douce vie

現代アートを中心に、色々と考えた事とかを日々綴っています。主に関西の展覧会の感想なども書いております。

『モンパルナスの灯』

2006-05-09 | 映画
モンパルナスの灯 ジャック・ベッケル監督 フランス 1958

エコール・ド・パリの画家モジリアニの晩年を描いた映画。
貧困と病で若くして亡くなったモジリアニを
ジェラール・フィリップが演じている。

実際にモジリアニはとても美男子だったらしく、
さらに才能を認められず病で夭折なんて加わったら充分にドラマ的。

どうも芸術家というのは算盤をはじくものではないという
固定概念があって、まあ実際にそうかもしれないのだけど、
お金なんか二の次で描きたいものを描くんだ、みたいな理想像がある。
この辺りの生活と理想のバランスがなんとも歯痒い。

金も大事だと思いつつも、この映画の最後の画商には嫌悪感を感じる。
実際にモジリアニの葬儀に画商はほとんどいなかったらしい。
絵を買いに走っていて。


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