PM2.5という言葉を知っていますか?
空気中に浮遊する粒子状物質の中で、特に小さな粒径2.5μm以下の微小粒子状物質のことを指します。
排気ガスや黄砂の粒が原因だったりするのですが、粒径が小さいために呼吸で肺の奥まで入っていくので、健康に害を及ぼすと言われています。
そのためこのPM2.5が大気汚染の指標のひとつになっていて、日本の環境基準では「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下」が望ましいとされ、WHOの基準は「年平均値10μg/m³以下」となっています。
WHOによれば、長期間35μg/m³の状況に置かれると心肺疾患と肺がんで死亡するリスクが15%増加するそうです。
ご存知のように中国は大気汚染が深刻で、去年あたりからこのPM2.5が盛んに言われるようになりました。
きっかけはアメリカ大使館が独自に北京のPM2.5数値を調べて、空気汚染指数(AQI)をツイッターで公表するようになったためです。
それにつられて中国政府も各都市の数値を測るようになり、アメリカよりも控えめにして指数を発表するようになりました。
これによって、これまではなんとなく空気が汚いと感じていただけでしたが、具体的にどれほど汚染が深刻かが数字でわかるようになったのです。
中国の日本人学校などでもこの数値をみて、高いと野外での運動を控えさせたりしているとか。
ウィキペディアにある図を見ると、中国のなかでも北京あたりが世界で最も深刻であることがわかりますね。
色がほぼ真っ黒です。
この図だと最高が80μg/m³になっていて、世界レベルだと80μg/m³でも相当高い数値であることが分かります。
AQIはPM2.5のμg/m³を含めたいくつかの数値からはじき出されるようで、この資料をみると、例えばPM2.5が67μg/m³のときでAQIは152。
アメリカ大使館のHPを見るとAQIの数値が
0~50 良好
51~100 中等
101~150 敏感な人には不健康
151~200 不健康
201~300 非常に不健康
301~500 有害
とあります。
地図で真っ黒な80μg/m³だときっと“不健康”なレベルですね。
日本やWHOの基準に照らすとやや甘いようにも思えますが、中国の現実を考えるとこれくらい緩くしないと生きていけないのでしょう。
こんなことを調べているのは、実はここ数日とても空気が悪くて気になったからです。
昼間で雲もないのに、空が夕陽のように黄色くて、太陽がスモッグの奥にかすかに見えるだけ。
アメリカ大使館発表の数値を見たら、なんと12日の夜の時点で北京のAQIは732、PM2.5は852μg/m³だそうです。
もはや有害の範囲を超えています。
かなり控えめな中国環境保護部の数値を見ても、12日の天津は424の“重汚染”。
過去1ヶ月の中でもダントツの数値です。
え? どうなるの? みんな死ぬの?
