団塊の世代のつぶやき

誇れる日本を取り戻そう

★直き心

2009年01月04日 | 誇れる日本

  戦後の教育や企業主体の金が一番というシステムがこれはおかしいのと違うかと考えさせてくれたのが去年の金融危機からの急激な不況だったような気がします。
  昨日も取り上げた人口減を契機に戦後の日本を見直すべきときが来ていると思うのですが、それではどうすれば良いのかと言われると、これだと言う解決策を思いつけないじれったさがあります。

  そんな中、何時ものJapan on the Globe 国際派日本人養成講座にヒントになるような言葉がありました。

  「直き心」の日本文明

  ・・・略

  8.「日本のこころ」のあり方を示す「日本国の象徴」 

 こうした「直き心」を、中西輝政教授は日本文明の大きな特徴として捉えている。日本ではつねに「正直できれいな心」「裏表のない心根」という、独特な心のあり方が求められる。さらには「素直で争いごとを好まない」「黙々と努力する」「約束を守る」などといった、「心の清潔さ」に大きな価値が与えられてきた。これを古い時代には「明(あか)き清き心」「直き心」と呼んだ。

 これこそ日本文明の大きな特徴であり、このような「心のあり方」に重要な価値を置く文明はほかには見あたらない。・・・この国には、一人ひとりが自らの内面を大切にし、「心の清潔さを保つことこそ、幸福を招き、社会を平穏にするもとである」と考える、確かな伝統があるのである。・・・

 そしてこうした「日本のこころ」のあり方を、目に見えるかたちでもっともはっきりと示すもの、それが天皇なのである。 [1,p18]

 「日本のこころ」のあり方を目に見えるかたちで示す。これが天皇を「日本国の象徴」とすることであるとしたら、その「象徴」の意味はとてつもなく重い。

 9.「日本が世界に良い影響を与えている」

 「お金を拾ったら警察に届ける」と言う日本人が、スペイン人、アラブ人、ロシア人などから「ナイーブすぎる」「バカだ」「どうして警察が信用できる?」と集中砲火を浴びせられる。これが現代の国際社会の縮図であろう。

 こんな国際社会の中で生きていくためには、「直き心」を捨て去って、嘘をついても、人を騙しても、自分の利益を守っていかなければならないのか。中西輝政教授はこう語る。

 よく日本人は「外交下手」といわれるが、これは私の見るところ、深い意味で「仕方のないこと」なのである。なぜならそれはこの国の本質、日本文明の核心に関わる欠点だからである。そして深いレベルでは「外交下手」は、むしろ日本の誇りでさえある、といえるかもしれない。[1,p32]

 確かに相手国を騙して利益を得る外交も、短期的には成り立つだろう。しかし、相手国も馬鹿ではない。長年付き合っていれば、信頼できる国かどうかは、いずれ分かってしまうものだ。

 最近、読売新聞などが行った「アジア7か国世論調査」では「日本がアジアの一員として、アジア発展のために積極的な役割を果たしている」「日本が世界に良い影響を与えている」という声が圧倒的だった。[e]

 我々は、もっと自信を持って、我々なりの「直き心」を持って、国際社会に対すべきではないか。それが波風の絶えない国際社会を「和らげ調え」る事につながるだろう。

 そしてその「直き心」は過度の物質主義、性急な進歩主義、そして模倣の個人主義といった「精神のバブル」から我々を目覚めさせ、安らかな幸福へと導くであろう。

 我々は有史以来、「直き心」を持って「和らげ調えてしろしめす」天皇を国民統合の象徴として戴いてきた国民なのである。文責:伊勢雅臣)・・・以下略

  やはり日本の常識は世界の非常識のようです。しかし、この非常識は誇っても良い非常識でしょう。この非常識を世界に広めることこそ日本の進む道なのかもしれません。
  小さな極東の島国が長い歴史の間に培った「直き心」は世界を導くために神が大事に育ててきたものだったとすればそれを世界に広める強い心が必要とされるでしょう。その心が今の日本にあるとは思えないのが悲しいところですが、もう一度その心を取り戻せるチャンスはまだありそうな気がします。

チョッと甘すぎますか!