2月の始めに卵巣ガンの疑いと診断された。3月29日に卵巣と子宮の摘出手術が予定され、それまでにダイビング・ツアーとスキー・ツアーの合間をくぐって各種検査を受けた。正に青天の霹靂とはこのことだ。それでも2月11日から8日間のモルジブ・ダイビング・クルーズは最高にゴキゲンな毎日で、頭の中には手術のことなどこれっぱかりも無く、毎日が夢の中のような海浸け生活でもう思い残すことはなかった。
予定通り3月29日に手術。組織検査をするまでもなく(勿論検査はしている)ガンだった。結果、右後腹膜浸潤が見られており術後の抗がん剤投与が必然となった。手術は完璧だったと思う。一週間で退院した。笑っても痛かった。一番堪えたのは持病(?)の空咳だ。病室は暖房のためかなり乾燥していたので夜中は特に空咳がひどく、痛くて苦しくてその唸り声で周りの人も目が覚めてしまうほどだったから、睡眠薬のお世話にもなったりした。手術の翌日は点滴だけだったが、二日目からは普通に食事、シャワー入浴も可で、見舞い客はみんなあまりの普通さに驚くほど元気だった。日中はポロシャツにフリースのトレーナー姿で過ごしていたから病人には見えなかったと思う。椅子に座っている方が楽なのでお客さんをベッドに上げておしゃべりしていた。手術だけで済んだのだったらどんなに良かったことか…。
退院して一週間後に外来診察を受け、初回の治療予定が決まった。そして4月25日入院26,27と治療し28日に退院した。25日には血液検査とレントゲン検査を受けた。26日は午前中から点滴投与が始まり7時間くらい掛かった。27日は少し量が減って5時間くらいで終わった。26日の抗がん剤は何だったのか分からないがポンプを経由し、自動血圧測定器と心拍測定器をつけてのかなり神経を使った点滴だった。27日は通常の点滴でデカドロン、タキソール、カルボメルクといった抗がん剤に併せて、バスター、アタラックスPの胃粘膜保護剤や抗生物質のセロトーンなどが投与された。入院中は特に副作用的なものはなくて、これなら大したことないなと思った。28日は吐き気止めの点滴を受けて昼前に退院した。