空気中に浮遊する粒子状物質の中で、特に小さな粒径2.5μm以下の微小粒子状物質のことを指します。
排気ガスや黄砂の粒が原因だったりするのですが、粒径が小さいために呼吸で肺の奥まで入っていくので、健康に害を及ぼすと言われています。
そのためこのPM2.5が大気汚染の指標のひとつになっていて、日本の環境基準では「1年平均値が15μg/m3以下であり、かつ、1日平均値が35μg/m3以下」が望ましいとされ、WHOの基準は「年平均値10μg/m³以下」となっています。
WHOによれば、長期間35μg/m³の状況に置かれると心肺疾患と肺がんで死亡するリスクが15%増加するそうです。
ご存知のように中国は大気汚染が深刻で、去年あたりからこのPM2.5が盛んに言われるようになりました。
きっかけはアメリカ大使館が独自に北京のPM2.5数値を調べて、空気汚染指数(AQI)をツイッターで公表するようになったためです。
それにつられて中国政府も各都市の数値を測るようになり、アメリカよりも控えめにして指数を発表するようになりました。
これによって、これまではなんとなく空気が汚いと感じていただけでしたが、具体的にどれほど汚染が深刻かが数字でわかるようになったのです。
中国の日本人学校などでもこの数値をみて、高いと野外での運動を控えさせたりしているとか。
ウィキペディアにある図を見ると、中国のなかでも北京あたりが世界で最も深刻であることがわかりますね。
色がほぼ真っ黒です。
この図だと最高が80μg/m³になっていて、世界レベルだと80μg/m³でも相当高い数値であることが分かります。
AQIはPM2.5のμg/m³を含めたいくつかの数値からはじき出されるようで、この資料をみると、例えばPM2.5が67μg/m³のときでAQIは152。
アメリカ大使館のHPを見るとAQIの数値が
0~50 良好
51~100 中等
101~150 敏感な人には不健康
151~200 不健康
201~300 非常に不健康
301~500 有害
とあります。
地図で真っ黒な80μg/m³だときっと“不健康”なレベルですね。
日本やWHOの基準に照らすとやや甘いようにも思えますが、中国の現実を考えるとこれくらい緩くしないと生きていけないのでしょう。
こんなことを調べているのは、実はここ数日とても空気が悪くて気になったからです。
昼間で雲もないのに、空が夕陽のように黄色くて、太陽がスモッグの奥にかすかに見えるだけ。
アメリカ大使館発表の数値を見たら、なんと12日の夜の時点で北京のAQIは732、PM2.5は852μg/m³だそうです。
もはや有害の範囲を超えています。
かなり控えめな中国環境保護部の数値を見ても、12日の天津は424の“重汚染”。
過去1ヶ月の中でもダントツの数値です。
え? どうなるの? みんな死ぬの?
映画祭に行った時もなんだか煙ってましたけど。
中国の方ではみんなマスクはしないんでしょうか。日本は花粉症の季節にはマスクだらけになりますけど。
だーしゅーさん、マスク輸入して売ったら儲かるかも。
若い人は3割くらいマスクしている気がします。
中国は防寒用にマスクをしている人がいますが、普段から着用する人はまれです。
でも黄砂の季節は目が開けられないくらいなので当然マスクもするし、バイクを運転する人も排気ガス対策でしてます。
本来なら子供たちに着用を義務付けるべきでしょうね。
工業用の防塵マスクを子供用に改良して、「ジャパニーズ・クオリティー」だと言って高価で売ったら儲かりそうです。
この間、東京に行った時に感じたのは、空気が綺麗になったということですね。
車のディーゼル規制や工場の排煙規制が効果を挙げているようです。
先進国の面目躍如ですね。
日本も他人ごとじゃありません。
まあ日本の空気がきれいになったのは工場が少なくなったからでもあり、そのぶん中国の工場が排煙や廃液を流しているんですけどね。
質量保存の法則ですよ、違うけど。
核汚染もこんなふうに目に見えたらいいですね。
きっとみんな真剣に移住を考えることでしょう。
ここを今読みまして、あの記事は本当だったんだ。と、妙に安堵しました。いや、安堵すべきところではないんですが。
にんげん、数字では生きていないなあと思って。
放射能もなぞですね。
極限状態の空気でも空気がなければ死にますから。
どうかご無事で。
元気そうだね。
天津、留学最後に行こうかなあ・・・と思って行かなかったきり。やっぱ、行こうと思った時行かないとよね。
ここのブログのこと、なんか引用されてたよ。
ネットで見てて、「あれ?これはもしや・・・」と。
「中国で突出の微小粒子汚染は環境汚染無視のツケ」と言う記事。
中国行きたいのに、なんか嫌になるなあ。気管支弱いのよね、私。
マスクくらいした方が良いよ~!
“こう不安を訴えます”とか書かれるとちょっとなあと思いますね。
いつも読んでいる人なら、半分冗談だと分かるだろうけど。
中国の都市部に来るのはやめたほうがいいと思いますよ。
気管が弱い人には自殺行為です。