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おふろさんVSskrtさん

2016-12-20 16:51:21 | 日記

 

8月28日(日)19時~

 

対抗型の一戦。

後手の振り飛車に対して先手がどう受けて立つか。

厚みを重視した先手の構想、中盤戦において

軽快な捌きを狙った後手の動きに注目です。

 

先手 おふろさん

後手 skrtさん

 

▲76歩△34歩▲66歩△44歩▲48銀

△32銀▲68玉△42飛(図)

 

▲66歩と止め、振り飛車の可能性もありましたが

△44歩を見て▲48銀と上がり居飛車模様に。

△42飛と回り、戦型は「四間飛車」に。

しばらくは持久戦模様の駒組みが続きます。

 

▲46歩△43銀▲47銀△62玉▲77角

△94歩▲96歩△72銀▲78玉△71玉▲88玉

△82玉▲78銀△52金左▲58金右△64歩▲86歩(図)

 

 

双方穴熊も考えられたが、美濃囲いVS美濃囲いに。

通常、対四間飛車に美濃囲いはバランスが悪い

(△84歩~△73桂・△85歩の仕掛けが対策として有力)

とされてますが本局の場合、

・▲66歩と止めている

・腰掛け銀の構えなので手厚く組める

などのポイントを踏まえると安全かつ十分に戦える駒組み。

 

 

△54歩(図)

 

代えて△54銀は▲48飛と回れば△45歩は受かる。

△54歩と突き、低い構えからの捌きを狙いに行きます。

 

▲48飛△74歩▲87銀△84歩▲78金

△63金▲36歩(図)

 

△14歩(図)

 

先手が2筋を保留していることに着眼し、

△14歩と突き△13角の変化球を用意。

ここは相手の歩調に合わせます。

 

▲16歩(図)

 

抜かりのない一手で、△13角には

▲16歩を用意。簡単に狙いを実現させません。

現状は互いに仕掛けが難しく、手が出しづらい。

のちの戦いに備え、後手は囲いを発展させます。

 

△73桂▲67金右△83銀▲37桂(図)

 

先手と同様、銀冠を目指します。

しかし、▲37桂を見た瞬間、後手の目が光りました。

 

△32飛(図)

 

この飛車回りが▲37桂を咎めにいく機敏な一手。

△35歩からの交換が受からず、1歩を手にし

浮き飛車に構えれば捌きを狙いやすくなります。

対する先手、△32飛の瞬間に生じたスキを見抜き、

三手一組の順で駒を前進させます。

 

▲65歩△同桂▲66角(図)

 

あえて桂を跳ねさせて▲66角と出るのが

後手に負けない機敏な組み立て。

これにより、将来的に▲85歩~▲84歩と

玉頭を狙える攻撃が可能になりました。

対する後手、現状△61金が離れ駒ですが

玉頭攻めに対して△72銀と引く余地を考えて

このまま積極的に動きます。

 

△55歩▲同角△54銀▲66角△35歩

▲同歩△同飛(図)

 

5筋を突き捨て、△43銀を前進させて

▲66角をいつでも狙えるように銀を前進させます。

ついで3筋の交換、飛車が軽くなりました。

ただ、もう少し戦いの幅を広げる考えならば

 

△55歩▲同角に、△54銀に代えて

 

△35歩(図)

 

このように十字飛車を狙うのはどうか。

先手はこの瞬間に反撃を繰り出したいが、

△36歩と取り込んだ手が桂取りになるのが

後手の主張です。

局面を戻します。

 

本譜の順をたどります。

 

▲36歩△34飛▲45歩(図)

 

△55歩(図)

 

▲45歩に対して△55歩と打ち、4筋をガード。

先手としては4筋に活を見出したいので

銀の活躍に期待したい。ただ現状、すぐには

△36飛と走られるので、工夫を施します。

 

▲44歩△同飛▲46銀(図)

 

△55歩の効果により▲66角は遮断されていますが

飛車・銀・桂馬を兵力としているので迫力は十分。

対する後手、現状では△22角が捌きに参加しづらい。

活を入れ、先手に負けない兵力で対抗します。

 

△13角(図)

 

▲45歩△24飛▲28飛(図)

 

▲45歩は、振り飛車にとっては「打たせた」

意味合いが強い。▲48飛をすこしでも

重くさせようとする狙いがあります。

△24飛に▲28飛と回り、歩調を合わせて対抗。

しかし、次に恐ろしい狙いを秘めていました。

 

△72金▲35銀(図)

 

△72金は自然な一手だが、▲35銀が

一瞬で飛車を逮捕する痛烈な一手。

早くも先手が大きな戦果を挙げました。

戻って、

 

一旦△34飛と回るのはどうか。

▲35歩は下段まで引き、次に△36歩を狙う。

▲35銀も同様、次に△46歩を狙います。

また、もう少し激しく動くのならば

 

ここで▲45歩と打った手に対して、

△47歩(図)はどうか。

 

▲同飛は△24飛と回り、2筋が受からない。

▲44歩から飛車を刺し違えるのは

 

△48歩成▲41飛(図)

 

△72銀(図)

 

△72金ではなく、あえて△72銀と引いてみる。

これにより▲85歩~▲84歩の厳しさを

軽減させています。

図の局面は難解。一つの変化としては有力です。

本譜に戻します。

 

△25飛▲同桂△35角▲同歩△46歩

▲22飛△13桂▲33桂成△25桂▲61角(図)

 

大駒を見切り、△46歩にすべてを懸けますが

最後の▲61角が厳しい一手。

△47歩成が自陣に迫る前に、最短で後手玉を目指します。

 

△73銀▲25角成△75歩▲56歩△同歩

▲75角△77歩▲68金寄△55銀▲61馬(図)

 

△47歩成▲39角△78歩成▲同金△74歩(図)

 

▲39角はつぎに▲75桂のスペースを空けたのが

ひとつの狙い。対する後手の△78歩成~△74歩は

それを防いだもので、全力で粘りを強化させています。

しかし、ここで後手陣を揺るがす急所の攻撃がありました。

 

▲85歩△57歩成▲84歩△同銀左▲85歩(図)

 

▲61馬・▲22飛が△72金に狙いを定めているので

8筋を攻めるのがもっとも厳しい攻め。

対する後手、ここにきては防ぎきるのは難しい。

と金を間に合わせるべく、

最後の勝負に打って出ます。

 

△67と▲84歩△78と▲同飛△62金打(図)

 

ここから先手が鮮やかに後手玉に迫ります。

 

▲83歩成△同玉▲84歩△73玉

▲85桂△82玉▲83銀△81玉▲72馬

△同金▲同飛成(図)

 

図の局面で終局となりました。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

本局は、序盤の双方の工夫が施された駒組み、

中盤での小競り合いが対抗型を指される方に

参考になる将棋だと思います。

特に▲37桂を見ての△32飛、

△14歩~△13角は是非とも覚えていただきたい

視野を広げる攻め筋です。

終盤は、堅陣に見えた後手陣を的確に攻略した

先手の鋭さが光りました。

 

おふろさん、skrtさん、対局お疲れ様でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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