『木・建関連業者の集い』家とは? 

木材・建材に携わる方々の参加者募集中
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提案しあえるサイトにしたい。

 

4/26(木)ストリーム・ブックレビュー(TBSラジオ)

2007-04-26 23:07:35 | 報道・情報関係
番組MP3→ http://tbs954.cocolog-nifty.com/st/files/book20070426.mp3


●『官僚とメディア』/魚住昭著(角川Oneテーマ21 税込720円)

★魚住昭さんはジャーナリストとして著名な方。元・共同通信の腕きき記者で、報道機関の内部もよく知る。最近は特に、メディアのあり方についての文章を精力的に発表。

★この本のテーマは「メディアと官僚の癒着」。
「月刊現代」などに掲載されたルポをまとめたもので、去年注目を集めた耐震偽装事件やライブドア事件などを例に、検察のリークから始まる新聞やテレビのフレームアップや、世論の沸騰を背景に、「正義の味方」検察が登場してくる構図など、「検察とメディアによる情報操作」が語られている。
その他、NHKの番組をめぐる政治家の介入問題など去年目立ったメディアに関するニュースについて、これまで明らかにされなかった事実が語られている。

●『新聞社!)破綻したビジネスモデル』/河内孝著(新潮新書 税込735円)

★著者の河内孝さんは毎日新聞で2006年まで常務取締役だった人物。
サブタイトルが「破綻したビジネスモデル」。現在の新聞の問題点を「ビジネス」「産業」の側面から告発。

★河内さんは「言っていることとやっていることが全然違うのでは」という新聞に対する疑問は、本質的には「経営と言論のミスマッチ」が原因と見る。
昔から新聞は「インテリが作ってヤクザが売る」と言われてきたが、記事を書く「編集」はいまだに「販売」に関してはノータッチ。異常な販売コストや補助金、部数の水増しにともなう膨大な紙のムダ。
そしてこうした異常事態が隠蔽される理由が「新聞社と放送局の系列化」・・・
最後はやはり新聞マンらしく、「今後の生き残り」は「受け手発想~多品種少量~安価」がポイントになるだろう、と論じる。

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