団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

インドネシア新幹線

2017年04月08日 | 自転車・公共交通

  冷水を浴びせられたようで、悔しい思いをしたインドネシアの新幹線が、予想通り、中断したままになっているようです。

  何時もの、宮崎さんが、何時もとは違って長文で詳しく書いてくれています。

 宮崎正弘の国際ニュース・ 早読みより   平成29年(2017)3月31日(金曜日) 通算第5247号 <前日発行>

 宮崎正弘の国際ニュース・早読み  <中国の外貨送金規制強化で海外プロジェクトに暗雲

 中国の外貨送金規制強化で海外プロジェクトに暗雲
  となると「一帯一路」(シルクロード構想)は危なっかしいナ

 中国の大風呂敷は数々あれど、こういう詐欺まがいの遣り方も近年は顕著となった。
 例のジャカルタとバンドンを結ぶ「インドネシア新幹線」プロジェクトを、日本から横取りして融資も付けますと言いながら、いざ昨年にスタートしてみると、工事開始から一年以上を経過してガツンと行き詰まり、おそらく中断に追い込まれるだろう。

 この醜態は中国が造ってみせると豪語した「ニカラグア運河」挫折の二の舞である。ニカラグアは香港の請負業者の資金繰りが続かず工事中断のままとなっている。パナマ運河を凌駕する新運河、なるほど世紀の法螺話だった。

 さてジャカルタからバンドンまで実地踏査して地勢を調べ、完璧なフィージビリティスタディを三億円かけて作成し、その詳細で精密な報告書を日本側はインドネシア政府に提出し、入札は間違いないと言われた。
このプロジェクト調査が開始されたのはユドヨノ前政権時代だった。
 
 ジョコ新政権となって、締め切り直前に応札してきた中国は、日本が作成した報告書とほぼ同じものの中国語を提出し(インドネシア語の翻訳版はなかった)、強引に割り込んだ。なぜ日本の報告書がかれらにわたっていたのかは、ミステリーである。

 ともかく土壇場で日本を蹴飛ばして中国に寝返ったインドネシア政府としては、いまさら日本に再依頼はできず、また日本側も企業連合は解散しているから、再び受諾する気持が萎えてしまった。
国際入札の難しさは技術や金融条件も大事だが、その国の政権にいかに食い込むかである。

 ジャカルターバンドン間を走る列車は、筆者も四年ほど前に乗ったことがあるが、揺れが激しいけれども沿線風景は起伏に富み、風景が豊かである。
田園、山岳、渓谷をぬけ、五時間ほどかかるが、旅愁を誘う旅ができる。率直に言って平行したバス路線もあり、新幹線は必要ないように思えた。

 第二の都市バンドンは美しい学園都市である。
またリゾート地も兼ねており、のんびりした町を歩くと辻々に画廊があったり、時間の流れもゆったりとしている。洒落れたカフェ、画材屋。大通りを女子学生が談笑しながら通っていく。
下町へ行くと猥雑で、並べられた商品も殆どが中国製だった。

 1955年、このバンドンでアジア非同盟会議を開催したのは当時のスカルノ大統領だった。その国際会議場はいまも観光スポットとして保存されており、観覧自由。スカルノの蝋人形がある。

 このジャカルターバンドン新幹線の工事遅延は、土地の買収が進んでいないため中国が融資の実行をしないからだと理屈が述べられている。

 当初、土地収用予定価格は1億5000万ドルだった。総工費51億ドルの75%を中国の開発銀行が用立てる約束だった。しかし案の定、買収予定地は計画を知った地主らが、値上げ期待のため売却に応じないうえ、起点の駅、操車場予定の土地にはインドネシア空軍基地がある。


 ▼中国からのドル流出がとまった?

 裏の理由は中国が外貨流出を防ぐため、5000万ドル以上の物件を許可しなくなったことが挙げられる。
外貨による貸し付けは中国が自慢する対外債権になる筈だが、中国の切迫した外貨準備状態から判断すれば、貴重なドルを何年も寝かせられないというわけだ。

 中国の外貨送金規制強化で海外プロジェクトに暗雲が広がり、世界各地でプロジェクトが頓挫しはじめた。こうなると習近平の唱える「一帯一路」(シルクロード構想)は危なっかしい。

 インドネシアに当初、中国が示していた条件は五年据え置き、超低金利だった。だれがみても採算は取れない赤字プロジェクトを、習近平の鶴の一声で国有企業が受注するのは上から絶対的な命令だったのだ。


 ▼ジャカルタの渋滞緩和にMRT

 近年、急速なモータリゼーションの波にのまれて、交通渋滞に悲鳴を挙げるインドネシアは、とくに首都ジャカルタにMRTを建設している。27キロの環状線である。
どちらかと言えば、首都のMRT建設のほうが、2019年に再選を控えるジョコ大統領にとっては優先課題である。

 いま工事完成が間近いのはジャワ島横断ハイウェイで、こちらは英国が請け負ったこともあるが、1997年のアジア通貨危機に遭遇して中断され、20年ぶりに完成に漕ぎ着ける。

 もう一つ、目玉プロジェクトして浮上してきたのがジャカルタースラバヤ間685キロを結ぶ高速鉄道プロジェクトだ。
これもまた日本がフィージビリティスタディを済ませており、現在12時間かかっている路線を五時間にする近代化工事。
総工費250億ドル、沿線の988の踏切を立体化する工事も含まれ、ファイナンスを如何にするかが大問題だという。

  早く中韓を崩壊させれば、危険な高速鉄道で邪魔をする国が無くなり、世界の新幹線網は日本でということになりそうです。
  あの素晴らしい新幹線が、世界を結ぶ時が来るなんてことになるのじゃないでしょうか。これは、ありそうな気がします。

そんな時代を見たいものです!
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