【縁(エニシ)の導き】
"黄色巨大戦艦ヤマト Azマーニ提督"
"うふふふ Aki"
"シミジミDrinker Yuko"
"オセロ=パダワン まいうー"
"おむすびジェダイマスター 餅△"
"セルフ携帯キラー ONO"
・・・四万十の白い悪魔"ダンサー"を駆り、数々の強敵と戦い抜いた修羅の日々も、今は昔。
吾輩も後遺症から立ち直り、穏やかな日常が帰ってきた。
そんなとある日曜日の事・・・
**********************
起床後、布団を干す。
シャワー浴びて、さっぱりした所で、
布団を敷き直し、再度惰眠を貪り直す。
いつものように、日曜を平和に過ごす吾輩。
「ム・・・?」
眼の片隅に何かがピカピカ光るものが映る。
吾輩の携帯である。
ちなみに吾輩の携帯は、着信するも鳴りも震えもしない仕様である。
うるさいのは嫌いであるし、どうせ気付かないからだ。
「気付いたらかけなおす」と言うのが常。吾輩にリアルタイムでキャッチさせる為には、電波の他に、「出ろ!」という気合または念を送る必要がある訳だ。
惰眠を貪る吾輩に気付かせるとは、この電話のかけ主、只者ではない。
--------------------------
吾輩電話を取る。
??「もしもし、吾輩?ひさしぶり~覚えとる?Mやけど。」
男である。
まあ女性から電話が掛かるなどほとんど無いゆえ、そらそうであろう。
だが、たーまにはしっとりとしたラブロマンスの一つも無いもんかのぅ・・・と吾輩常々思うのだが、「役者が違う」とはこの事か、ラブロマンスの人生ドラマ出演依頼があった試しも無い。
今後に期待、であるが今までの実績をみると期待薄、しかし諦めたら人間そこまでである、が「男は引き際」とも言う訳で、とは言うものの「野球は九回二アウトにこそドラマが待っている」のである、では何か?人生九回二アウトまで何も無いと言う事なのだろうか・・・鬱。
・・・さて、世に隠す事無く珍しい吾輩の名前ではあるまいし、巷に溢れる"M"とだけ言われても、分からん。まして吾輩、人の名前覚えるの苦手である。
『えーとすいませんがどちらの"M"さんですか?』・・・と聞きたい所であるが、相手の話し方から察するにかなり吾輩に親しさを抱いてくれておる様子。
もし仮に吾輩が相手の立場だとして、親しみを感じて電話した折に『誰です?』とか言われたら『○○の吾輩です』・・・とか説明しながらも地味に結構ショックである。
ぬう・・・聞けん。
吾輩「おお、ひさしぶりやね。元気でやっとるかね?」(さてどうしたもんか?)
M「おう。元気元気。」
吾輩「いつ以来やったかな?」(まずはジャブ)
M「そうやなぁ、二年振りかなぁ。」
吾輩「おお、そうそう。Mって今何しよるん?」
(二年振りという事は、まず東京周りの知り合いではない)
M「今岡山におるんよ~。」
吾輩「へー、そうなんや。」(岡山!それに『・・・よ~』って・・・伊予弁だ。)
・・・と手探り問答を繰り返す事、幾度か。
相手が判明。高校の同級生のM君であった。
確かに二年振り、懐かしい。高校の思い出がふわりと思い出される。
東京に出てきてたのだが、愛媛に戻ったと聞いている。そして今は岡山に勤めてるそうな。
電話は嬉しいのだが、なぜだろう?
M「そうそう、吾輩さ、GWに四万十川行ってた?」
吾輩「ヴ…う、うん。え?何で?何で知ってるん?見た?」(ぬぉ・・・何故???)
