鞦韆院落

北京で過ごすインディペンデント映画な日常

中継

2016-07-25 01:06:30 | 其他
北京はこのところ連日雨で、ジメジメしています。
北京というとカラッとしているイメージがあるかもしれませんが、実は毎年こういう時期があって、いろんなものにカビが生えたりします。
大雨も降って、地下にある顧桃の仕事場は浸水してしまったそうです。
中国各地では洪水で死者も出ているし、村の半分が床上浸水したことがある宋荘の住民としては、とても気になるところです。

そんな折、王宏偉は香港へ行ってしまい、私はまた留守番です。

彼は西寧で行われている某映画祭で主演男優賞にノミネートされていましたが、行きませんでした。
昨日あたりから、この映画祭に行ってる人もたくさんいるようですけどね。
私も興味が無いので行きません。

この映画祭は新人監督のための映画祭だと銘打っていながら、ドキュメンタリーのコンペには黎小鋒や范倹のようなベテランが入っていて、基準がよくわかりません。
更には、ドキュメンタリーのコンペに入選しているのに、ノミネート作品でない、つまりコンペ対象外の作品が半分を占めているのです。
じゃあ、何をもってコンペ部門と呼んでいるのか、まったく理解に苦しむ映画祭です。


私は宋荘にいて、毎日訪ねてくる誰かしらと会っています。
先日はある若手監督と一元電影院で会って、一晩中話をしていました。

翌日になって、一元電影院はネット中継をやっていると知り、アプリをダウンロードして見てみたら、店の中が映っていて、客の会話もみんな聞き取れるので、すごく焦りました。
もしかして、昨晩話してたことは全部筒抜けになってたんじゃないかと。
さんざん、いろんな人の悪口言いましたからね。
でも、どうやら前の晩は中継をしてなかったらしいので、安心しました。
今後、あの店に行くときは気をつけるようにします。

それにしても、ネット中継流行ってますね。
あれって、かなり収入になるみたいで、特に若い女性が厚化粧して頑張ってます。
かつて優酷とかで見たことがあったのは、ラジオのスタジオみたいなマイクを付けて、部屋を豪華に飾り、自分でしゃべりに笑い声を足したりしながら、歌を歌って聞かせたりしているのがほとんどでした。

一元電影院がやっている「映客直播」というアプリのものは、自分で携帯を手に持って、何も言わずにただ画面を眺めてるだけみたいな人がたくさんいます。
それでも顔が良いと1000人くらいは視聴者がいて、換金可能なアイテムを贈ってあげたりしているのです。
べつに露出したりするわけでもないのに。
不思議な世界ですね。
中には数万人の視聴者がいて、一晩で何千元稼ぐ人もいるみたいです。

たしかに、驚くほどの美人もいるのです。
私も美人は好きですが、ただ歌ってるのを見て金を払ってあげる気にはなりません。
そんな私はケチなんでしょうか。
歌っているだけでは能が無いから、どうせなら内容のある番組にすればいいのにと思うのは、考えが古いんでしょうかね。

ちなみに、一元電影院は一晩店内中継をして、稼ぎは5元だったそうです。

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