「漂流外国物語」第百ページ、上の三~四行目
解読 御乗組之屋形船三艘唐船江御越被成唐人
不残御改何角ハ不存候得共金ニ而拵候壱尺四五(寸)
読み お乗り組みの屋形船三艘、唐船へお越し成され、唐人
残らずお改め、何かどは存ぜず候らえども、金にて拵え候一尺四五(寸)
説明 「御乗組之」・・・ここは易しいと思います。 「屋形船」・・・「屋」が分かりにくい。 「御越被成」・・・お越し成され。 「唐人」・・・「唐」が読みにくい。回数で覚えましょう。 「不残」・・・残らず。 「御改」・・・お改め。これも難解です。取り調べる事。 「何角ハ」・・・何かどは。何彼とは。 「不存候得共」・・・存ぜず候らえども。読むのは難しい。 「金」・・・欠けていて読むのは困難。推定します。 「壱尺四五寸」・・・「尺」が分かりにくい。「寸」は次行です。