M「いやTV付けて他の事しよったんじゃけど、なーんか聞いた事ある声が聞こえるなーと思ってTVみたら、何か旅番組かなんかの再放送で、吾輩によぅ似た奴が出てたんよ。吾輩なんか痩せた?まあ、でも顔も髪型も声もそのままやったからなぁ(笑) それで電話してみたんよ。」
(;゜д゜)ァ....アレだ・・・そうアレ・・・「トロッコ電車での山陽放送インタビュー」
吾輩、山陽放送が映る地域に知り合いが居らんかったので、あれがどう使われたのか確認する術がなく、もう忘れかけておった。
M「なんか、ご家族で良いですねとか言われてたやん(笑」
ぬあ・・・アレもですか・・・。我ら一行もきちんと山陽放送デビュー完了、吾輩の弁明も含めてほとんどと使われてたようである。
・・・その後、M君としばし旧交を温め、再会を誓い、電話を置いた。
--------------------------
**********************
たまたま選んだ行き先
たまたま吾輩に回った指定席
たまたま居合わせた取材スタッフ
たまたまM君が付けていたTV
たまたまその時間に再放送されていた旅番組
たまたまM君が掛けた電話
たまたま吾輩取れた電話
全ての因果が繋がって、
吾輩とM君を二年振りの出会いに導いたのである。
誠、縁は異なもの味なもの。
"黄色巨大戦艦ヤマト Azマーニ提督"
"うふふふ Aki"
"シミジミDrinker Yuko"
"オセロ=パダワン まいうー"
"おむすびジェダイマスター 餅△"
"セルフ携帯キラー ONO"
・・・四万十の白い悪魔"ダンサー"を駆り、数々の強敵と戦い抜いた修羅の日々も、今は昔。
吾輩も後遺症から立ち直り、穏やかな日常が帰ってきた。
そんなとある日曜日の事・・・
**********************
起床後、布団を干す。
シャワー浴びて、さっぱりした所で、
布団を敷き直し、再度惰眠を貪り直す。
いつものように、日曜を平和に過ごす吾輩。
「ム・・・?」
眼の片隅に何かがピカピカ光るものが映る。
吾輩の携帯である。
ちなみに吾輩の携帯は、着信するも鳴りも震えもしない仕様である。
うるさいのは嫌いであるし、どうせ気付かないからだ。
「気付いたらかけなおす」と言うのが常。吾輩にリアルタイムでキャッチさせる為には、電波の他に、「出ろ!」という気合または念を送る必要がある訳だ。
惰眠を貪る吾輩に気付かせるとは、この電話のかけ主、只者ではない。
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吾輩電話を取る。
??「もしもし、吾輩?ひさしぶり~覚えとる?Mやけど。」
男である。
まあ女性から電話が掛かるなどほとんど無いゆえ、そらそうであろう。
だが、たーまにはしっとりとしたラブロマンスの一つも無いもんかのぅ・・・と吾輩常々思うのだが、「役者が違う」とはこの事か、ラブロマンスの人生ドラマ出演依頼があった試しも無い。
今後に期待、であるが今までの実績をみると期待薄、しかし諦めたら人間そこまでである、が「男は引き際」とも言う訳で、とは言うものの「野球は九回二アウトにこそドラマが待っている」のである、では何か?人生九回二アウトまで何も無いと言う事なのだろうか・・・鬱。
・・・さて、世に隠す事無く珍しい吾輩の名前ではあるまいし、巷に溢れる"M"とだけ言われても、分からん。まして吾輩、人の名前覚えるの苦手である。
『えーとすいませんがどちらの"M"さんですか?』・・・と聞きたい所であるが、相手の話し方から察するにかなり吾輩に親しさを抱いてくれておる様子。
もし仮に吾輩が相手の立場だとして、親しみを感じて電話した折に『誰です?』とか言われたら『○○の吾輩です』・・・とか説明しながらも地味に結構ショックである。
ぬう・・・聞けん。
吾輩「おお、ひさしぶりやね。元気でやっとるかね?」(さてどうしたもんか?)
M「おう。元気元気。」
吾輩「いつ以来やったかな?」(まずはジャブ)
M「そうやなぁ、二年振りかなぁ。」
吾輩「おお、そうそう。Mって今何しよるん?」
(二年振りという事は、まず東京周りの知り合いではない)
M「今岡山におるんよ~。」
吾輩「へー、そうなんや。」(岡山!それに『・・・よ~』って・・・伊予弁だ。)
・・・と手探り問答を繰り返す事、幾度か。
相手が判明。高校の同級生のM君であった。
確かに二年振り、懐かしい。高校の思い出がふわりと思い出される。
東京に出てきてたのだが、愛媛に戻ったと聞いている。そして今は岡山に勤めてるそうな。
電話は嬉しいのだが、なぜだろう?
M「そうそう、吾輩さ、GWに四万十川行ってた?」
吾輩「ヴ…う、うん。え?何で?何で知ってるん?見た?」(ぬぉ・・・何故???)
M「いやTV付けて他の事しよったんじゃけど、なーんか聞いた事ある声が聞こえるなーと思ってTVみたら、何か旅番組かなんかの再放送で、吾輩によぅ似た奴が出てたんよ。吾輩なんか痩せた?まあ、でも顔も髪型も声もそのままやったからなぁ(笑) それで電話してみたんよ。」
(;゜д゜)ァ....アレだ・・・そうアレ・・・「トロッコ電車での山陽放送インタビュー」
吾輩、山陽放送が映る地域に知り合いが居らんかったので、あれがどう使われたのか確認する術がなく、もう忘れかけておった。
M「なんか、ご家族で良いですねとか言われてたやん(笑」
ぬあ・・・アレもですか・・・。我ら一行もきちんと山陽放送デビュー完了、吾輩の弁明も含めてほとんどと使われてたようである。
・・・その後、M君としばし旧交を温め、再会を誓い、電話を置いた。
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たまたま選んだ行き先
たまたま吾輩に回った指定席
たまたま居合わせた取材スタッフ
たまたまM君が付けていたTV
たまたまその時間に再放送されていた旅番組
たまたまM君が掛けた電話
たまたま吾輩取れた電話
全ての因果が繋がって、
吾輩とM君を二年振りの出会いに導いたのである。
誠、縁は異なもの味なもの。