Mr.Dashのぶろぐ館

奈良・大阪・日本アルプスの山々が大好きな、Mr.Dashのブログです。

2017年5月23日(火) 姫路の名"低山"、書写山圓教寺を歩く

2017年05月24日 | 山登りの記録
■メイン写真
西国27番札所・圓教寺の大講堂と食堂(じきどう)


■今回のコース
書写山ロープウェイ駐車場→東坂入口→五丁展望所→紫雲堂跡展望広場→山上駅→
圓教寺志納所→仁王門→摩尼殿→書写山最高点(白山権現)→大講堂→奥の院→
千年杉→文殊堂→日吉神社→西坂入口→書写山ロープウェイ駐車場


存在は知っていても、意外に遠いのと、山が低いこともあって、これまで
後回しになっていた姫路・書写山に行ってきた。
低山ではあるが素晴らしい山というのは各地にあるものだが、書写山もその期待に
応えてくれた。

書写山へは一般的に6本の登山路があるとされる。
今回は、敢えてひねらずに、最もポピュラーな東坂で登り、西坂で下った。



クルマを書写山ロープウェイ前の無料駐車場に停め、東坂入口へ。
ここも、姫路駅北口からもバスがたくさんやってくるので便利はいい。



ほどなく山道に入る。丁石が置かれている。
播磨の山らしい、岩が露出した坂をつづら折りに上る。



5丁展望台に到着。南側の振袖山、京見山方面が見える。
やや霞がかっていて、海はぼんやりしか見えない。



紫雲堂跡にある展望広場。さっきより、やや高度感が出てきた。

ロープウェイの山上駅の展望台からも、絶景が楽しめる。
ここは双眼鏡が無料で見られるのがちょっとうれしい。
姫路城は見えないのかな?

志納所で拝観料を払って、広い境内に入る。
広い境内には、足の弱い人をサポートするため、園内送迎バスも走っている。
すごい寺だ!!



境内のあちこちに、伝教大師(最澄)の教えである「一隅を照らす」の文字がみられる。
簡単にいうと「今いるポジションで、精一杯がんばって、光り輝く存在になろう」と
いうことで、好きな言葉のひとつだ。



りっぱな仁王門。さすがは「西の比叡山」と言われる名刹である。



湯谷橋を渡ると、眼前に摩尼殿がドーンと現れる。
石垣も大規模であり、寺というよりは要塞のようだ。



手前に真っ赤なシャクナゲが今を盛りに花をつけていた。



カルガモの親子が放生池を泳いでいた。
すぐ横ににある、はづき茶屋の方は、昨日までヒナがもう一羽いたのにと
おっしゃっていた。なかなか厳しい世の中なのである。



摩尼殿の右手から、白山権現へ向かう道に入る。参道ではなく、もはや登山道だ。
すぐに白山権現(神社)に着く。その裏が、書写山の371m最高点である。

比叡山や能勢妙見山でもそうだが、一番高い場所や三角点設置場所は、
本来、寺社からみるとたいした意味はないので、ここも最高点はいたって地味だ。



十地坊跡に寄ってみた。
ここは羽柴秀吉が毛利との戦いに備え、本陣を置いた場所。
西に別所氏、東の毛利氏に挟まれても戦える場所ということで、軍師・黒田官兵衛が
秀吉に進言したそうだ。
唯一、北東の方角が開けるが、ここには当時、赤松氏の置塩城があった。
赤松則房は戦うことなく秀吉に下り、ともに三木城の別所長治を攻めたという。



大講堂、食堂、常行堂がコの字型にレイアウトされた広場に下りてくる。
食堂の2階の回廊に上がることができる。中には仏像などが展示されている。



奥の院にも行ってみる。
開山堂の軒下に、左甚五郎作とされる力士像があるが、西北の隅だけは姿が見当たらない。
「重さに耐えかねて逃げ出した」というユーモラスな伝説が残っているが、
本当はなぜなのか、想像がふくらむ。



6本ある登山道のうち2つ、鯰尾坂(ねんびざか)、刀出坂が集約されてくるのが、
護法堂拝殿の裏側。ここにクリンソウの小さな群落があった。
今日はあまり花には期待していなかったので、得した気分だ。



樹齢700~800年とされる千年杉(ん?数字が合わない!?)の横を通る。
姫路市の保護樹に指定されている。樹高35m、樹回り7.6mだ。



下山は西坂を選択。
一部、未舗装だが、唯一、車が通れるルートである。
もっとも、下にゲートがあり、許可車でないと、ここに進入することはできない。
車が通れるとはいえ、なかなかの急坂である。



文殊堂を経て、さしたる苦も無く、日吉神社に下りてくる。
日吉神社は、古い絵馬がたくさん掲げられており、おもしろい。
左手奥には、巨大な夫婦岩が祀られていた。

ほとんどお寺参りのようなミニ山行だったが、道中、展望ヶ所も多く、
終わってみると、すっかり満足している自分に気がつくのだった。


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