かまくらdeたんか   鹿取 未放

「かりん」鎌倉支部による渡辺松男の歌・馬場あき子の外国詠などの鑑賞

 

馬場あき子の外国詠43(アフリカ)

2017年06月22日 | 短歌一首鑑賞

 馬場あき子の外国詠 5(2008年2月実施)
  【阿弗利加 2 金いろのばつた】『青い夜のことば』(1999年刊)P165~
  参加者:K・I、N・I、崎尾廣子、T・S、Y・S、高村典子、藤本満須子、
       T・H、渡部慧子、鹿取未放
  レポーター:N・I       司会とまとめ:鹿取 未放

43 アフリカを耕し生くる祈念のこと知りたし金色にかがやくばつた

      (まとめ)
 世界から一般には不毛の大地ととらえられている大地を何とか耕して、わずかな咲くも得て人々は生きている。それは何かを念じての、民族の総和としての壮大な祈りのようだ。そのことをもっと知りたい。老爺の作る金色にかがやくばったは、そのことのひとつの象徴であるようだ。「アフリカを耕」す、と大きく出ているが概括的にならなかったのは作者の真摯な思索の結果だからだろう。逆にもっと絞って都市の名前などを入れていたら「耕し生くる祈念のこと」のフレーズを活かしえなかっただろう。(鹿取)


     (レポート)
 不毛の地を耕すことに民は希望があるのだろうか。と、心寄せしている。沙漠に抗して未来の都市建設するものとしての表現なのではないでしょうか。(N・I)


     (当日意見)
★原初的な人間の生き方を詠いたかったのではないか。都市建設とかは全くピント外れだし、近代
 化を詠っているのでもない。レポーターはきちんと解釈をしてほしい。(藤本)

    
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