電車老人

こんなBlogの記事を見つけました。
詳しくは読んでください。

私個人の意見はどっちもどっち、でもちょっと若者より。
コメントの中で大半を占めている意見に賛成。
喧嘩を先に売った老人がちょっと悪い。
でも、政治のことを持ち出す若者もおかしいって意見。

私の意見を若者賛成派とするならば、ジーさん賛成派の意見もある。
今の社会を作ったのはジーさんの世代だ。席を譲って当然だろ、というもの。
確かにそうかも知れないが、このジーさんがその時代に頑張っていたともいえない。
むしろ電車の中でぐちぐち言ってる時点で、頑張ったとも思えない。
だとすると若者の方がまだましのように思える。
だが若者も年金のことを口にしてしまったから、また新たな議論を呼んでしまう。

問題はどこなのか、年寄りを敬えという儒教思想は正しいのか、
それを利用して付け上がることが本当にいいのだろうか、
年金システムがおかしい政府が問題なのか、選挙に行かない若者が悪いのか、
大量票を獲得できる中高年世代が悪いのか、
なぜ譲ってくれと素直にいえないのかetc...
問題を出していけばきりがない。
またこれら関してそれぞれがそれぞれ問題を取り上げコメントすると、
そもそもその人の持っている価値観や前提、論点が違うから
不毛な争いも起こってしまいかねない。

これを議論する上で大切なのは、
今までの歴史的事実や「ジーさんバーさんを大切にしよう」等の先入観をなくして、
老人・若者関係なく人間として正しかったかを議論するべきだと思う。
当然、人間としての経験が多い老人が正しいはずなのだが、
これを見ているとそうは思えない。
儒教というのも、老人は人間としての経験が豊富だから、
という前提を基に作られているのかもしれない、と考えることができる。

なんにせよ、凄く難しい問題だと思う。
皆で意見を出し合うことが何よりも大切だな。