また、メディアはなぜ今回の民進党代表選挙で旧社会党系をリベラル勢力とみているのだろうか。いや、これらの人たちは憲法はいらわない方が良い、つまり多くの憲法学者が改憲に反対しているように立憲主義を守ろうとしている人たちだからリベラリストとみているのかもしれない。田の神様が前にも書いたように、憲法学者は憲法を解釈することで飯を食っているが、政治家は憲法も国の在り方のなかで議論するのが仕事だ。メディアも観念論的理想主義をリベラルと呼ぶのでなく、現実を見据えた政策が出せるかどうかもリベラリストの条件にすべきである。

 今日の社説には、細野豪志氏が民進党を離党したことも触れている。田の神様は前回のブログで、共同通信が細野氏は民進党のリーダーでありながら離党したのはなぜかと問うだけでなく、細野氏が民進党を見限った理由を解説せよと述べた。今日の社説も、“政策の違いを曖昧にしたままでは展開が開けない”と抽象論を述べるのではなく、なぜ民進党が政策を出せないのかを解説しなければならない。

 今回の民進党の代表選は日本に政権交代ができる建設的な野党が生まれるかどうかの大切な選挙とみている。その意味で、代表選を戦っている方は、“民進党をぶっ壊すつもり”で政策論争をしてほしい。燃え盛る政策論争を期待して、私の意見を油として注ぎたい。私は、旧社会党系が推す枝野氏が勝てば、前原氏は民進党を出るべしだし、前原氏が勝てば、路線で徹底討論をし旧社会党系の考え方を改めさせるか、改めないのなら旧社会党系を追い出すべきである。

(追)リベラル・自由主義とは、個人が自由に判断し決定することが可能であり、自己決定権を持つとする思想を指す用語と言うことです。私は地方公務員として自治労の指導者と交渉に当たったこともありますが、共産党や社会党の方々は失礼ながらきわめて単細胞的な論調で毎年決まったことをオーム返しに主張していたのを思い出します。おそらくメディアは日本のリベラルグループは以前からこれこれの党と言われていたことをそのまま使っているようで、現在では旧社会党系も共産党もリベラルとはかけ離れた存在であり、国民を惑わすことになっていることを申し添えます。

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