「免定 ② 」第一頁、上の十~十一行目
解読 弐つ弐分 用水なし
高 弐石壱斗九升四合 田方毛附
取 四斗八升弐合
説明 十行目の右上に印を押している箇所は読めませんが、「弐ツ弐分」と書いています。つまり、免の率は、二割二分と言う事です。 「用水なし」・・・潅漑用の水が無いと言う意味か。水無しで稲が作れるのか、疑問ですが。(陸稲という品種もありますが。) 「田方毛附」・・・田の稲の穂の実りの事。 計算式は、2.194×0.22=0.482・・・四斗八升二合が年貢の納付額。水の無い田の事ですから、率を低くしてくれたと言う事になります。