田の神様のつぶやき

歳とともに憂国の情深まり、日本の将来を政治経済の在り方から見つめていきたい。

東大の若手・中堅の憲法学者 憲法議論、論評はするが加わらずか

2017-05-04 23:38:49 | 日記

 4月29日、NHKが憲法改正に対する世論調査で、憲法9条を問うた結果を評して、東大の憲法学者石川健治教授が次のように述べている。国民の憲法9条を「改選する必要はない」という回答が「必要がある」を上回った。9条の平和ブランドを掲げることの意味に関心を持つ人が増えたことは自然だ。施行70年を迎えて憲法が定着したと感じる。  54歳の石川健治氏が「70年を迎える憲法が定着した」と評するのは変な感じ。国民に定着した憲法はいらってはいけないと聞こえますね。

 次、昨日5月3日の日経新聞の「私が考える憲法」欄で、ここも東大の憲法学者宍戸常寿教授は述べている。「自衛隊は違憲だ」と言う学者がいるから自衛隊の存在を認めるために改正するというのはおかしい。(自衛隊は)すでに国民に正当なものとして受け入れられ、活動している現実がある。  これもおかしい。憲法の専門家(学者)が9条をそのまま解釈すると、自衛隊はどうみても憲法違反になると言っている。しかし国民はそれでもいいじゃないかと言っているのだから、それでいいんだ。これが東大の憲法学者の弁、変な感じですね。

 ところが、5月2日の地方紙(共同通信)の憲法施行70年インタビュー(上)で、上智大の憲法学者高見勝利名誉教授は次のように述べている。本来の意味で改憲の議論になるのは、9条しかないでしょう。9条以外の項目から改正議論を始めるのは邪道です。安倍晋三内閣の集団的自衛権容認により9条は規範として歯止めが外され実質的に破壊された。改憲により現状に合わせるのか、現状を憲法に合わせるのかを選択する時期に来ているでしょう。  「芦部憲法学を読む」を著わした高見教授の言わんとされる方向は想像がつきますが、議論はせよと言われています。

 それにしても、長老の学者が「憲法についてまっとうな改正の議論であればいいよ」と言われている。ところが東大の若手(?)教授たちは「9条について正面切っての議論はしたくない。」と言っている感じ。偏差値の最高峰の東大では憲法は学ぶもので、議論するもの(考えるもの)ではないのかもしれません。あるいはお二人にとって、憲法9条はまっとうな議論が出来にくい条文なのかもしれませんね。日本の憲法学会を先導しようとされている東大の中堅学者、これからも「今は(いつまで?)憲法を変えるべきでない」と言い続けるのでしょうか。お二人は、護憲派にとって最高の後ろ盾になれますよ。今後が楽しみです。

(護憲派憲法学者団体の全国憲法研究会代表だった芦部信喜教授の頃は良かったですね。憲法は変わっていないが、時代は変わるのです。だから前は良かったのです。)

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