EIBACH Pro-Stabilizer


DFV OHLINSダンパーを装着しローダウンするフェアレディZを数多く手がけてきました。
多くのオーナーは『快適性は十二分に確保しつつもルックス良くローダウンしたい』と考える方が大半です。
フェアレディZがスペシャリティスポーツクーペである以上、またスポーツドライブを楽しめるために「ある程度」の硬さは許されても、ガチガチの足回りはナンセンスであるためです。

例えば街中での40km/h 高速での100km/h 同じ車体に同じドライバーが乗り同じように走らせても、スピードレンジが大きく変わればその印象もまた大きく変化し、速度が高くなるほどゆっくりと動くロール量が気になることもあります。
『ロール量をもう少し減らしたい しかし、これ以上バネや減衰力を硬くするのは嫌だ』
その『もう少し』を改善するための方法は幾通りもあります。
しかし、車体への極度のストレスをかけるであろうハイレートスプリングへの変更や、今以上に減衰力を絞ってロールを抑制する事は極力避けたいと言うオーナー。
そこで真っ先に思い浮かんだのはスタビライザーの交換でした。


国内外のメーカーが販売をしているスタビライザーを調べて見ましたが、意外と調整機能が備わっている商品は少なく、その中でも今回使用したアイバッハ製スタビライザーはフロント2段、リア3段調整ができますので選んで見ました。
パイプ径は画像で見るよりも実際は更に違いを感じますが、フロント26mm→32mm リア24.4mm→29mm 勿論純正ブッシュは使えませんので、ウレタンブッシュも同時交換です。



とは言えスタビライザーに限った話ではありませんが、「大きく」するとか「強化」するとかが大切なわけではなく、今のサスペンション 今のオーナーさんのドライビング=好みにマッチさせる事が最も大切であって、装着→ハイ終わりでは効果の半分も試すことはできません。
そういった意味では前後共に調整機能を持つスタビライザーのアドバンテージが高い=好みに合わせやすい=おすすめしやすい となります。 

まずは前後共にソフトレートで設定して見ました。 フロント側は場合によってはハードに振るかもしれません。 また、ダンパーの減衰力は基準値以下まで落としました。
足を動かしながらも左右への動きを抑制する 今僕が考える理想的なダンパーセットが現れていると思います。




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