V-Picksというアクリル素材のギターピックがあるというので一枚入手してみた。
今から35年ほど前、私くらいの世代であれば、中学生の頃、技術の授業で2サイクルエンジンの仕組みを学んだことがあるはずだ。アクリル板をカットしてシリンダとピストンを作り、動かしながら吸気・圧縮・膨張・排気の行程を確認してみたりと、今となっては懐かしい思い出だが、この授業はもうずいぶん前に中学校の教育課程からはずされてしまったのだそうだ。
授業中に私が夢中になったのは、余ったアクリル板を切り出してギターピックを作ることだった。持つところは厚めにして弦を当てるところは薄くしてエッジはなめらかになどと、子どもながらに色々と工夫をこらしたつもりで、実際そこらに売っているセルロイド系のピックよりは弾きやすかった記憶がある。だがしかし、引っ越しを何度かしているたびにどこかにいってしまって、残念ながら今は私の手元にはないため、ここに画像をアップできないことが残念で仕方がない。
V-Picksは種類が色々あって何が自分に一番しっくりくるのかはよくわからないが、今回手に入れたのは薄目のピックだったので、他のピックと比べても弾き心地はそれほど変わらない印象。もう少し厚めのものにすれば、子供の頃に自分が作ったピックの弾き心地に近いかもしれない。